訪問看護師が辞める理由は?

超高齢化社会に突入したこともあり、訪問看護師のニーズは以前に増して増えています。しかし、職場によっては人手が足りないどころか、働いている訪問看護師から退職願を出されることもあります。では、訪問看護師が仕事を辞める理由としてはどんなことが考えられるのでしょうか? 詳しくみていきましょう。

目次
  1. 訪問看護師が退職を希望する理由は?
    1. 肉体的負担が大きい
    2. 心理的負担が大きい
    3. 責任が大きい
    4. 職場の人間関係、連携先との人間関係
    5. 給与や待遇に不満がある
    6. オンコール対応が多い場合がある
    7. キャリアアップが期待できない場合がある
  2. 訪問看護師の「辞めたい」を防ぐ方法は?
    1. モチベーションが低い求職者を選ばない
    2. 職場内のコミュニケーションを活性化させる
    3. 働き方の改善を図る
    4. 教育体制の強化、スキルアップのサポート
  3. 訪問看護師が現代社会で果たす役割は大きい

訪問看護師が退職を希望する理由は?

まずは本題。訪問看護師が退職を希望する理由として考えられることをピックアップしていきます。

肉体的負担が大きい

訪問看護師の仕事には移動がつきものです。そのぶん体力を奪われます。また、訪問先によっては、「利用者がベッドではなく布団を使用していて、起き上がらせるのも一苦労」「真夏でもクーラーが効いていなくてじっとしていても汗をかく」といったこともありえます。そのため、「医療機関勤務ならこんなことはないのに……」と感じる訪問看護師も多いかもしれません。

心理的負担が大きい

医療機関勤務なら、どんな空間でどんな業務をこなすかが予めわかっています。しかし、訪問看護の仕事はそうではありません。清潔感に欠ける訪問先を任されることもあれば、利用者やその家族から思わぬ要望を告げられることもあるでしょう。しかも、それにどう対処すればいいのかを、基本的には自分で判断しなければなりません。その心理的負担が大きいことから、辞めたいと考えるようになることもあるでしょう。

責任が大きい

訪問看護師は医師の指示に沿って仕事しますが、医師もその場にいるわけではないので、利用者の状態がいつもと異なる場合や緊急事態など、自らの判断で処置をおこなわなければならない可能性もゼロではありません。そのため、自分には荷が大きいと感じて、仕事を辞めたくなる場合もあるでしょう。

職場の人間関係、連携先との人間関係

訪問看護師は、訪問先ではひとりで仕事することが多いですが、医療はチームプレイなので、職場内の人間や連携先の人間と連携をとりあうことが不可欠です。利用者の状況についての報告はもちろん、ひとりで判断できないことがあったときには、迅速に連絡をとることも必要です。しかし、職場や連携先にウマが合わない人がいた場合、報連相が億劫になることもあるでしょう。しかも、情報を共有した結果、考え方が合わずに言い合いとなることや職場内で孤立してしまうこともあり得ます。そうなると、「もっと気持ちよく働ける環境に身を置きたい」と退職を考える可能性が高いです。

給与や待遇に不満がある

基本給や勤務条件は求人票に記されているので、どのくらい稼げるか、どんな条件が提示されているかには納得しているはずなのに、給与や待遇に不満があって辞める訪問看護師がいます。なぜかというと、「実際に働き始めたら想像よりも大変な仕事で給与が割に合わないと感じた」「時間内に仕事を終わらせられなくて定時で上がれない」などといったことがあり得るからです。そうなると、給与や待遇がよりよい勤務先に転職を考え始めてもおかしくありません。

オンコール対応が多い場合がある

訪問看護ステーションによっては、オンコール対応が多い場合があります。要介護のレベルが高い利用者が多い訪問看護ステーションなどもあるので仕方のないことですが、プライベートの時間も気が休まらなくて辛いと感じる訪問看護師もいるかもしれません。

キャリアアップが期待できない場合がある

地域に密着している訪問看護ステーションなどが、事業所の管理者や役職が固定されているケースが多いといえます。その場合、多くの看護師は、「いくらがんばっても出世や昇進は期待できないのだな」と考えるので、キャリアアップを希望しているのであれば、いずれ退職を決意するでしょう。

訪問看護師の「辞めたい」を防ぐ方法は?

続いては、訪問看護ステーションをはじめとする、訪問看護師の勤務先が、訪問看護師に定着してもらうためにできることをみていきましょう。

モチベーションが低い求職者を選ばない

どんなに人手が不足していたとしても、モチベーションが低い求職者を採用して、早々に辞められる可能性が高いだけでなく、事業所の評価が下がる可能性も考えられます。そのため、採用面接で相手をしっかりと見極め、事業所と一緒に成長していけそうな人材を選ぶことが大切です。

職場内のコミュニケーションを活性化させる

日ごろから職場内できちんとコミュニケーションをとることを心がけておけば、訪問先で不安なことがあったとき、外部の連携先とうまくいっていないときなども、看護師が一人で悩むことなく相談しやすいでしょう。また、給与や待遇に不満があったときに、「もっとこうしてほしい」も言いやすくなるため、ある日、不満が爆発するということもありません。もちろん、希望通りの給与や待遇を用意できない場合もあって当然ですが、少なくとも、看護師がどんなことに不満を持っているかを知ることで、改善に向けて動くこともできますし、お互いに話し合って妥協点を見つけることもできます。

働き方の改善を図る

看護師から労働条件に関して不満が上がった場合、働き方の改善を考えることが大切です。人手が少ないために、一人ひとりの負担が大きいなら、看護師を増やすために採用活動に力を入れることが必要です。子育て中などの家庭の事情があるため、残業やオンコールに対応できない看護師がいるなら、その希望に耳を傾けるだけでなく、代わりに残業やオンコールを多く引き受けてくれる看護師に手当を弾むことなども検討するといいでしょう。

教育体制の強化、スキルアップのサポート

「利用者やその家族とうまくコミュニケーションがとれない」「時間内に仕事を終わらせることができない」「トラブルがあったときにうまく対処できるか怖い」などの不安は、先輩看護士による現場同行や勉強会の機会を重ねることで、次第に解消されていくものです。また、訪問看護の仕事に役立つ資格を取得することなどは大きな自信につながりやすいので、スキルアップをサポートすることも大切です。

訪問看護師が現代社会で果たす役割は大きい

冒頭で述べた通り、訪問看護師は、超高齢化社会となった日本に欠かすことのできない存在です。たくさんの人に頼りにされているため、いわば「引く手あまた」な状態なので、勤務先に不満があって退職したとしても、次の職場が見付かりやすいといえます。そのため、訪問看護師の離職を防ぐためにも、「訪問看護師にとって、魅力的で、働きやすい職場」であることがとても大切です。また、いつも担当してくれていた訪問看護師がいなくなると利用者も途方に暮れることが考えられることも意識して、各事業所やクリニックで、訪問看護師が働きやすい環境作りを進めていきたいものですね!

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