近年、スーパーやコンビニなどあらゆる所で目にするようになった自動精算機(セルフレジ)やセミセルフレジ。
病院やクリニックをはじめとした医療機関でも、会計待ち時間の短縮や、それに伴う人件費の削減・業務効率の向上にメリットをもたらしています。
>>自動精算機導入のメリット・デメリット|メーカーごとの機能比較
今回の記事では、そんな自動精算機(セルフレジ)の中でもコンパクトで省スペースな小型のものに焦点を当てて、おすすめの機種を紹介していきます。
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小型の自動精算機(セルフレジ)をクリニックに導入するメリット
先述の通り、クリニックに導入することによって「会計待ち時間の短縮」や業務コスト・人件費の軽減が期待できる自動精算機やセルフレジ。
以下の項ではその中でも「なぜ小型がいいのか?」について、いくつか例を挙げて解説したいと思います。
スペースの有効活用ができる
小型の自動精算機・セルフレジで最も大きなメリットと言えます。
クリニックの限られたスペースを有効活用でき、他の設備や備品の配置に柔軟性が生まれます。
卓上に置けるサイズであれば、既存の受付カウンターやデスクに簡単に設置可能で、追加の専用スペースを設ける必要がないケースがほとんど。
また大型機種と比べると比較的持ち運びが容易なため、必要に応じて受付や会計スペースの配置を柔軟に変更できるのも魅力です。
設置コストを低減できる
大型機種と比較すると、限られたスペースで使用できることもあり、基本的に特別な改装や設置工事が不要となるでしょう。その観点から言えば、初期コストを抑えられます。
日頃のメンテナンスが楽になる
小型機器はメンテナンスが簡単で、日々の清掃も迅速に行えます。
小型の自動精算機・セルフレジを導入する際の注意点
実際に小型の自動精算機・セルフレジを導入する際には、以下のポイントに注意することが重要です。これにより、店舗運営の効率化と顧客満足度の向上を図ることができます。
設置スペースの確認
まず、設置する場所の寸法を正確に確認する必要があります。セルフレジや自動精算機は、小型であっても一定のスペースを必要とします。
設置場所のサイズだけでなく、周辺の動線や他の設備との配置も考慮しましょう。患者・スタッフがスムーズに操作できる環境を整えることが大切です。
お金の出し入れ方法
セルフレジや自動精算機は金庫のような役割も果たすため、お金の管理方法に注意が必要です。
現金の出し入れが簡単で、安全に行える仕組みが求められます。
また、従業員が誤操作をしないようなマニュアルの整備も重要です。
サポートの充実度
機器の導入後、問題が発生した際に迅速に対応できるサポート体制が整っているかを確認しておくことも重要です。
メーカーや販売業者のサポート範囲を事前に確認し、必要に応じて保守契約を結んでおくといいでしょう。
新紙幣への対応
新しい紙幣や硬貨が発行された場合、機器が適切に対応できるかどうかを確認する必要があります。
アップデートが必要な場合、その費用や対応期間も事前に把握しておきましょう。
最新の紙幣・硬貨に対応できない場合、患者に不便をかけるだけでなく、クリニックの信頼性にも影響を与える可能性があります。
小型の自動精算機・クリニックにおすすめの機種を比較
ここからは、クリニックにおすすめの小型精算機・セルフレジを比較表も合わせてご紹介していきます。
事業者名 | 代表的な小型機種 | 代表的な小型機種のサイズ | 初期費用(万円) | 保守費用(万円/月) | キャッシュレス対応 | 紙幣・硬貨 | 電カル・レセコン連携 |
三栄シスポ | ■RT380 (セミセルフレジ) ■RT300 (セミセルフレジ) | RT380 縦26cm 横40cm 奥行54cm ※突起部除く RT300 縦13cm 横48cm 奥行54cm※突起部除く | 170~ | 1.5~ | ◯ | 全金種対応 | ◯ |
キオスク | ■自動精算機ClinicKIOSK for DESK TOP (自動精算機) | 縦45cm 横48cm 奥行60cm | 290~340 | 2.6 | ◯ | 全金種対応 | ◯ |
ティーエスアイ | ■300シリーズ (セミセルフレジ) ■380シリーズ (セミセルフレジ) | 300シリーズ 縦14.5cm 横49.5cm 奥行59cm 380シリーズ 縦27.5cm 横40cm 奥行き54cm | 35~182 | 0.8~ | ◯ | 全金種対応 | ◯ |
インテクア | ■SMASEL Q1 (自動精算機) ■SMASEL CR2 (自動精算機) | Q1 縦43cm 横53cm 奥行45cm CR2 縦67cm 横40cm 奥行60cm | 180~ | 1.8~ | ◯ | 全金種対応 | ◯ |
三栄シスポ「自動釣銭機OWEN」シリーズ
日本マーケティングリサーチ機構による調査で「簡単に操作しやすいと思うセミセルフレジ No.1」を取得した「OWEN」。
小型機種として、RT380とRT300の2機種を揃えています。
それぞれ省スペースを可能にするサイズで、他にはない両面タッチパネルも備えています。
特別料率の日本医師会員向けキャッシュレスサービスとの連動も可能となっており、利便性も高い野が特徴です。
三栄シスポ「自動釣銭機OWEN-self for Medical」お問い合わせ
キオスク「自動精算機ClinicKIOSK for DESK TOP」
高さ136㎝、横幅46cm、奥行き29.5㎝(※突起部含む49cm)の省スペース機種です。
数多くのレセコンとの連携が可能な他、外来の保険診療に的を絞ったハードウェア構成にして低コスト化を実現しています。
自動精算機の導入時は、使い方をご説明するだけではなく、過去の導入経験をもとに業務フローの構築までサポートしているのも特徴です。
ティーエスアイ「スマレジ」シリーズ
コンパクトなサイズで省スペースを実現するとともに、iPadをレジとして使用可能な機能も備えています。
クラウド上のデータ保存や、他社の会計ソフトや勤怠ソフトとも連携が可能な点も魅力です。
インテクア「SMASEL」シリーズ
カウンター形状に合わせて3つの機種から選べる省スペース設計となっているのが最大の特徴です。
自動精算機を使用する際の注意点でもある「釣り銭切れ」を少なくするために、大容量設計となっている点も魅力です。
小型自動精算機・セルフレジ導入で業務効率化
小型の自動精算機・セルフレジは、限られたスペースを有効活用でき、業務効率を大幅に向上させることが可能です。
「自動精算機を導入したいけど、スペースが少ない…」などのお悩みがある場合には、是非小型の自動精算機・セルフレジの導入を検討してみてください。
特徴
種別
機能
決済
システム提携
タイプ
診療科目
この記事は、2024年6月時点の情報を元に作成しています。
執筆 CLIUS(クリアス )
クラウド型電子カルテCLIUS(クリアス)を2018年より提供。
機器連携、検体検査連携はクラウド型電子カルテでトップクラス。最小限のコスト(初期費用0円〜)で効率的なカルテ運用・診療の実現を目指している。
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