クラウド型電子カルテ「CLIUS」
クラウド型電子カルテ「CLIUS」は、予約・問診・オンライン診療・経営分析まで一元化できる機能を備えています。効率化を徹底追求し、直感的にサクサク操作できる「圧倒的な使いやすさ」が、カルテ入力業務のストレスから解放します。
詳しい内容を知りたい方は下記フォームからお問い合わせください。
この記事の結論(要点)
- クレーム対応の質は、担当者の性格ではなく使うフレーズを決めておけるかでほぼ決まる。
- 受付で起きる苦情の多くは、待ち時間・予約外の割り込み・電話の長話・処方の要求・会計への不満の5パターンに集約される。
- 「無理です」「規則ですので」といった否定形は、理由+代替案の形に言い換えるだけで相手の受け取り方が変わる。
- 一次対応でその場を収めることと、要求を通すことは別物。判断できないことは持ち帰るのが正しい対応。
- 悪質な言動には、応召義務の正当な判断基準を踏まえ、スタッフを守るための組織的な線引き(対応時間・対応者・打ち切り基準)が必要。
受付カウンターの前で声を荒げる患者。電話口で30分も持論を語り続ける相手。「今すぐ診てくれないなら院長を出せ」という要求。医療事務や受付スタッフであれば、誰もが一度は経験する場面だ。
こうした場面で対応の質を分けるのは、経験年数でも度胸でもない。その状況で口から出てくる言葉のストックがあるかどうかである。とっさに出た「できません」の一言が火に油を注ぎ、10分で終わったはずの話が1時間の紛糾に発展する。逆に、最初の一言が適切であれば、患者は「話を聞いてもらえた」と感じて矛を収める。
本記事では、クリニックの受付・医療事務がそのまま使えるフレーズを、状況別に例文の形で掲載する。印刷して受付の引き出しに入れておく、あるいは新人研修の教材としてそのまま使える構成にしている。
クラウド型電子カルテ「CLIUS」
クラウド型電子カルテ「CLIUS」は、予約・問診・オンライン診療・経営分析まで一元化できる機能を備えています。効率化を徹底追求し、直感的にサクサク操作できる「圧倒的な使いやすさ」が、カルテ入力業務のストレスから解放します。
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クリニック受付でよくある「困った対応」5大パターンと基本マナー
まず、現場で起きるトラブルの型を押さえておきたい。日々の相談内容を整理すると、次の5つにほぼ収まる。
| パターン | 患者側の心理 |
|---|---|
| 1. 待ち時間が長い | 「あとどれくらいかも分からず放置されている」 |
| 2. 予約なしで診察を要求 | 「体調が悪いのに追い返された」 |
| 3. 電話での長話・説教 | 「誰かに話を聞いてほしい/正してやりたい」 |
| 4. 薬の量・種類の要求 | 「毎回もらっているのになぜ今日は駄目なのか」 |
| 5. 会計・診療内容への不満 | 「説明されていない費用を取られた」 |
いずれのパターンにも共通するのは、怒りの正体が「要求が通らないこと」ではなく「軽く扱われた感覚」にあるという点だ。だからこそ、最初の対応で押さえるべき基本は次の4つになる。
- 話を遮らない:最初の30秒は口を挟まず聞く。途中で「ですが」と入れた瞬間、相手は「聞く気がない」と判断する。
- 限定的に謝罪する:「申し訳ございません」と全面的に謝ると、非を認めたと受け取られ、後の交渉が難しくなる。謝る対象を限定するのが鉄則だ。
- ○「長らくお待たせしてしまい、申し訳ございません」
- ○「ご説明が行き届いておらず、失礼いたしました」
- ✕「こちらの手違いです、申し訳ございません」(原因確認前の非を認める謝罪)
- 事実と要望を分けて復唱する:「お待ちいただいたのが1時間で、次のご予定に間に合わないというご事情ですね」と言い換えて返す。これだけで相手は「伝わった」と感じる。
- 立ったまま・カウンター越しで長引かせない:5分を超えそうなら、他の患者の耳に入らない場所へ移動する。「奥の相談室でお伺いします」と言って場所を変えるだけで、相手のトーンは下がることが多い。
クラウド型電子カルテ「CLIUS」
クラウド型電子カルテ「CLIUS」は、予約・問診・オンライン診療・経営分析まで一元化できる機能を備えています。効率化を徹底追求し、直感的にサクサク操作できる「圧倒的な使いやすさ」が、カルテ入力業務のストレスから解放します。
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【場面別】そのまま使える!受付トラブルの神対応フレーズ集
1. 「待ち時間が長すぎる!」と怒る患者様へのクッション言葉
待ち時間の苦情は、受付クレームの最多を占める。ポイントは、謝罪よりも先に「あとどれくらいか」の見通しを示すことだ。人は待たされること自体より、終わりが見えないことに苛立つ。
第一声(怒りを受け止める)
「大変長らくお待たせしております。ご不快な思いをさせてしまい、申し訳ございません。」
「お待たせしてしまい申し訳ございません。ただいまの状況をご説明させていただけますでしょうか。」
見通しを伝える
「ただいま〇〇様の前に3名お待ちいただいております。目安として、あと20分ほどお時間をいただく見込みです。」
「本日は急患の方が重なっており、通常よりお時間をいただいております。おおよそ30分前後を見ていただけますと幸いです。」
予定がある患者への提案
「このあとご予定がおありでしたら、順番が近づきましたらお電話でお呼び出しすることも可能です。いったん外でお過ごしいただくこともできますが、いかがなさいますか。」
「本日中のご都合が難しいようでしたら、明日以降でお待たせせずに済むお時間をご案内できます。」
「いつも遅い」と繰り返し指摘された場合
「たびたびお待たせしてしまっており、申し訳ございません。いただいたご意見は院内で共有し、診療の進め方を見直す材料とさせていただきます。」
※ここで「混んでいるので仕方ないんです」と返すのは最悪手だ。クリニック側の事情を理由にすると、相手には「我慢しろ」と聞こえる。伝えるべきは事情ではなく、これからどうなるかの情報である。
2. 予約なしで「今すぐ診ろ」と言われた時の丁寧な断り方
予約外の割り込み要求は、断り方を誤ると「病人を追い返すのか」という強い反発を招く。使うべき型は、受診を断るのではなく、受けられる形を提示するという構えだ。
基本の断り方(理由+代替案)
「本日は予約の方で診療枠が埋まっており、お待ちいただいてもお呼びできない可能性がございます。明日の午前でしたら10時にご案内できますが、いかがでしょうか。」
「あいにく本日はお受けできる枠がございません。お急ぎのご症状でしたら、近隣で本日診療を行っている医療機関をご案内いたします。」
どうしても今日という要求への返し
「ご事情は承知いたしました。ただ、いまお受けしますと予約の患者様のお時間をいただくことになってしまいます。キャンセルが出た場合にはご連絡いたしますので、お電話番号をお伺いしてもよろしいでしょうか。」
症状の緊急度を確認する(これは必ず行う)
「差し支えなければ、どのような症状かお聞かせいただけますか。お急ぎの状態かどうかを確認させていただきます。」
※断る前に症状を聞く手順は省略してはならない。胸痛、呼吸苦、意識状態の変化、強い頭痛などを訴えている場合は、受付判断で帰さず、必ず看護師・医師に申し送る。「予約がないから」で帰した患者が重症だった場合、責任はクリニック側に及ぶ。
緊急性が高いと判断した場合
「その症状でしたら、すぐに院内で確認させていただきます。少々こちらでお待ちください。」
「当院での対応が難しい症状の可能性がございます。救急外来のある〇〇病院へおつなぎいたしますので、こちらでお待ちいただけますでしょうか。」
3. 電話で長話・説教を始める患者様への切り上げフレーズ
電話が長引く相手には、共通する特徴がある。こちらが相槌を打ち続ける限り、終わらないという点だ。切り上げには、区切りを作る言葉が要る。
話をまとめて要約する(区切りを作る)
「お話を整理させていただきます。〇〇の点についてご意見をいただいた、ということでよろしいでしょうか。」
「ここまでのお話は確かに承りました。院長にも申し伝えます。」
時間を理由に締める
「恐れ入ります。他の患者様のお電話もお待ちいただいておりますので、本日はこのあたりで失礼させていただきます。」
「まもなく診療のお時間となりますので、いったんお電話を切らせていただきます。改めてご要件がございましたら、午後の受付時間にご連絡くださいませ。」
医師の判断が必要な内容の場合
「お薬の内容につきましては、私どもでは判断いたしかねます。医師に確認のうえ、折り返しご連絡を差し上げてもよろしいでしょうか。」
同じ話が繰り返された場合
「同じご説明の繰り返しになってしまい恐縮ですが、当院としてお答えできる内容は先ほどお伝えしたとおりでございます。」
※折り返しを約束したら、必ず時間の目安を添える。「後ほど」ではなく「本日17時までに」と具体化する。曖昧な約束は次のクレームの種になる。
4. 医師の判断なしに薬や検査を要求されたときの言い換えフレーズ
「いつも通りの薬を診察なしですぐ出して」「欲しい検査だけやって」という要求は、医療安全・法規に関わるため受付で引き受けてはならない。
基本の提示
「お薬(検査)のご希望ですね。お薬の処方や検査の決定は、医師が患者様のお体を直接診察したうえで行うルールとなっております。まずは診察室でお医者様にご相談いただけますでしょうか。」
「いつも同じだからいいだろう」と言われたとき
「お気持ちは大変よく分かります。しかし、安全にお薬を服用していただくため、毎回のお体の変化を医師が確認するよう定められております。ご理解ご協力をお願いいたします。」
5. 会計・診療内容への不満を訴えられたときの対応フレーズ
「前より高い」「説明を受けていない検査代が入っている」といった会計トラブルは、事実の丁寧な開示と次回の予防策提示が肝心だ。
内訳の事前・事後説明
「ご不明な点をおかけし申し訳ございません。本日の内訳をご説明させていただきます。今回は〇〇の検査が加わっておりまして、こちらが前回との差額分となっております。」
「事前の説明が不足しており、ご不安にさせてしまい失礼いたしました。次回以降、通常と異なる検査や処置が入る際には、事前におおよその費用もお伝えするよう院内で徹底いたします。」
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【状況別】クレーマー対応のNG表現と改善言い換えリスト
同じ内容でも、言い方ひとつで相手の反応は変わる。ここでは、現場で頻出するNG表現とその言い換えを示す。
1. 「無理です」➔「〇〇の理由により、ご希望に沿いかねます」
否定の言葉をそのままぶつけると、相手は拒絶されたと感じる。「できない」ではなく「何ならできるか」を語るのが基本形だ。
| NG表現 | 言い換え例文 |
|---|---|
| 無理です | 「あいにく本日はお受けいたしかねます。明日以降でしたらご案内が可能です」 |
| できません | 「そのお手続きは当院では承っておりません。〇〇窓口でのお取り扱いとなります」 |
| 分かりません | 「確認いたしますので、少々お時間をいただけますでしょうか」 |
| ありません | 「あいにく切らしております。入荷は〇日を予定しております」 |
| 聞いていません | 「私が承っておらず失礼いたしました。担当の者に確認いたします」 |
| 前にも言いましたよね | 「ご説明が行き届いておらず失礼いたしました。改めてご案内いたします」 |
言い換えの構造は共通している。①クッション言葉 → ②できない事実 → ③代替案の3点セットだ。
「あいにくですが(①)、本日中のご予約はお受けできません(②)。キャンセル待ちのご登録は承れますが、いかがなさいますか(③)」
2. 「規則ですので」➔「すべての患者様に公平に対応させていただくため…」
規則を盾にした説明は、相手に「機械的にあしらわれた」という印象を残す。ルールの背後にある目的を語ると、同じ結論でも受け入れられやすくなる。
| NG表現 | 言い換え例文 |
|---|---|
| 規則ですので | 「すべての患者様に公平にご案内させていただくため、順番でのご案内とさせていただいております」 |
| 決まりですから | 「診療の安全を確保するための取り決めとなっております。ご理解をお願いいたします」 |
| そういうものです | 「保険診療のルール上、こうしたお取り扱いとなっております」 |
| 皆さんそうしています | 「他の患者様にも同様にご案内しております。〇〇様だけ特別なお取り扱いということではございません」 |
覚えておきたいクッション言葉一覧
- 恐れ入りますが
- あいにくですが
- 大変申し上げにくいのですが
- お手数をおかけしますが
- 差し支えなければ
- ご事情は承知いたしましたが
- ご期待に沿えず心苦しいのですが
大声・暴言があった場合(周囲への配慮を理由に場所を変える)
「詳しくお伺いしたいと思います。他の患者様もいらっしゃいますので、別室へご案内させていただけますでしょうか。」
「そのようなお言葉をいただきますと、私どももお話を伺うことが難しくなります。落ち着いてお話しいただけますでしょうか。」
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院内で共有すべき!クレーム一次対応マニュアルと法的な線引きの作り方
フレーズ集は、個人が暗記するものではなく院内で共有する仕組みにして初めて機能する。最低限、次の4点を1枚にまとめておきたい。
① 一次対応の手順を固定する
- 傾聴(遮らずに聞く/最初の30秒)
- 限定的な謝罪(対象を絞る)
- 事実確認と復唱
- 対応可能な範囲の提示
※判断できない事項は「確認して折り返す」で持ち帰る。
② 記録フォーマットを決める
「発生日時/対応者/患者情報/申し出内容(発言はできる限り原文で)/一次対応の内容/未解決事項/申し送り先」の7項目を電子カルテの記録機能や共有フォルダの様式に落とし込んでおく。記録がないクレームは、再発防止にも法的対応にもつながらない。
③ エスカレーション基準を明文化する
- 受付判断で完結:待ち時間、予約変更、書類の再発行
- 看護師・医師へ:症状、処方、診療内容に関する申し出
- 院長・事務長へ:金銭の返還要求、法的措置の示唆、SNS等での公表をほのめかす発言
- 外部(弁護士・警察)へ:暴力、器物損壊、居座り、繰り返しの威圧的言動
④ 応召義務の考え方と「拒否・打ち切り」の線引き(カスタマーハラスメント対策)
厚生労働省の通知(令和元年12月「応召義務についての考え方」)において、患者の暴言・暴力、著しい不当要求やハラスメント行為がある場合、診療を拒否することは「正当な理由」にあたり、応召義務(医師法第19条)違反にならないと明記されている。
医療従事者を過度なハラスメントから守るため、現場には次の3つの数字による制限・線引きを設けておきたい。
- 対応時間の上限
- 1回あたり30分。それを超えたら「改めてお時間をいただく」で区切る。
- 対応者の数
- 2名以上で対応する(1人に抱えさせない)。
- 打ち切りの基準
- 暴言・威圧が続く場合は明確に退去・お引取りを求める。
「申し訳ございませんが、これ以上のご対応はいたしかねます。お引き取りいただけない場合や暴力・暴言が続く場合は、警察へ通報させていただきます。」
この一文と判断基準をマニュアルに明記しておくことで、スタッフは「毅然と対応してよい」と認識できる。書かれていなければ、現場は際限なく耐えることになってしまう。
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まとめ
クレーム対応は、才能でもキャリアでもなく準備の問題である。使う言葉をあらかじめ決め、一次対応の手順を固定し、判断の分かれ目を明文化しておく。それだけで、現場の消耗は目に見えて減る。
本記事のフレーズは、印刷して受付に常備する、あるいは新人研修の初日に配布する形で使ってほしい。加えて、クレームの記録を電子カルテや院内共有の仕組みに残し、月に一度でも見返す習慣を持てば、そもそもクレームが起きにくい導線へと診療の流れを改善していける。待ち時間の可視化、Web予約や問診の事前入力といった仕組みは、多くの場合「対応の上手さ」よりも根本的な解決策になる。
特徴
対象規模
オプション機能
提供形態
診療科目
この記事は、時点の情報を元に作成しています。
