現役看護師に聞いた「うちの職場のおかしなルール」

「なんでこんなルールがあるの!?」 「これってうちの病院だけ…?」

看護師として働く中で、そんな風に感じたこと、ありませんか? 毎日頑張る看護師さんたちが抱える職場の「おかしなルール」について、現役看護師さんの生の声を集めてみました。

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目次
  1. 勤務時間や休憩に関するモヤモヤ
  2. 前時代的な慣習にウンザリ…
  3. 謎の決定権を持つ「お局様」問題
  4. マニュアルがない!?独自ルールで混乱
  5. 上司や医師との関係性から生まれる歪み
  6. 情報共有・記録に関する見えない負担
  7. まとめ

勤務時間や休憩に関するモヤモヤ

「夜勤時は30分〜1時間前に出勤し情報収集、点滴のチェック、救急カートの物品チェック、夕分の薬のチェックをしなければならないというおかしなルールがある。給与が発生しない時間に業務をしないといけないこと、安全に医療を提供するために必要な業務が無給なのが許せない」といった声が寄せられました。(上間かな/20代・後半)

安全な医療提供のためとはいえ、サービス残業になってしまうのは納得できませんよね。「人員を増やし、勤務時間にもナースコールを取らずカルテ記載やチェック業務をできるようにするべき」という意見、強く共感します。

また、「年休の希望が入れられません。これ自体法令違反ではあります。」(Vivi/40代・前半)という声も。有給消化は労働者の権利。負担や平準化の理由は理解できるものの、本来は希望が通るべきものです。

前時代的な慣習にウンザリ…

「夜勤の朝ごはんの時のおやつ交換が昔からある。お疲れ様、ありがとうの意味があると言われたが、相方が誰で何が好きで何が苦手か、だいたいいくらくらいのおやつを持ってくる人かなどのリサーチが面倒臭くて嫌だった」「何かしらの理由で欠勤すると『お休みありがとうございました』という紙を添えてお菓子の差し入れをしないといけない暗黙のルールがある」(がんち/40代・前半)

「外来の休日当番は2人体制ですが、相方の分のお菓子や飲み物を買ってくるという暗黙のルールがありました。」(たんたん/20代・後半)

お土産やお菓子の交換、欠勤時のお詫びの品など、職場の人間関係を円滑にするためとはいえ、半ば強制になっている慣習に疲弊している人も少なくないようです。これらは個人の善意で行われるべきもので、ルール化されると負担になってしまいますよね。

謎の決定権を持つ「お局様」問題

「個人CLのため残業や救急搬送の当番は後から入社してきた院長のお気に入りがすべて仕切っている。(その人と一緒の勤務の時)」(やまりん/50代・後半)

「職長が居ない職場である。が、すべて決め事はお局の看護師に確認してから行う。その看護師は長く勤めているだけで職長では無いので、全員平等のはずであるが、すべてそのお局が決定権を持っている。新しい事を取り入れたくても『昔からこうだから』と、昔ながらのやり方、考えが通用する職場である。」(みか/30代・後半)

「お局が新しい知識を取り込めず、指摘しても無視などの威圧的な態度が横行するため、本当は違うけどねと思いながらその場は古い手技にて消毒等様々なことを行っている。ただ、お局の前だけその手技で行い、後からこっそりやり直している。」(ちょこ345/30代・後半)

組織としての正式な役職ではないのに、なぜか大きな発言力や決定権を持っている「お局様」の存在に悩む声も多く聞かれました。新しい知識や技術を取り入れたくても、「昔からこうだから」の一言で片付けられてしまうのは、スキルアップの妨げにもなりかねません。

マニュアルがない!?独自ルールで混乱

「看護師免許を取り、看護師として初めて手術・中材・内視鏡科に就職。部署のマニュアルは無くて、全て先輩からの口伝によるもの。初めて見る物や単語ばかりでまるで頭に入らず。オペ内容に至っても教科書には載っていないので、自主学習も出来ない。またオペの介助の内容についても人それぞれ。」(ケイシー/40代・後半)

マニュアルがなく、業務が属人化している職場では、新人はもちろん、経験者でも戸惑うことが多いでしょう。「お前が作れと指示があった」結果、新人がマニュアルを構築したというエピソードには驚きを隠せません。

また、「胃瘻や気管切開のチューブの固定水交換日ごとのカレンダーが病棟にある。体温表に交換日を記載してるのに、アナログ派の人が多く続けている。」(くぼた/20代・後半)といった声も。最新のシステムが導入されても、昔ながらのアナログな方法が残っている職場も多いようです。

上司や医師との関係性から生まれる歪み

「高圧的な医師は院長のため、誰も逆らえないという雰囲気が強すぎることです。相談できる先輩は、比較的立場が近い先輩で、師長やここの部署が長い先輩からは、院長のことを愚痴るなという雰囲気が強いです。」(まりも/40代・前半)

「一番印象に残っているおかしなルールは、『新人看護師は全ての飲み会に強制参加』というものです。飲み会好きな医師が作ったルールでした。新人は1次会で帰宅することは許されず、3次会までは強制参加でした。翌日が日勤や早出でも関係無しです。」(もも/30代・前半)

上司や医師の立場が強く、意見が通りにくい環境では、不合理なルールが生まれやすいようです。特に、新人が声を上げにくい状況は、健全な職場環境とは言えません。

「医師の時間外の際の連絡方法について。診療科によっては診療科に類似することは主治医にかける、という独自のルールがあった。」(まる/30代・後半)

緊急時の連絡体制は、患者さんの安全に関わる重要な問題です。独自のルールによって現場の負担が増えるのは避けたいところです。

情報共有・記録に関する見えない負担

「看護記録はすべて夜勤者がチェック、という暗黙のルールがあります。5年以上前から存在し、日勤者が自分で見返す習慣がなくなっているせいで残っています。」(月村/20代・後半)

看護記録のチェックは、情報共有や安全な看護を提供する上で不可欠な業務です。特定のシフトに負担が集中するのは、業務の効率化や責任の所在を不明瞭にする原因にもなりかねません。

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まとめ

今回集まった声から、看護師の皆さんが様々な「おかしなルール」や「納得できないこと」に日々直面し、時には我慢しながら業務にあたっている実態が見えてきました。これらの多くは、「昔からの慣習だから」「人手不足だから」といった理由で続いてしまっているようです。

しかし、そういった慣習が、結果的に看護師の負担増やモチベーション低下、ひいては医療の質にも影響を与えかねません。皆さんの職場には、どんな「おかしなルール」がありますか?

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執筆 CLIUS(クリアス )

クラウド型電子カルテCLIUS(クリアス)を2018年より提供。
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