クリニックスタッフに人気の研修・嫌われる研修って?違いはどこにある?

スタッフ研修を用意しているクリニックは数多く存在します。しかし、研修の内容によっては、スタッフから「このままここで働き続けたくない」「このクリニックを選んだのは間違いだった」と思われてしまう可能性があります。

では、スタッフから歓迎される研修と、そうでない研修にはどういった違いがあるのでしょうか?解説していきます。

目次
  1. スタッフから歓迎されない研修とは?
    1. 形だけの研修制度である
    2. なぜ研修が必要なのか?の説明がない
    3. 教える側が信頼されていない
  2. スタッフから歓迎される研修とは?
    1. 外部の専門家による研修で、わかりやすく、楽しく学べる
    2. スキルアップ、キャリアアップに確実につながる
  3. 「必要な研修」「有効な方法」について今一度考えてみよう

スタッフから歓迎されない研修とは?

まずは、スタッフから歓迎されない研修の特徴をみていきます。

形だけの研修制度である

研修制度、研修内容に対してスタッフがネガティブな感情を抱く原因としてまず考えられるのは、「形だけの研修で中身が充実していない」ということです。

たとえば、一般的な研修では、特に未経験のスタッフに対しては、最初は一つひとつ順を追って説明していくものですが、そうではなく、マニュアルが用意されていて「その通りにやってくれたらいいから」ということでは、およそ「研修」とは呼べません。また、毎年の研修であっても、「毎年恒例だから」と形だけ実施している場合があるでしょう。

クリニック側がそうした姿勢でありながら、オープニング研修などで、研修期間中ということで給料が安ければ、「なんのための研修なの?」と思われて当然です。

なぜ研修が必要なのか?の説明がない

研修というものに対して、「面倒だけど受けないと働き続けられないから」という考えを抱いているスタッフは多いです。しかし実際のところ、スタッフの仕事ぶりが十分ではないために研修を実施している場合も多々あるでしょう。

しかし、「現状、足りていない知識やスキルを補うための研修です」とだけ伝えても、「他のスタッフはできていなくても自分はできている」と思うスタッフもいれば、「頭ではわかっていることだから、研修までする必要はない」と考えるスタッフもいるかもしれません。

そうした事態を防ぐためにも、「足りていない」ことを数字などで示すと同時に、改善目標も掲げたうえで研修を行うことが望ましいといえます。

教える側が信頼されていない

人が物事を学ぶにあたっては、信頼している・尊敬している人から教わるか、そうではない人から教わるかによって、学びに対する気持ちが大きく変わります。たとえば、日ごろからスタッフに冷たく当たっている先輩看護士が研修を担当するとなると、多くの新人たちはイヤな気持ちしか抱かないものです。

それを防ぐためには、日ごろからみんなが気持ちよく働ける環境作りを大切にすることが必要です。もしくは、既にスタッフ間の仲が悪くどうしようもない状態なのであれば、快適な職場環境を作る努力も続けながらも、研修は外部の人材に依頼してもいいでしょう。

スタッフから歓迎される研修とは?

続いては、スタッフから歓迎される研修の特徴をみていきます。

外部の専門家による研修で、わかりやすく、楽しく学べる

接遇研修などに関しては、専門の業者に依頼するのが得策です。事前にクリニックのニーズを聴き取ったうえで、ロールプレイングなども交えながら研修を行ってくれるため、受講者たちは楽しく学べるうえ、「わかりやすい」「身になった」と感じやすいでしょう。

ただし、専門家に依頼すると費用が高くなるので、複数の業者を比較検討するなどして、クリニックの負担を少しでも軽減させるといいでしょう。

スキルアップ、キャリアアップに確実につながる

研修後のスキルアップ査定でスキルアップが認められれば、時給が上がったり、任せてもらえる仕事が増えたりするとなると、多くのスタッフは研修に対して高いモチベーションを保てます。

また、外部機関での研修をサポートする制度があれば、キャリアアップに対して意欲的なスタッフは、「研修を受けさせてくれるクリニックに恩返ししたい」と日ごろの業務に対しても意欲的に取り組んでくれる傾向にあります。

そうしたスタッフは、結果的に「もっと自分の力を試したい」と転職する可能性もありますが、クリニックのことを決して悪くは思わないため、医療従事者の間でのよい口コミにつながりやすく、結果としてクリニックの評価が上がる可能性が高いといえます。

「必要な研修」「有効な方法」について今一度考えてみよう

せっかく時間を割いて研修を実施しても、スタッフから「面倒くさい」「やっても何も変わらないのに」と思われているようでは、実施する意味がほとんどありません。

しかし実際のところこのケースは多いので、「自院にとって研修は本当に必要なのか?」「どんな研修があればもっと業務を効率化できるのか」「誰に研修を担当してもらうと、スタッフは高いモチベーションを持って研修に挑めるのか」などを今一度考えてみることをおすすめします。

また、「研修」とひとことに言っても、たとえば、入職前後に行う「新人研修」と毎月実施する「レセプト研修」では内容もやりかたもまったく異なりますし、クリニックによっては、それらの研修を行う必要がないこともあるでしょう。

また、マニュアルを作成することで研修の代わりとなる場合もあるので、自院にとってベストな方法を模索してみてくださいね。

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執筆 CLIUS(クリアス )

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