ホームページを埋もれさせないためには、SEO対策が不可欠だと聞いたことがある人は多いはず。では、具体的にどんな対策を講じればいいのでしょうか?
今回は、整骨院のホームページに必要なSEO対策について説明していきます。
SEOとは?
SEOとは、Search Engine Optimizationの頭文字を並べた言葉で、日本語にすると「検索エンジン最適化」。
検索エンジンからホームページを訪れてくれる人を増やすための施策を意味しますが、具体的には、特定のキーワードで検索された場合に、自院のホームページが上位に表示されるように調整をかけることがメインとなります。
なぜSEO対策が必要なの?
前述の通り、SEO対策を講じることで、特定のキーワードで検索された際に、自院のホームページが上位に表示されやすくなります。つまり、SEO対策を講じていなければ、整体治療を受けたいと考えている方が検索をかけても、検索結果の上位には自院のホームページが表示されず、自院を知ってもらえるチャンスが少なくなるということです。
「検索結果が10番目であっても、表示されたら問題ないのでは?」と思うかもしれませんが、最も上に表示された場合 (SEO業者などの専門家は、これを「検索1位」などといいます)と10番目に表示された場合では、クリックされる確率に大きな違いがあります。
たとえば外食で食べたい料理があって、「料理名+エリア」で検索したとして、ほとんどの人は上位に表示されたものから順番にクリックしていきますよね? なかには、検索結果の2ページ目、3ページ目までくまなくクリックしていく人もいますが、大多数の人はすぐに目的までたどり着きたいことを考えると、やはり1ページ目かつ上位にいないと、他の院のホームページだけを見て「もうここでいっか」と決めてしまう人の方が多いのです。
こう考えると、SEO対策をとることの大切さが理解できるのではないでしょうか。さらに、厚生労働省の公表によると、2020年時点の全国の整骨院数は50,364軒にも上ります。そのなかから選ばれるためには、少しでも多くの人にホームページを来訪してもらう施策を講じることがいかに大切かおわかりいただけるでしょう。
参照: 厚生労働省「就業あん摩マッサージ指圧師・はり師・きゅう師・柔道整復師及び施術所」
整骨院のSEO対策ではどんなキーワードを狙えばいい?
前述の通り、SEO対策においては、特定のキーワードで検索された際、自分の接骨院のホームページが上位に表示されるよう調整することが肝となります。
地域名+整骨院
では、具体的にどんなキーワードを狙えばいいかというと、まずは「地域名+整体(整骨)院」をベースに考えていきます。たとえば、東京都新宿区での開業であれば、「新宿 整体(整骨)院」などをベースに考えます。
地域名+整体(整骨)院+条件
次に、「新宿 整体(整骨)院 」のキーワードでの検索上位を狙うことももちろん大切ですが、さらに条件を絞ったときに検索結果で上位に表示されやすくなるよう、この2つのキーワードに他の条件を足していきます。
たとえば、土日も営業しているなら、「新宿 整骨院 土日営業」「新宿 整体院 土曜日」などですね。女性スタッフがいることを売りにしているなら、「新宿 整骨院 女性施術者」などもおすすめです。この場合は、特に女性のユーザーを獲得したいニーズも満たせるでしょう。
地域名+症状・施術の特徴
また、特定の症状に悩んでいて施術を受けたいと考えている人は、「地域名+症状」で検索することも多いです。これを拾うためには、たとえば「新宿 腰痛 治療」「新宿 整骨院 スポーツ」などのキーワードで対策を取っておくことが望ましいです。
「キーワード選定ツール」も活用しよう
地域名や症状以外にどんなキーワードが有効であるかを調べたいなら、キーワード選定ツールを使うといいでしょう。キーワード選定ツールは、無料のものから有料のものまでさまざまに存在しますが、まずは無料のもので試してみることがおすすめです。具体的には、以下のようなツールがあります。
整体院・整骨院のSEO対策のポイント
盛り込みたいキーワードが決まったら、それをもとにSEO対策を進めていきます。その際、以下のようなポイントをしっかりと考慮していきましょう。
原則、「1ページ1キーワード」でサイトの構造を考える
SEOでは、基本的には「1ページに1つのことだけを書く」ことが推奨されています(辞書と同じようなものと考えるとわかりやすいでしょうか)。
たとえば、「地域名+症状」のキーワードに対応するために、それぞれの施術メニューを詳しく説明するページを設けてもいいでしょう。また、ベースとなる「地域名+整骨院」はホームページのトップページで狙うのが基本です。
メタタグにもキーワードを盛り込む
ホームページには基本的に、「このホームページではどんなテーマを扱っているのか」「どんな情報が記載されたホームページであるのか」を検索エンジンやブラウザに伝える役割を果たしている「メタタグ」が存在します。
メタタグが設定されていないと、どんなに情報が盛りだくさんのホームページであっても、検索エンジンに情報を認識してもらえないため、Googleなど検索エンジンのシステムによる判定が行われず、ただしいSEO評価ができない可能性もあります。
メタタグにはいくつか種類があり、たとえばホームページの文字コードやビューポートタグ(モバイル端末で見たときのテキストや画像の表示サイズを最適化するためのタグ)もありますが、そのなかでキーワードと関連が深いメタタグは「メタディスクリプション」です。
メタディスクリプションとは、ホームページの内容を100文字程度で説明した文章のこと。この文章は検索結果として表示されたホームページタイトルの下に表示されるもので、文字数に制限はありませんが、PCサイトでは90~120文字程度、スマホサイトでは70文字程度までしか表示されないので、検索結果にも表示させることを考えてコンパクトにまとめたほうが無難でしょう。
ホームページに必要な情報を網羅することも大切
検索されやすいキーワードを網羅していたらSEO対策が万全かというとそうではありません。
ホームページの来訪者から「利用したい」と思ってもらうためには、
- 営業時間
- 住所
- 電話番号
- 施術メニュー
- 料金表
- 施術者紹介
などの情報もきちんと載せておくことが大切です。
また、そのほかにどんな情報を盛り込むと利用者にとってわかりやすいホームページになるかどうかを探るために、競合のホームページをチェックしてみることもおすすめですよ。
そのほかには、専門家によるセミナーやコンサルなどを受けることも成功に近づく手段の1つです。もし興味がある場合は、以下のサイトからもご紹介を行っていますのでご参考ください。
特徴
その他特徴
対応業務
診療科目
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この記事は、2023年2月時点の情報を元に作成しています。
執筆 CLIUS(クリアス )
クラウド型電子カルテCLIUS(クリアス)を2018年より提供。
機器連携、検体検査連携はクラウド型電子カルテでトップクラス。最小限のコスト(初期費用0円〜)で効率的なカルテ運用・診療の実現を目指している。
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