看護師に聞いた「看護師、向いてないかも…」と思ったエピソード

看護師として働いていると、自分がこの仕事に向いているのか不安に感じる瞬間が誰にでも訪れるかもしれません。

ここでは、実際に看護師の方々が感じた「向いていないかも」と思ったエピソードを紹介しつつ、そのような状況にどう向き合えば良いか考えてみましょう。

目次
  1. 患者さんとの関わりで悩んだこと
  2. 患者さんの人生に向き合う難しさを感じたとき
  3. 失敗をしてしまったとき
  4. 新人時代につらい思いをしたとき
  5. 厳しい指導をされたとき
  6. おわりに

患者さんとの関わりで悩んだこと

言うことを聞かない患者さんや認知症の強い高齢者などに優しくなれず向いてないなと思うことがあった。
他の看護師が優しくしていたり、何度もトイレを訴える患者さんに付き合って、トイレに連れて行ってあげる他の看護師の姿を見ると、私にはできないなと思ってしまう。

患者さんとのコミュニケーションは看護師の基本ですが、時には心の余裕を失ってしまうこともありますね。そんな時、自分だけが特別ではないと知るだけで少し気持ちが軽くなることもあります。他の看護師の姿を見て落ち込むのではなく、「自分も少しずつ成長しよう」と思えるきっかけにしてみましょう。

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患者さんの人生に向き合う難しさを感じたとき

患者様が安心して入院生活を送れるようにコミュニケーションはしっかり取るタイプなのですが、それゆえに患者様の気持ちに情が入りやすく、時に看護師として関われなくなる時がありました。
...(省略)... 最良の選択だったのか、癌が身体に残ったままでも最後まで好きなものを食べて生きることが最良だったのか、今でも思い出します。

患者さんの人生に寄り添う中で、自分の判断が本当に正しかったのか迷う瞬間は誰にでもあります。こうした思いに囚われた時は、他の同僚や先輩と共有してみるのも良いでしょう。看護師としての成長は、悩むことそのものに意味があるのです。

失敗をしてしまったとき

しっかりと予防していれば防げたであろう事故を起こしてしまった時。(インスリンを投与する際、患者確認を怠り、患者を間違えて投与してしまったなど)
...「こんな初歩的ミスをするなんて私には看護師向いてない」と先輩から指導される度に思ってました。

ミスをしてしまうと、「自分は向いていないのでは」と考えてしまいますが、失敗から学ぶことが重要です。次に同じことを繰り返さないための教訓にすることが、看護師としての成長につながります。

新人時代につらい思いをしたとき

緊張が強くプレッシャーに弱い性格だったため、仕事中パニックになり医療機器を破損してしまった。
周囲のフォローと慣れでどうにかなったが、緊張にプラスしてメンタルが弱ければ看護師は特に向かないと思う。

新人時代に緊張するのは当たり前のことです。「慣れることで解決する部分もある」と自分に言い聞かせ、少しずつ自信を積み重ねていくことを大切にしましょう。

厳しい指導をされたとき

他人に言動に対して、元々すごく気にしやすい性格なため、師長や管理者などの上司、きつい物言いの先輩の指導に対して、苦手意識がありました。
...このような環境下で仕事をするのは向いていないのではないかと思いました。

周囲の人間関係にストレスを感じることも多い職場ですが、すべてを一人で抱え込む必要はありません。同僚や信頼できる先輩に相談するだけで、気持ちが楽になることもあります。

おわりに

看護師として働く中で、自分の未熟さや失敗に落ち込むことがあるのは自然なことです。重要なのは、それをどう乗り越え、自分を成長させるきっかけにするかです。悩むことは「プロとして考え続けている証拠」でもあります。そんな自分を責めすぎず、同じように頑張る仲間がいることを忘れないでくださいね。