外科医が気胸に。そのときの衝撃の反応とは?

わたしは呼吸器科の病棟に勤めています。50床の病棟に、一年に10人ほど気胸の患者さんが入院します。気胸といえば、10~20代の背の高いやせ形の男性に多いと言われていますね。若い男性というのは、医療スタッフも含まれますよね。今回はまさかの外科医が気胸になって入院したときの驚きの反応についてお伝えします。

クラウド型電子カルテ「CLIUS」

クラウド型電子カルテ「CLIUS」は、予約・問診・オンライン診療・経営分析まで一元化できる機能を備えています。効率化を徹底追求し、直感的にサクサク操作できる「圧倒的な使いやすさ」が、カルテ入力業務のストレスから解放します。

詳しい内容を知りたい方は下記フォームからお問い合わせください。

目次
  1. 外科医が自然気胸になった
  2. 呼吸器外科受診、そして入院
  3. 注射が怖い!? 衝撃の事実
  4. 胸腔ドレーン挿入の痛みはどうなる!?
  5. 処置後はどうなった?
  6. 語り継がれる伝説に

外科医が自然気胸になった

気胸になった医師は30代前半の男性でした。担当は外科で、毎日10症例ほどの手術がありました。若いこともあって自分の専門の科以外の手術にも入るなどしてとても忙しく働いていました。手術自体はとても好きで、苦にはならないそうです。

ある日、その医師が日中の手術を終えて一息ついていたところ、急な胸の痛みを感じました。みるみる呼吸困難となっていることに気づきました。

呼吸器外科受診、そして入院

胸の痛みと呼吸困難ということで、すぐに「気胸かも!?」とピンときたようです。そのまま呼吸器外科を受診し、レントゲンの結果、自然気胸との診断。気胸は思ったより進んでいたようで、胸腔ドレナージと経過観察の目的のために入院となりました。

注射が怖い!? 衝撃の事実

看護師のわたしはここで緊急入院の担当となり、医師が胸腔ドレナージを入れる処置の介助につくことに。若いことや肺の虚脱がひどかったことから、ステロイドの注射をしながら胸腔ドレーンを入れることになりました。

そこで注射の針を挿入するために固定などをしていると、なんととても恐ろしそうに震えながら目を瞑っていたのです! まるで小学生のようでした。

「先生、注射が怖いのですか?」と聞くと、「痛いのが全部苦手なのです。注射もですし、胸腔ドレーンとなると意識が飛びそうです」と恥ずかしそうに、そして申し訳なさそうに答えられました。

安全のために注射は必須であったため、ごめんなさいと思いながら針を刺したら、処置室を抜けて廊下に響き渡るほどの大声で叫ばれたのです。

わたしの看護師人生で初めてのことでした。いつもバリバリと手術をこなしている外科医が、まさかの注射ですら叫ぶほど痛いことが怖いという事実を知りました。

胸腔ドレーン挿入の痛みはどうなる!?

注射の針を刺されるだけで叫ぶ外科医を見て、呼吸器外科の医師は苦笑いをしていました。

最初は痛みが怖いことを隠そうとしていた外科医でしたが、注射のときに叫び声をあげてからは隠すことはできないと諦めたようです。局所麻酔をどんどん追加してもらい、無事にドレーンを挿入することができました。

局所麻酔のための針を刺す痛みで叫んでいたことは言うまでもありませんね。

処置後はどうなった?

処置を終えたのは夕方だったため、そのまますぐに眠っていました。

呼吸器外科の医師からは、最大の量ともいえる内服の痛み止めが処方されていました。しかし夜間は内服だけでは痛みが強く、ベッド上で身体の向きを変えることすらできませんでした。そこで点滴の注射や座薬を使用することに。

痛み止めが効いたところで、車椅子でトイレに行ったり、なんとか食事をとったりしていました。

ドレーンを挿入してから丸一日ほど経って、やっと痛みが和らいできたようでした。気胸はドレナージのみで回復したため、数日で胸腔ドレーンは抜去され、退院となりました。

クラウド型電子カルテ「CLIUS」

クラウド型電子カルテ「CLIUS」は、予約・問診・オンライン診療・経営分析まで一元化できる機能を備えています。効率化を徹底追求し、直感的にサクサク操作できる「圧倒的な使いやすさ」が、カルテ入力業務のストレスから解放します。

詳しい内容を知りたい方は下記フォームからお問い合わせください。

語り継がれる伝説に

外科の医師が注射で叫びあげたことや、夜間の痛み止めをフルに使用したことなどは、病棟のスタッフに知れ渡りました。

呼吸器科の病棟に医師の患者が入院して病棟にくるたびに、医師は「その節はお世話になりました」と笑って話しています。その当時働いていなかったスタッフにも語り継がれる伝説になっています。

Mac・Windows・iPadで自由に操作、マニュア ルいらずで最短クリック数で診療効率アップ

特徴

1.使いやすさを追求したUI・UX ・ゲーム事業で培って来た視認性・操作性を追求したシンプルな画面設計 ・必要な情報のみ瞬時に呼び出すことが出来るため、診療中のストレスを軽減 2.診療中の工数削減 ・AIによる自動学習機能、セット作成機能、クイック登録機能等 ・カルテ入力時間の大幅削減による患者様と向き合う時間を増加 3.予約機能・グループ医院管理機能による経営サポート ・電子カルテ内の予約システムとの連動、グループ医院管理機能を活用することにより経営サポート実現 ・さらにオンライン診療の搭載による効率的・効果的な診療体制実現

対象規模

無床クリニック向け 在宅向け

オプション機能

オンライン診療 予約システム モバイル端末 タブレット対応 WEB予約

提供形態

サービス クラウド SaaS 分離型

診療科目

内科、精神科、神経科、神経内科、呼吸器科、消化器科、、循環器科、小児科、外科、整形外科、形成外科、美容外科、脳神経外科、呼吸器外科、心臓血管科、小児外科、皮膚泌尿器科、皮膚科、泌尿器科、性病科、肛門科、産婦人科、産科、婦人科、眼科、耳鼻咽喉科、気管食道科、放射線科、麻酔科、心療内科、アレルギー科、リウマチ科、リハビリテーション科、、、、

末次紗織

執筆 現役看護師 / ライター | 末次紗織

がん拠点病院の呼吸器科に勤務し、肺がん治療の看護や緩和ケア、呼吸療法や退院支援が得意分野。3学会認定呼吸療法士。


他の関連記事はこちら