
看護師の仕事って、日々の業務に追われる中でも新しい知識をアップデートし続ける必要がありますよね。
「勉強しなきゃ」と思っていても、家に帰るとぐったり……そんな経験、ある方も多いのでは?
そこで今回は、現役看護師さんたちに“実際にどんな勉強をしているか”を聞いてみました。
忙しい中でも実践できる勉強方法・時間の作り方が、たくさん寄せられています。
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スキマ時間でネット・SNSを活用する派
今どきの看護師さんの勉強スタイルとして多かったのが、「ネットやSNSを使って手軽に情報収集する」方法。
スマホ一つでサッと調べられるので、通勤中や寝る前の短時間でも続けやすいのが特徴です。
「わからないことがあれば、割とすぐにGoogle検索して調べるので、きまった時間はない。
Xで興味ある医師をフォローして最新情報を得る。多いのは膠原病内科の医師。
後はネットサイトANSWERNEWSというサイトて薬剤情報を調べる。
平日は子ども達を寝かしてからの30分ほど程度。」(アクアリウム/40代・前半・女性)
「・勉強方法は参考書を開くことはなく、もっぱらネット検索
YahooやGoogleで調べたいワードを検索。またはInstagramや TikTokで問題形式で動画を流しているアカウントをよくみる。
特にこのアカウントというのはなく、例えば糖尿病について深めたかったら糖尿病と入れて最初の情報を得る。看護師資格を取得したのが20年前なので医学の進歩により変わっていることもある。薬の作用時間や副作用について調べることが多い。持ち歩けるメモに書き写しいつでも見返せる方法を取っている。
・平均勉強時間は週に3回
仕事に出た日に勉強することが多い。
その日つまづいたこと、聞かれても納得のいく返答を自分自身ができなかったときに勉強する。現在の職場は何科というわけではなく、色々な基礎疾患や既往歴を持った方が多いので幅広く検索する必要がある。」(波/30代・後半・女性)
「インスタグラムで、クイズ方式で出しているアカウントなどを見たり、まとめている人のアカウントをみて勉強しています。
アカウントは:看護師ナスさん はるさん なすぴさんを参考にしています。
勉強時間は、毎日5分程度です」(のぞみ/30代・前半・男性)
「看護師の勉強のためのまとまった時間などはとっていません。
不明なことがある時は、最近はChatGPTで詳しい情報を入れて、まとめています。そこに出てきた情報からネットに飛び、さらに詳しく検索します。
さらにはInstagramのnurse_miya38さんの情報が有益で、自分の苦手な循環器系のことなどはよく参考にしています。
新人看護師にもとても分かりやすくまとめていて見やすいので、そこがポイントかなと思います。」(kako/30代・後半・女性)
「SNSで調べることが多くなりました。Instagramが1番わかりやすいです。
(@kango_no_susumeさんオススメです。)
寝る前に調べたりするので毎日5分程度です。」(momo/30代・後半・女性)
短時間でも継続している看護師さんが多く、「寝る前5分」「子どもを寝かせた後30分」といったスキマ活用がポイント。
X(旧Twitter)やInstagramなどで、医師や看護系アカウントをフォローして最新情報をチェックするスタイルも定番化しています。
王道の「書籍派」も根強い人気
一方で、「やっぱり本でじっくり勉強したい」という声も多くありました。
基礎を固めたい人や、特定分野を専門的に深めたい人は書籍を選ぶ傾向があるようです。
「内視鏡に関して教えていた時は、内視鏡看護に関連する書物を(技師・看護師必携 ステップアップ消化器内視鏡- 検査・治療・ケア・はじめての消化器内視鏡看護 カラービジュアルで見てわかる! ・
器具、薬剤、前処置、観察 まるごと! わかる・できる・ラクになる!消化器内視鏡介助&看護 パーフェクト病気が見える 消化器内科)購入していました。
使用薬剤に関しては添付文書も併せて参考にして、使用量・致死量・使用方法をマニュアルにして作りました。
あと内視鏡介助のやり方は本も参考にはしましたが実際介助についた時(特に大腸内視鏡)に先生に用手圧迫はどこを押さえると効果的か処置具の渡し方は直接教えてもらいました。
→平均は2〜3時間くらいです。ほとんどは家に帰ってやっていめした。自分が集めた情報をノートにまとめていました。」(さちさん/50代・後半・女性)
「医学書を読みます。まず「病気が見える」のシリーズで自分の気になっている疾患や病態を見ます。
それを理解したうえで次に看護に進みます。
インターネットで「〇〇(疾患名) 看護」 のように進むと
看護roo!などのサイトで看護が詳しくのっているのでそこで調べます。
更にわからないことは深堀りして調べていきます。
勉強時間としては週1日ほどです。
その他は業務で分からないことがあった場合にその次の休みに調べることがあります。
仕事が終わった日には疲れていてなかなかできないので、その次の休みにするようにしています。」(みさちょ/30代・前半・女性)
「病院の図書館で病気がみえるで解剖や病気の基本的な部分の勉強、アトラスで解剖の勉強、最新人工心肺という書籍で心臓血管外科手術で使用する人工心肺について学んだりしました。勉強時間は平均1〜1時間半程度。
「病棟でよく使われる薬という本を夜勤中の時間がある時、1時間程度読んでいました。SNSはあまり参考にすることはなかったです。」(ろったん/30代・前半・女性)
「新しい診療科などに異動した場合、まずはその分野の書籍を購入して勉強します。勉強時間は仕事を終えてから1〜2時間程度。その日の業務で新しく学んだことは自分でメモやノートにまとめます。処置の必要物品や手順などは、自分なりにまとめて、いつでも見返せるようにします。例えば、書籍に書いてあることと、現場で使用する物品は名称が違うこともあるので、自分でまとめる方がわかりやすいです。」(きよぽん/50代・前半・女性)
オンライン研修やeラーニングで学ぶ派
最近は、動画配信やオンライン講座で学ぶ看護師さんも増えています。
通勤中や家事の合間に「耳だけ学習」する人も。
「自宅でナースの星というサイトで様々な知識を得た。定額払えば様々なテーマの動画配信の中から自分が見たいものをチョイスして見る事ができる。1つあたり40〜60分。定期購読の冊子も届く。どこでもいつでも最新の医療知識が身につくのが良い。」(ぱん/40代・前半・女性)
「エムハンクという研修サイトがあるので、自分の興味がある研修に応募し参加しています。オンライン研修で、公開期間中(約1週間)は繰り返し動画を見ることが可能です。認定看護師や医師など知識豊富な人からの講義なので、とても勉強になります。」(こみさ/30代・前半・女性)
「主にe-Learningというオンライン学習の動画の視聴をしたり、「病気が見える」シリーズの参考書をノートに書き写すなどをしていました。夜勤の前1時間ほど、休みの日に2〜3時間 週に5〜6時間ほど。」(まさひろ/30代・後半・男性)
「聞いて学ぶ」「まとめて教える」で知識を定着
実践的な学び方として、「先輩や医師に直接聞く」「勉強会で発表する」といった“アウトプット型”の学習も紹介されました。
「業務について勉強する際は、勤務先によって方法や使用する器具が異なるため、現場の人や先輩に直接聞くことが最も効果的です。ネットや一般的な方法を調べても、病院ごとにやり方が微妙に異なるためあまり意味がありません。ある程度知識として勉強したことを、実際の現場でどのように行われているか確認することが大切です。一度聞いた内容は必ずメモを取り、次からは自分一人でできるよう心がけます。
勉強は時間の長さではなく、メモを見ながら一人でできるように場面を設定し、状況を想定して道具や声かけの方法を実際にシミュレーションすることが重要です。こうして技術を一つずつ習得していくイメージで学んでいきます」(清水めぐみ/50代・後半・女性)
「勉強方法は、役割の関係上、勉強会や学生・看護師対象の講義の講師などの準備を活用します。もちろん、すでに知っている知識もありますが、それと同じくらい、知っているが深めていないものも多くあります。その時は論文や雑誌、協会公式HPなどを活用して勉強します。
勉強時間は定まっていないですが、1時間/週程度しか確保できていません。子供が3人おりいずれもちいさいため、まともに勉強時間をとれていないのが現状です」(まーちゃん/30代・後半・男性)
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まとめ:完璧を目指さず「続けられる形」を見つけよう
看護師さんたちの勉強方法を見ていると、共通しているのは**「無理なく続けられる工夫」**をしていること。
短時間でも「気になったらすぐ調べる」「1テーマだけ学ぶ」など、完璧を目指さず積み重ねている姿が印象的でした。
今はSNS・動画・AIなど学びの手段もどんどん広がっています。
忙しい中でも、自分の生活スタイルに合った勉強方法を見つけて、“ナースとしての成長”をマイペースに続けていきましょう。
特徴
対象規模
オプション機能
提供形態
診療科目
この記事は、2025年9月時点の情報を元に作成しています。
執筆 CLIUS(クリアス )
クラウド型電子カルテCLIUS(クリアス)を2018年より提供。
機器連携、検体検査連携はクラウド型電子カルテでトップクラス。最小限のコスト(初期費用0円〜)で効率的なカルテ運用・診療の実現を目指している。
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