EMシステムズの電子カルテの評判は?

数ある電子カルテのなかから自院にぴったりのものを選ぶためにも、十分に時間をかけて比較検討したいものです。機能や価格はもちろん、評判も参考にすると、実際に導入した後で「思っていたのと違う……」と後悔しにくくなるでしょう。そこで今回は、導入候補に上がりやすい電子カルテメーカーのひとつ「株式会社EMシステムズ(以下、EMシステムズ)」の電子カルテについて、評判をみていきましょう。

目次
  1. EMシステムズの電子カルテの変遷は?
  2. 現在のラインナップは?
  3. 「MAPs for CLINIC」
    1. 【タイプ】
    2. 【特徴】
    3. 【利用料】
  4. 「MAPs for CLINIC with ORCA」
    1. 【タイプ】
    2. 【特徴】
    3. 【利用料】
  5. 「MRN(Medical Recepty NEXT)」
    1. 【タイプ】
    2. 【特徴】
    3. 【利用料】
  6. 「Ortia(オルテア)」
    1. 【タイプ】
    2. 【特徴】
    3. 【利用料】
  7. EMシステムズの電子カルテの評判は?
  8. 電子カルテを選ぶ際には実際に体験してみるのもおすすめ

EMシステムズの電子カルテの変遷は?

EMシステムズの電子カルテは、時代と共に進化し続けています。まず、電子カルテが世の中に出回り始めた2000年代初頭には、レセコン・一体型電子カルテ「Medical Recepty」などオンプレミス型の電子カルテを開発・販売していました。その後、クラウド型電子カルテが主流になってくると、2019年には、アプリケーション版クラウド型電子カルテ「MAPs for CLINIC」をリリース、2021年にはORCA連動版クラウド型電子カルテ「MAPs for CLINIC with ORCA」もリリースしています。

現在のラインナップは?

現在、EMシステムズが扱っている電子カルテは下記の4種類です。

「MAPs for CLINIC」

【タイプ】

レセコン融合タイプ クラウド型電子カルテシステム

【特徴】

クラウド型電子カルテにはブラウザ版とアプリ―ケーション版の2種類が存在しますが、「MAPs for CLINIC」はアプリケーション版です。アプリケーション版はブラウザ版と比べて起動・終了が速く、画面遷移もスピーディ。また、他社製アプリのカルテ端末同居連用、外部機器・外部検査の双方向連動をおこなえるなど、拡張性も高いのが特徴です。

WEB問診システム、予約/受付一覧、テンプレート/一括セット、検査業務支援などの主なカルテ機能を備えているのはもちろん、内科系、小児科/耳鼻咽喉科系、整形外科系、皮膚科系、精神科系など診療科目別機能も充実しています。

【利用料】

初期ライセンス0円、月額利用料は1接続につき20,000円で、追加1接続あたり月額5,000円追加となります。

参照:「MAPs for CLINIC」

「MAPs for CLINIC with ORCA」

【タイプ】

ORCA連動版クラウド型電子カルテ

【特徴】

窓口会計、レセプト請求などはORCA、電子カルテ部分は「MAPs for CLINIC」の分離型システムです。そのため、同一患者入力操作も可能であるなど、運用が効率的です。

【利用料】

初期ライセンス0円、月額利用料は20,000円で、接続台数制限はありません。

参照:「MAPs for CLINIC with ORCA」

「MRN(Medical Recepty NEXT)」

【タイプ】

無床診療所版レセコン融合型電子カルテシステム

【特徴】

「患者属性情報」「カルテサマリー」「過去カルテ」「本日カルテ」の4つのエリアに整理された画面はシンプルで見やすく、直感的に操作できるのが魅力です。連携機器メーカーとの外部連携実績も豊富で、業務が効率化されやすいでしょう。

【利用料】

月額基本料25,000円、2~5台目以降の端末分は月額基本料5,000円×台数分、6台目以降の端末分は月額基本料2,000円×台数分

参照:「MRN」

「Ortia(オルテア)」

【タイプ】

無床診療所版レセコン融合型電子カルテシステム

【特徴】

「見やすい」「簡単」「スピーディ」をとことん追求した、無床診療所版レセコン融合型電子カルテシステムです。外注検査依頼先の紙伝票を電子インターフェイスで再現した「検査依頼入力シート」、インフォームドコンセントに役立つ「診療時系列画面」、カルテ情報の転記が楽になる「フォーム版発行文書作成ツール」など、業務を効率化するための工夫がいっぱいです。

【利用料】

要問合せ

参照:「Ortia(オルテア)」

EMシステムズの電子カルテの評判は?

日本最大級の医療専門サイト『m3.com』が公表している「2021年度版クリニック向け電子カルテ購入シェアランキング」において、EMシステムズの「MRN」は第4位にランクインしています。

≪2021年度版クリニック向け電子カルテ購入シェアランキング≫

順位 メーカー名(製品名)
1位 PHC(Medicom-HRシリーズ)
同率1位 エムスリーデジカル(エムスリーデジカル)
3位 ビー·エム·エル(Qualis/Medical Station Clinic)
4位 EMシステムズ(MRN)
5位 キヤノンメディカルシステムズ(TOSMECシリーズ)
6位 ラボテック(SUPER Clinic)
同率6位 富士フイルムヘルスケアシステムズ(Hi-SEEDシリーズ)
8位 ダイナミクス(Dynamics)
9位 ユヤマ(Brain Boxシリーズ)
10位 島津製作所(SiCLINICシリーズ)

また、同アンケートでEMシステムズの「MRN」ユーザーだと回答した人の半数以上が、価格面、機能面、使いやすさ、入力の反応/ページ遷移などの速さ、サポートの5つについて「満足している」と答えています。

参照:m3.com「2021年度版クリニック向け電子カルテ購入シェアランキング」

電子カルテを選ぶ際には実際に体験してみるのもおすすめ

EMシステムズ1社とっても4種類の電子カルテがありますが、日本には現在、数十種類の電子カルテがあるので、各社の説明や評判、ランキングを参考にしても決めきれないことはあるでしょう。その場合は、気になるメーカーの電子カルテを実際に試してみるのもおすすめです。メーカーによっては1週間から1か月程度のデモ体験を用意しているところもありますし、先輩医師などが使っているものを試しに触らせてもらうのもいいかもしれませんね。

Mac・Windows・iPadで自由に操作、マニュア ルいらずで最短クリック数で診療効率アップ

特徴

1.使いやすさを追求したUI・UX ・ゲーム事業で培って来た視認性・操作性を追求したシンプルな画面設計 ・必要な情報のみ瞬時に呼び出すことが出来るため、診療中のストレスを軽減 2.診療中の工数削減 ・AIによる自動学習機能、セット作成機能、クイック登録機能等 ・カルテ入力時間の大幅削減による患者様と向き合う時間を増加 3.予約機能・グループ医院管理機能による経営サポート ・電子カルテ内の予約システムとの連動、グループ医院管理機能を活用することにより経営サポート実現 ・さらにオンライン診療の搭載による効率的・効果的な診療体制実現

対象規模

無床クリニック向け 在宅向け

オプション機能

オンライン診療 予約システム モバイル端末 タブレット対応 WEB予約

提供形態

サービス クラウド SaaS 分離型

診療科目

内科、精神科、神経科、神経内科、呼吸器科、消化器科、、循環器科、小児科、外科、整形外科、形成外科、美容外科、脳神経外科、呼吸器外科、心臓血管科、小児外科、皮膚泌尿器科、皮膚科、泌尿器科、性病科、肛門科、産婦人科、産科、婦人科、眼科、耳鼻咽喉科、気管食道科、放射線科、麻酔科、心療内科、アレルギー科、リウマチ科、リハビリテーション科、、、、

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執筆 コラム配信 | クリニック開業ナビ

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