「面接の準備は完璧!」……と思っていたのに、予想外の質問に頭が真っ白になってしまった。
そんな経験はありませんか?
特に看護師の面接では、スキルや経歴だけでなく、ライフスタイルや価値観に深く踏み込んだ質問をされることが多く、どう答えるのが正解なのか迷ってしまいますよね。
この記事では、現役看護師の方々に聞いた「実際に面接で答えに詰まった質問」のアンケート結果を一挙公開します。
さらに、「なぜ面接官はそんなことを聞くのか?」という採用側の裏側の心理と、内定にグッと近づくための具体的な対策ポイントをプロの視点で解説。
この記事を読めば、苦手な質問への「切り返し方」がわかり、自信を持って面接に臨めるようになるはずです。
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1.子育て・家庭環境に関する質問
ワークライフバランスを重視したい方にとって、最も回答の難易度が高いテーマです。
ナースのリアル体験談
「子供が発熱した際に面倒を見てくれる人はいるか。働き出しても休みにくい環境だと感じ、辞退した。」(1児ママナースさん/30代後半・女性)
「子供に何かあったときのサポート体制はあるか。実家が近くにあるが全面的には頼れず、正直に答えると落とされるかもと心配になった。」(みさんさん/20代後半・女性)
「今後子供をつくる予定はあるか。遠回しに作るなと言われたと感じた。また、子育て中で急に休む可能性があることを理由に『パートなら採用します』と言われ、妥協すべきか悩んだ。」(みほ@ゆる看護師ライターさん/30代後半・女性)
「オンコールや祝日勤務はできるか。家族の協力があればできるが、小さい子供がいるため沢山はできないといったニュアンスをどう伝えればよいか悩んだ。」(あいさん/30代後半・女性)
「夫の職業についての質問。意図が分からなかった。」(kuyu1さん/30代後半・女性)
採用側の心理
施設側は、決して意地悪で聞いているわけではありません。一番の懸念は「急な欠員が出た際に、現場のシフトをどう回せるか」というリスク管理です。
また、せっかく採用してもすぐに辞めてしまわないかという不安から、家庭環境を含めた「無理のない働き方ができるか」を確認しようとしています。
対策のポイント: 「誠実さ」+「解決策の提示」
「すべて一人で解決します」と無理に答える必要はありません。大切なのは、現状のバックアップ案をセットで伝えることです。
「基本は病児保育を利用しますが、どうしても難しい場合は夫と協力して対応します」など、自分なりに工夫する姿勢を見せるだけで、採用側の安心感は大きく変わります。
条件交渉についても「〇時までなら全力で貢献できます」と、できる範囲をポジティブに提示するのがコツです。
2.志望動機・病院選びに関する質問
「他にも医療機関はあるのに、なぜうちなの?」という深掘りは、本音と建前の使い分けに悩みます。
ナースのリアル体験談
「その治療や医療技術はこの病院でなくてもあるのでは?という質問。本当の理由は給料や通いやすさだったため、はっきりと答えられなかった。」(おにぎりさん/20代後半・女性)
「どうしてこの職場を選んだのか。家から近いなどの理由しか思いつかず、答えに詰まった。」(タカさん/30代後半・男性)
「今受けている会社を選ばない理由。他社と迷っている話をしたら、なぜうちを選ばないのか聞かれ、本音を言うべきか濁すべきか分からなかった。」(チロルさん/20代後半・女性)
「第3希望までの配属先になれなかったらどうするか。希望の科があるから応募したのに、という気持ちが強く答えに詰まった。」(kuyu1さん/30代後半・女性)
採用側の心理
採用側は、あなたが「自社の特徴をどれだけ理解しているか」を見ています。条件だけで選んでいる場合、もっと良い条件の場所が見つかればすぐに辞めてしまうのでは、という疑念を持たれやすいからです。病院の方針に少しでも共感している人の方が、長く働いてくれると期待しています。
対策のポイント: 「条件」を「意欲」に変換する
「家から近い」「給料が良い」という本音を、「長く意欲的に働ける理由」に変換して伝えましょう。
「通勤時間が短い分、心身ともに余裕を持って日々の看護に集中でき、長く貢献したいと考えています」と繋げるのが効果的です。
また、病院のHPからキーワードを一つ拾っておき、「その方針に基づいたケアを、この地域で実践したい」と一言添えるだけで、志望度がぐっと高く伝わります。
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3.キャリア観・自己分析に関する質問
将来のビジョンを問われる質問は、明確な目標がない場合にプレッシャーを感じやすいポイントです。
ナースのリアル体験談
「将来どうなりたいのか。資格取得支援のある病院で、役職に就きたいのかプロになりたいのか決まっておらず、働きながら見つけていきたいと伝えた。」(めんさん/20代後半・女性)
「どのようにスキルアップしたいか。認定看護師等の資格取得は全く考えていなかったので、一般的に考えられるスキルについて回答した。」(あいさん/30代後半・女性)
「長所、短所を教えてください。看護師の面接ではあまり聞かれることがなかったので、咄嗟に答えられなかった。」(kirikoさん/30代後半・女性)
「今の自分は何点か?自分を好きか?という質問。普段あまり考えていないことだったので、回答に時間がかかった。」(KOIDEさん/30代後半・女性)
採用側の心理
ここでは、「病院が提供できる環境と、本人の希望がマッチしているか」を確認しています。教育体制に力を入れている病院が、成長よりも現状維持を望む人を採用してしまうと、入職後の教育プログラムが負担になり、お互いに不幸になってしまう可能性があるからです。
対策のポイント: 「等身大の目標」を誠実に話す
背伸びをする必要はありません。「まずは貴院の業務を確実に覚え、患者様に安心感を与えられる看護師になりたい」という目の前の目標は、立派なキャリアプランです。
もし迷っているなら「働きながら、自分の強みを活かせる専門分野を見つけていきたいです」と、前向きな姿勢を伝えるだけでも好印象を与えることができます。
4.【番外編】思わず焦った「変化球」の質問
時折、意図の読めない質問や、厳しい条件確認をされることもあります。
ナースのリアル体験談
「以前の職場はどうして辞めたのか。人間関係が悪化して退職したので、説明しづらかった。」(タカさん/30代後半・男性)
「提示された給料がサイトよりも2〜3万円低かった。どう伝えればいいのか分からなかった。」(めんさん/20代後半・女性)
「小中学生の時に苦労したことと乗り越え方。あまり覚えていないので、せめて高校生以降にしてほしいと思った。」(チロルさん/20代後半・女性)
「外国の人に道を尋ねられたらどうするか。医療に関係ない質問で、答えに悩んだ。」(ゆらゆら35さん/30代後半・男性)
「長期勤務できるか。実際に働いてみないとわからないし、相手の求める『長期』が定年までなら難しいと思った。」(ゆらゆら35さん/30代後半・男性)
「病院見学直後に『今日見た中で一番興味のあった診療は?』と問われた。突発的な問題に焦ってしまった。」(KOIDEさん/30代後半・女性)
対策のポイント: 考えるプロセスを見せる
想定外の質問が来たら、「少し考えてもよろしいでしょうか」と一呼吸置くのが正解です。
答えの内容そのものよりも、慌てずに自分の考えを伝えようとする誠実な態度が評価されます。
また、給与の相違などについては、その場ですぐに返答せず「検討のお時間をいただけますか」と持ち帰り、後日エージェント等を通じて確認するのも一つの手です。
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まとめ:面接は「自分に合う職場」を見極めるチャンス
面接で答えに詰まってしまうのは、あなたがそれだけ誠実に回答しようとしている証拠です。もし、面接の中で「あまりにも本音を言えない」「価値観が合わない」と感じる質問が続くなら、それはその職場があなたに合っていないという大切なサインかもしれません。
事前の準備で「心の余裕」を作り、あなたらしい言葉で対話をしてみてくださいね。
特徴
対象規模
オプション機能
提供形態
診療科目
この記事は、時点の情報を元に作成しています。
執筆 CLIUS(クリアス )
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