クリニックの内装がおしゃれになるこだわりポイントは?

クリニックの内装は、自院のイメージを左右する大切なポイント。内装に対して好印象を抱いてもらえると、それだけでも患者が定着しやすくなります。そこで今回は、クリニックの内装をおしゃれにするためのコツについて考えていきましょう。

目次
  1. どんな内装だと「おしゃれ」だと思ってもらえる?
    1. 心地よい明るさ
    2. 観葉植物や水槽などが効果的に使われている
    3. 曲線を取り入れる
    4. 空間を広くとる
    5. 世界観が統一されている
  2. 診療科別の内装のポイント
    1. 内科
    2. 外科、整形外科
    3. 心療内科、精神科
    4. 皮膚科
    5. 婦人科、産婦人科
    6. 小児科
  3. おしゃれな内装にこだわることで得られるメリットは?
    1. 患者満足度の向上
    2. 業務効率の向上
    3. ブランディング効果
  4. おしゃれ度を倍増させるコツ

どんな内装だと「おしゃれ」だと思ってもらえる?

「おしゃれ」とひとことに言っても思い描くイメージは人それぞれですが、どの診療科のどの年齢層の患者にも好まれやすい、クリニックにふさわしいおしゃれとしては、たとえば以下のようなポイントが挙げられます。

心地よい明るさ

受付や待合室に、大きな窓を設置して自然光を効率よく取り入れたり、間接照明を使って目にやさしい明るさに調整したりすると、患者は居心地のよさを感じてリラックスすることができます。一方、診察室や治療室では、明るすぎず暗すぎない照明を用いて、安心感を演出することが大切です。

また、待合室から診察室や治療室に移動した途端に色調が変わると緊張感が生まれることもあるため、窓やカーテン、ブラインドなどを使って室内に入る自然光の量などを適宜調整することも大切です。

観葉植物や水槽などが効果的に使われている

クリニックの内装を考えるうえでは、清潔感を重視することが大切です。しかし、「清潔感=白」と連想して白を多用すると、無機質な印象が強くなってしまいます。観葉植物や木目調の家具を設置してあたたかみを演出したり、水槽や絵画を設置して遊び心を加えたりすると、患者も自然と笑顔になれるでしょう。

曲線を取り入れる

院内が直線の組み合わせでデザインされていると、白一色でデザインすることと同様、患者に無機質なイメージを与えかねません。受付カウンターや待合室の椅子、ソファなどは、丸みを帯びたやわらかい印象のものをチョイスすることで、患者も緊張しにくくなります。

空間を広くとる

どれだけおしゃれな家具が配置されていても、空間にゆとりがなければ、患者は居心地の悪さを感じるものです。それを避けるためにも、患者、スタッフの導線がスムーズになるよう、家具の大きさや配置場所を考えていくことが大切です。

世界観が統一されている

ホームページのデザイン、ホームページ上でドクターが掲げているモットー、実際の診療スタイル、ロゴ、内装、外観など、クリニックを構成するすべての要素に統一感がなければ、患者はちぐはぐした印象を覚えて当然です。たとえば、内装はカフェのようなアットホームな雰囲気なのに、ホームページは写真が少なく文章ばかりの堅苦しいものであれば、「思っていたようなクリニックではなかった」と驚かれてしまうでしょう。反対に、すべての要素に統一性があれば、それだけでもおしゃれな印象を与えるものです。

診療科別の内装のポイント

続いては、診療科別の、おしゃれな内装を実現するためにこだわりたいポイントをみていきます。

内科

幅広い年齢層の患者が訪れる内科の内装は、「多くの人に好まれやすいデザイン」を意識することが大切です。白を基調としたナチュラルな内装をベースとしつつも、観葉植物や木目調の家具などを設置することであたたかみを演出するといいでしょう。また、内科は他の診療科と比べて患者数が多いため、回転率を上げられるよう、スムーズな導線を考えて家具の配置などを決めていくことも大切です。

外科、整形外科

外科や整形外科を訪れる患者は、車椅子や松葉杖を利用していることが多いので、スペースを広くとることやバリアフリー設計を心がけることが大切です。また、患部に痛みがある患者が多いのもこの診療科の特徴なので、緊張感を和らげてくれる落ち着いた色味の家具を選ぶといいでしょう。

心療内科、精神科

心療内科や精神科の患者は、比較的長期間通うことになる場合が多いため、閉塞感や拘束感がなく、安心して通える空間にすることが大切です。また、患者にポジティブな気持ちを与えられるよう、できる限り太陽光を取り込める内装にするか、立地的にそれが難しい場合、観葉植物を配置するなどしてやわらかな雰囲気を演出するといいでしょう。

さらに、少子高齢化が進んでいる昨今は、認知症治療のために来院する高齢者も増えているので、バリアフリーを考えて設計することも必須です。

皮膚科

皮膚科の内装を考えるうえでの注意点は、保険診療メインのクリニックと自費診療のみのクリニックでは、内装に関してこだわるべきポイントがまるで違うということです。

保険診療メインの場合、内科同様、幅広い年齢層の患者が訪れるため、万人受けしやすいシンプルなデザインが好ましいといえます。

一方、自由診療主体のクリニックの場合、高級ホテルのようなラグジュアリーな雰囲気を求める患者も多いので、調度品もワンランク上のものが選ばれる傾向にあります。美容皮膚科を利用する患者は、他の診療科の患者と違ってケガや病気をしているわけではないので、「医療機関らしさ」よりも「より美しくなれそうな世界観」を重視しています。そのため、自院がターゲットとしている患者が憧れそうなタレントやインフルエンサーなどのSNSを参考にすることも、クリニックの内装を考えるうえで役立つかもしれません。

婦人科、産婦人科

婦人科、産婦人科を主に利用するのは女性で、患者によっては心身ともにナーバスな場合があるので、リラックスできる空間づくりを考えることがとても大切です。出産できる産院であれば、「まるでホテルのよう」と形容される個室を有したところも増えてきていますが、美容皮膚科によくある高級ホテルのような雰囲気とは異なり、「安心感」の演出がもっとも大切です。

小児科

小児科でおしゃれ感や居心地のよさを追求するうえでは、子どもにも保護者にも支持されるデザインについて考える必要があります。もっとも大切なのはもちろん子ども目線ですが、たとえば待合室のソファなどが大人にとって座りにくい高さであれば、座っているだけでストレスを感じてしまうこともあるためです。

子どもにとっても大人にとっても過ごしやすい空間にするためにできることはいろいろあります。たとえば、待合室は木目調家具でまとめてアットホームな雰囲気を演出しつつも、そのそばに子どもが絵本やおもちゃで遊べるコーナーを設けたり、子どもが好きな動物モチーフのイラストを壁画として取り込みつつも、大人っぽい洗練された色遣いにしたり。また、子どもが転倒してケガをすることがないよう、クッションフロアを用いたり、冬でも素足で過ごせるよう床暖房を設置したりすると、それだけでもおしゃれなクリニックだと思ってもらいやすいでしょう。

おしゃれな内装にこだわることで得られるメリットは?

続いては、おしゃれな内装にこだわることで得られるメリットをみていきます。

患者満足度の向上

クリニックの内装がおしゃれであると、患者がクリニックに対していい印象を抱きます。たとえば、大人も子どもも楽しい気分になれる小児科なら、子どもがクリニックに行くことを嫌がりにくいため、親にとっても喜ばしいことですし、洗練された雰囲気の美容皮膚科なら、そこで施術を受けられることでラグジュアリーな気持ちを満喫できます。それによって患者満足度が上がり、これからもここに通い続けたいと思ってもらえます。

業務効率の向上

空間を広く使ったおしゃれで洗練された内装であれば、患者もスタッフも動きやすいため、業務効率が向上することが考えられます。

ブランディング効果

おしゃれなデザインであるだけで、患者、もしくはホームページで内観を見た人の印象に残りやすいため、ブランディング効果が期待できます。SNSなどでも内装のこだわりポイントなどを発信しているなら、見た人に拡散してもらえる可能性もあります。

おしゃれ度を倍増させるコツ

最後に、クリニックの内装をさらにおしゃれに見せるためのコツを紹介します。前述の通り、クリニックの内装を考えるうえでは、ドクターの診療方針やホームページデザイン、ロゴなどと統一感を持たせて、クリニックの目指す世界観を表現することが大切です。そのうえで、内装が完成したあとにさらにおしゃれ度を高めるコツは、スタッフのユニフォームにも統一感を持たせることです。しかも、デザインだけでなく素材にもこだわっておしゃれなものを選べば、患者からよりよい印象を持たれるので、ぜひ実践してみてはいかが?

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提供形態

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内科、精神科、神経科、神経内科、呼吸器科、消化器科、、循環器科、小児科、外科、整形外科、形成外科、美容外科、脳神経外科、呼吸器外科、心臓血管科、小児外科、皮膚泌尿器科、皮膚科、泌尿器科、性病科、肛門科、産婦人科、産科、婦人科、眼科、耳鼻咽喉科、気管食道科、放射線科、麻酔科、心療内科、アレルギー科、リウマチ科、リハビリテーション科、、、、