看護師の仕事は激務になりがちです。しかも、夜勤や残業が多いことから、心身を十分に休めることができず、日に日に疲労が溜まっていっているのを実感している人も多いでしょう。
「いつまでこの生活を続ければいいの?」「そろそろ身体にガタがきだしているのだけど……」と不安な気持ちに圧し潰されそうになると同時に、「どうすればこの状況を改善することができるのだろう?」と考えることもあるはず。
そこで今回は、看護師がワークライフバランスを保って働くにはどうすればいいかを一緒に考えていきましょう。
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そもそも「ワークライフバランス」とは?
2007年に内閣府によって定められた「仕事と生活の調和(ワーク・ライフ・バランス)憲章」において、「ワークライフバランスが実現している社会は、次のように定義されています。
「国民一人ひとりがやりがいや充実感を感じながら働き、仕事上の責任を果たすとともに、家庭や地域生活などにおいても、子育て期、中高年期といった人生の各段階に応じて多様な生き方が選択・実現できる社会」
また、具体的には、次の3つを兼ね備えた社会であると補足しています。
- 就労による経済的自立が可能な社会
- 健康で豊かな生活のための時間が確保できる社会
- 多様な働き方・生き方が選択できる社会
つまり、「ワークライフバランスが取れている・保たれている」とは、“仕事にやりがいを感じて責任を果たすことができていると同時に、家庭や地域社会においても充実した時間を実感できており、なおかつ心身の健康が保たれている状態”ととらえることができます。
参照: 内閣府「仕事と生活の調和」推進サイト「仕事と生活の調和とは(定義)」
看護師にとってワークライフバランスが重要である理由
内閣府が、ワークライフバランスが実現している社会のことを「国民一人ひとりがやりがいや充実感を持って働けている状態」と定義しているように、ワークライフバランスは誰にとっても重要なものです。
本人の希望によってワークライフバランスを重視していないケースや、仕事そのものが生きがいであって、家庭や地域生活は二の次という人、働かなくても十分に生きていくことができる人などを除き、基本的には誰もがワークライフバランスを大事にできるような社会であるべきです。
しかし、看護師をはじめとする医療従事者は、業界的に万年、人手不足なこともあり、一人ひとりにかかる負担が大きく、ワークライフバランスを保ちづらい状況にあります。
ワークライフバランスを保つことができなければどうなるかというと、冒頭でも触れた通り、心身ともに疲弊してきて、不安や恐怖の感情に心が支配されてしまう場合があります。
その結果、仕事でミスをしたり、燃え尽き症候群や鬱などによって仕事を続けることが困難になったりといったことになりかねません。
しかし、看護師の仕事におけるミスは、患者の健康や命に関わることもあるため、ミスを防ぐために最大限に努力することが不可欠です。また、心身の健康を害して離職することになってしまったら、生活が立ち行かなくなる場合もあるでしょう。
そうした状況に陥ることを防ぐためにも、看護師をはじめとする医療従事者は、「自分たちの仕事は失敗が許されない仕事だ」ということを理解したうえで、自らの心身の健康を保つことも大事にしなければなりません。
なお、心身の健康を自分で保てているということは、自分の仕事を誇りに感じて、プロ意識を持って自己管理できていることであるといえます。
看護師のワークライフバランスは崩れやすい現実
ここまで、ワークライフバランスが大切であること、看護師にとっては特に大切であることを解説してきましたが、実際のところ、看護師のワークライフバランスはかなり崩れやすい状態にあるといえます。主な理由としては、次のような要素が考えられます。
夜勤・不規則なシフトによる生活リズムの乱れ
日勤のみ・外来勤務といった働き方以外の、二交替制・三交替制などの働き方に対応していると、ほとんどの人は体内時計の乱れを感じるようになります。
夜勤に慣れるまでの間は睡眠不足に悩まされがちですし、慣れてきてからは逆に、「身体は疲れているのに目が冴えて眠れない」などの状態になり、結果的に夜勤明けの休日は、時間を有意義に使えず残念な思いをしてしまうことがあります。
20代30代までは、それでも、夏休みなどにリフレッシュすることで心身の健康を取り戻せる場合がありますが、年齢を重ねるにつれて、疲労の蓄積を感じやすくなります。また、そうなるとさらに、休日を有意義に過ごすことができず、ワークライフバランスがますます乱れてしまうこともあるでしょう。
慢性的な人手不足と業務量の多さ
先にも触れた通り、医療従事者は慢性的に人手不足状態であるため、看護師一人ひとりにかかる負担も必然的に大きくなりがちです。
そうした状況下にあって、過重労働が当たり前になっている職場も多いため、「周りもみんな残業に対応しているのに自分だけ帰るわけにはいかない」などのジレンマを抱えている看護師も多いでしょう。
同じ理由から、子どもがまだ小さいのに、子育てを優先することができず、家族の協力を得ながらなんとか夜勤に対応しているという看護師もいます。そうした状況だと、ワークライフバランスを意識する以前に、「まずは一日ゆっくり休める日がほしい」といったことしか考えられなくなる場合も多いはずです。
人間関係が原因のストレスやプレッシャー
医療の仕事は基本的に「対“人”」であるため、人間関係に悩まされるパターンは多いです。患者やその家族の対応で理不尽な思いをすることもありますし、院長や先輩看護師からのモラハラやパワハラに悩まされることもあります。
なかには、「離職したいけど辞めさせてもらえない」「毎日怒られ過ぎてもはや仕事に行くことさえ憂鬱」という深刻な悩みを抱えている人もいるでしょう。
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ワークライフバランスを保つことが大事であることを理解しており、自分でもワークライフバランスを保つことを心がけている場合でも、実際はワークライフバランスが取れていないという場合もあります。
特に、次に挙げる状態が自分に当てはまる場合、それ以上状態が悪くならないように注意することが大切です。
こんなサインが出ていたら要注意!
出社前に憂うつになる
朝、起きて出社するまでの時間に「仕事に行くのが辛い」「行きたくない」と感じたり、家を出るまでの間および通勤中に涙が出てきたりすることがあるなら、心身からのSOSのサインだと思って、十分な休養を取ることが不可欠です。
仕事に対して、このような拒否反応が出ている場合、燃え尽き症候群、うつ病、あるいは適応障害などに罹患している可能性が非常に高いといえます。「適応障害」とは、仕事の重圧や人間関係などの特定のストレスが原因で、気分が落ち込んで涙もろくなったり、体調不良を起こしたりする精神的な不調です。
燃え尽き症候群、うつ病、適応障害などに罹患しているということは、ワークライフバランスがうまくとれておらず、ワークとライフのうち、ワークの比重が大きくなっている可能性が非常に高いと考えられます。
休日は寝て終わる
休日の朝、起き上がることができず、せっかくの休日なのに一日寝て終わってしまうことが続いているようなら、「休日無気力症候群」が疑われます。休日無気力症候群とは、「平日や仕事の日はなんとか起きることができるけど、休日になると心が憂鬱になることから身体も不調に陥る」といった悪循環が起きやすい状態をいいます。
「仕事の日は起きることができるのに休日は起きられない」と聞くと、仕事にやりがいを感じていて、何もない日が辛いのかと思ってしまう人もいるかもしれませんが、実際はそうではありません。
休日無気力症候群の主な原因は、平日に仕事をし過ぎたことによるエネルギー不足によって、身体の防御反応が弱くなっていることだとされています。つまり、平日に無理をしてでもがんばっていることによって、無意識のうちに心身が休息を求めているのです。
なお、「休日無気力症候群」は正式な病名ではなく、原因についても曖昧な部分はありますが、休日無気力症候群と診断される症状が出ている場合、その状態を放っておくと、急性うつ状態に陥る可能性が高いといわれています。
そうなる前に、心身を定期的にゆっくりと休める習慣をつけることが大切です。または、休息の時間をとることが難しい状況にあるなら、環境そのものを変えることも視野に入れたほうがいいでしょう。
身体は疲れているのになかなか入眠できないことが多くなった
「身体は疲れているのに眠れない」という場合、考えられる原因はいくつかありますが、そのひとつが、仕事などによる過度なストレスや緊張が原因で、自律神経が乱れていることだといわれています。人間の身体は本来、寝るときには「副交感神経」が優位となるため、自然と身体をリラックスさせて眠れます。
しかし、自律神経が乱れて交感神経と副交感神経のバランスが崩れると、夜になっても脳が興奮した状態になりやすく、「疲れているのに全然眠れない」「なかなか寝付けない」といった不眠症状を発症します。
そのため、自律神経の乱れが原因で不眠に陥っている場合、まずは仕事などのストレスを取り除き、ワークライフバランスを整えていくことが大切です。
また、「疲れているのに眠れない」「寝ても、眠りが浅くてすぐに起きてしまう」原因は、アルコールやカフェイン、喫煙である場合もあります。お酒やコーヒーの飲み過ぎ、タバコの吸い過ぎが依存である場合も、そうではなくストレスから嗜好品を口にし続けている場合も、心身の健康のために生活習慣を見直す必要があります。
仕事やプライベートでのミスが増えた
仕事やプライベートでミスすることが増えたら、「睡眠不足や疲労が原因で集中力が低下している」「新しい業務や環境に適応できない状態が続いている」「上司や同僚とのコミュニケーション不足」などのうち、当てはまることがないかどうかをまずは確認しましょう。
確認の結果、仕事の環境や業務内容にストレスを感じているものの、そのストレスをうまく発散する時間をとれていないことに気づけた場合、ワークライフバランスについて真剣に考えることが望ましいといえるでしょう。
また、ミスが増えただけでなく、気分の落ち込みや睡眠障害、判断力の低下などの症状も見られるなら、うつ病などの精神的な病気が関係している可能性もあります。
いずれにしても、看護師の仕事においてミスすることが頻発しているのなら、患者を危険な状態に晒しているということになるので、早急に対処する必要があります。
感情が鈍くなった・無感情になった
ワークライフバランスがとれた健康な状態ではなくなると、自分の感情がわからなくなることがあります。
感情が欠落しているわけではないのに、あるときから、「自分の感情が鈍くなった」「うれしいはずのことや悲しいはずのことがあっても心が動かなくなった」などの症状が出ている場合、「失感情症(アレキシサイミア)」に陥っている可能性が高いといえます。
「失感情症(アレキシサイミア)」とは、自分の感情をうまく認識できなくなる症状をいいます。多くの場合、感情を認識できなくなるだけでなく、全身の倦怠感や胃もたれなどの身体症状や、摂食障害、食物依存症といった症状も伴います。また、場合によっては、うつ病や総合失調症を発症することもあります。
「失感情症(アレキシサイミア)」の原因は、ストレス、もしくは遺伝的な要素が原因となることもあるといわれていますが、ある時点から症状が気になり始めたのなら、ストレスが原因の可能性が高いでしょう。
対処法としては、自分自身の心の動きを観察して、心の内を意識的に表現するよう心掛けることが有効だとされていますが、そのためには、過重労働で心に余裕を持てない状況を避けることが不可欠です。
また、カウンセリングを受けることも有効だとされていますが、カウンセリングを受けて診断書を出してもらえば、職場に業務量の調整などを交渉することにも役立ちます。
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ワークライフバランスの悩みは「甘え」ではない
前述の通り、ワークライフバランスが崩れてくると、しばしば精神疾患・症候群に分類される症状が出ることがあります。そうした症状がはっきりと出ていたとしても、とりわけまじめな性格の人は、「私が甘えた考えだからいけないんだ」「自分でなんとかしなければ周囲に迷惑をかけてしまう」と自分自身を責めがちです。
しかし、ワークライフバランスの乱れが原因でなんらかの症状が出ている場合、「甘えだ」として自分を責める必要はありませんし、仮に上司や先輩、家族から責められたとしても、決して真に受ける必要はありません。
前述の通り、そうした症状は、「環境を変えるべきである」「このままだと本格的に心身を壊してしまう」という、身体からのサインです。そのため、自分を責めるのではなく、「ここまでよくがんばってきた」と自分を褒めることこそ、本当に必要なことなのです。
人によっては、「患者さんは深刻な病と闘っているのに、病気ではない私がこんなことで弱音を吐いたら失礼に当たる」と感じてしまうかもしれません。しかし、看護師は患者を支える立場にあるからこそ、自分の心身を健康に保つことを第一に考えなくてはならないのです。そうでなくては、サポートを必要としている人を支え続けることなどできません。
しかも、ワークライフバランスが乱れた状態を放置した結果、本格的に心身を壊してしまった場合、逆に自身が患者として医療機関のお世話にならなければならなくなる可能性が高いといえます。
看護師がワークライフバランスを改善する方法
続いては、看護師がワークライフバランスを改善する方法をみていきましょう。
今の職場で働きながら実践できる改善策
まず、今の職場で働きながら実践できる改善策としては、シフトの見直し、夜勤回数の相談、チームワークを向上させるための工夫、などが挙げられます。
シフトや夜勤回数については、院長や上司に、今の自分の状態を正直に話して、相談に乗ってもらうことが望ましいといえます。
また、チームワークをよくする目的で同僚たちと話し合うことができるなら、その結果として業務効率が改善されて、残業の削減が期待できる場合があるでしょう。
ただし、ワークライフバランスの乱れが原因の症状が既に重症である場合は、シフトや夜勤回数の調整のみではほとんど改善が期待できないでしょう。その場合、一度ゆっくり休養することが必須です。
働き方を変えるという選択肢
今の働き方が辛いと感じている場合、働き方を変えるために早急に動き始めることをおすすめします。
特に、転職や、正社員からパートや派遣看護師へのシフトなどを検討している場合、希望する職場などが見つかっても、そこですんなり働き始められるとは限らないので、少しでも早く準備を進めることが得策です。
どんなふうに働き方を変えるのが理想であるかは人それぞれですが、たとえば夜勤が辛いと感じているなら、日勤のみのクリニックや、オンコール対応なしの訪問看護ステーションなどへの転職などが考えられます。
休みたいときに自由に休めないのが辛いなら、正社員契約からパート契約に切り替えると、働く時間に関して自分の希望が通りやすくなります。
また、しばらく休んでから再度働き始めたいという考えがあるものの、将来のことが何も決まっていない状態で休むのは怖いなら、派遣看護師として登録して、心身の健康状態が許す範囲で働きながら、先のことを考えていくのも一手です。
ただし、「今よりも働く時間を少なくする」という条件で働き方をシフトさせるとなると、十中八九、収入は減ります。そうなると生活に支障が出ることから、すぐには働き方を変えることはできないという人も一定数いるでしょう。
その場合は、心療内科で診断書を出してもらって、今の仕事を辞めることなく、休職して給与の何割かをもらいながら、転職活動を進めることなども視野に入れましょう。
部署・診療科を変えるという方法
心の状態がよくないときに、勤務先や働き方をシフトさせるために行動するのはしんどいという場合、勤務先の医療機関は変えることなく、所属する部署や診療科を変えてもらう方法を検討するといいでしょう。
たとえば、夜勤がある病棟から外来に異動できれば、規則正しい生活を送りやすくなるぶん、精神的にも楽になって、ワークライフバランスが整う可能性が高いと考えられます。また、主に透析や内視鏡検査を必要とする患者が治療を受けている人工透析内科、泌尿器科、消化器内科などは、急患対応などがほとんどなく、ルーティンワークが中心となるため、仕事のストレスを感じにくいといえます。
ワークライフバランスを保ちやすい看護師の職場とは?
続いては、ワークライフバランスが整いやすい看護師の職場について考えていきましょう。
看護師にとって、比較的ワークライフバランスがとりやすい職場としては、たとえば次のような職場が挙げられます。
無床クリニック
どの診療科であっても、無床であれば、残業は発生しても夜勤は発生しないため、二交替制・三交替制の病院と比べると、ワークライフバランスがとりやすいと考えられます。
検診・健診センター
検診センター、健診センターは基本的に土日休みのため、週末に家族や友人との時間をつくりやすい職場であるといえます。
訪問看護ステーション
訪問看護ステーションでの仕事は、一日に数件の利用者宅を訪問するため体力はいりますが、基本的に自分ひとりで業務をこなすことになるため、仕事のスケジュール管理がしやすいという特徴があります。訪問ルートなどによっては直行直帰できる場合もあるため、プライベートの予定を考えてスケジュールを調整しやすく、ワークライフバランスをとりやすいでしょう。
企業看護師など
看護師が一般企業で働く方法はいくつかあります。企業看護師として会社員の健康管理に携わったり、あるいは治験コーディネーターなどとして働いたりといった方法もあります。
一般企業は医療機関とは異なり夜勤がないうえ、基本的に土日休みなので、ワークライフバランスをとりやすい働き方であるといえます。
しかも、給与や福利厚生も充実しているケースが多いです。そのため、ワークライフバランスを整えたい看護師にはぴったりの職場であるといえますが、条件がいいことから競争率が高いのがネックです。募集自体が少ないため、働きたいと思ってもなかなか働ける職場が見つからない可能性が考えられます。
求人票で必ず見るべきポイント
ワークライフバランスを整えやすい職場への転職を考えている場合、求人票で必ずチェックすべきポイントは次の通りです。
夜勤回数
看護師の求人には、夜勤回数の目安が記されていることがあります。あくまでも目安なので、まったく同じ頻度にはならない可能性がありますが、求人票に記されている回数自体が自分の理想とかけ離れている場合、応募を見送るのが無難です。
残業時間
ワークライフバランスを保つためには、残業の有無や、一か月あたりの残業時間の目安などもしっかりチェックしてから、応募を決めることが大切です。
なお、残業に関する記載をチェックするうえでは、みなし残業に注意する必要があります。みなし残業が適切に運用されている場合は問題ありませんが、適切に運用されていない場合、労働者が実際に働いた時間に対して、適正な残業代が支払われないリスクがあります。そのため、残業に関する記載について不明点がある場合は、面接時に必ず詳しく確認することをおすすめします。
有給取得率
有給取得率は、従業員が取得した年次有給休暇の割合を示す重要な指標です。有給取得率が高ければ、疲労が蓄積されているときなどに、心身をゆっくり休めることができる可能性も高く、ワークライフバランスを保つことにもつながります。
離職率・定着率
離職率が高い職場、定着率が低い職場は、ワークライフバランスが乱れる可能性が高いと考えられます。ただし、離職率が高い場合、定着率が低い場合に、わざわざそのことを求人票に書くことはしないため、離職率や定着率については、エージェントなどに確認することがおすすめです。
ワークライフバランス重視なら転職は現実的な解決策
ワークライフバランスが乱れている場合の解決策は、先に解説した通り、いくつか考えられますが、もっとも環境が大きく変わる可能性が高い選択肢は、転職であるといえるでしょう。
ただし、転職するにあたっては、前職に関しての不満や、転職先に希望することを洗い出して、少しでも理想に近い職場を選ぶことが大切です。
現在の職場へのストレスが大きすぎて、「どんな職場でもいいから、ここではないどこかで働きたい」と転職先についてよく調べることもなく転職を決めてしまうと、結果的に前職と同じ状況に陥ってしまう可能性があります。
そうならないよう、「ワークライフバランスが保ちやすい職場であるのか」「単に働く時間が短くなるだけでなく、十分な収入も得ることができるのか」などをしっかりチェックして転職先を決めた先輩看護師たちからは、「もっと早くに行動すればよかった」という声が上がっています。
つまり、ワークライフバランスが乱れて、長期間、苦しい思いをしていたこと自体が無駄だったと考えているということです。
そうした先輩たちの声を参考に、今まさに、ワークライフバランスの乱れに悩んでいる只中にいるという人は、少しでも早く具体的なアクションを起こしましょう。
自己応募より看護師専門の転職サービスが有利な理由
転職活動を進めるにあたっては、自分で求人を探して応募するより、転職エージェントを利用するほうが効率がいいといえます。
求人先の内部事情について教えてもらえる
なぜかというと、まず、転職エージェントの担当者は、求人先の職場についての内情を把握している場合が多いので、「実際のところ、ワークライフバランスが整いやすい職場であるのか」という観点からの情報ももらうことができるからです。
夜勤なし・残業少なめの非公開求人を紹介してもらえる
また、多くの転職エージェントは、夜勤なし・残業少なめなどの好条件でありながらも、一般には公開されていない非公開案件を有しているため、ワークライフバランスが整いやすい職場が見つかりやすい点もメリットです。
条件交渉を代行してくれる
さらに、よりよい条件で働けるよう、担当者が代わりに求人先に働く条件について交渉してくれるため、有利な条件での採用が叶いやすいのもメリットです。
ワークライフバランスを重視した転職を成功させるコツ
転職エージェントを利用する以外にも、ワークライフバランスを重視した転職を成功させるコツはあります。代表的なコツは次の通りです。
「自分は何が辛いのか」を改めて確認する
「ワークライフバランスを重視できないことが理由で転職したい」という人のなかには、「なぜ今のままだとワークライフバランスが取れないのか?」という点にまで目を向けていない人もいるかもしれません。
単純に労働時間が長すぎてプライベートの時間を捻出できないのか、人間関係が辛くて悩んでいる時間が多いから休日も引きこもってしまうのかなど、具体的な理由がわからなければ、自分にとっての理想の職場を思い描くことなどできません。
「譲れない条件」を整理する
転職先に求める条件はたくさんあってもいいですが、「そのすべてを満たした職場でなければイヤ」という考えだと、転職活動が成功する確率は極めて低いといえます。
そのため、「どうしてもこれだけは譲れない」という条件を書き出して、その条件に優先順位をつけてみると、転職候補先が出てきたとき、そのなかからどの職場を選ぶべきかが自ずとみえてきます。
「妥協できる条件」を整理する
譲れない条件を考えるときは、同時に、「妥協できる条件」も整理しておくことが大事です。まずは、自分が考える「職場に求める条件」をすべて書き出して、すべてに優先順位をつけていけば、「譲れない条件」と「妥協できる条件」を同時に整理することができます。
「とりあえず情報収集」から始めてOK
転職という選択肢が頭に浮かんでいたとしても、「今の職場を辞めてからでなければ、求人先に面接に行く時間も捻出できない」などのジレンマから、身動きがとれなくなる場合もあるでしょう。しかし、転職を視野に入れ始めてすぐに今の職場を辞めなければならないということはありません。
たとえば、まずは情報収集からスタートして、どうしても気になる職場が見つかった場合は、面接のために有休を取得するということもできなくはありません。
また、転職エージェントを利用した場合、自分で積極的に動かなくても、詳しい条件を伝えておけばエージェントの担当者が、あなたに適した求人を提示してくれるため、最小限しか時間を割かずに次の職場とのご縁を手にすることもできます。
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まとめ|自分の人生を守れる看護師に
ここまで解説してきた通り、医療従事者は多忙とはいえ、ワークライフバランスを乱してまで働き続けることは、結果的に患者にとっても自分にとってもいい影響を与えません。
患者の健康をサポートする立場の看護師だからこそ、自分の健康をしっかり守ることが大切ですし、あなたの心身が健康でなくなれば、患者のことも、自分自身の家族のこともサポートすることができなくなります。
そうした事態に陥ることを防ぐためにも、まずは、勇気を持って、理想の働き方を手にするための大きな一歩を踏み出してみてはいかがでしょうか。
特徴
対象規模
オプション機能
提供形態
診療科目
この記事は、時点の情報を元に作成しています。
執筆 CLIUS(クリアス )
クラウド型電子カルテCLIUS(クリアス)を2018年より提供。
機器連携、検体検査連携はクラウド型電子カルテでトップクラス。最小限のコスト(初期費用0円〜)で効率的なカルテ運用・診療の実現を目指している。
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