クリニックの生活習慣病管理料(Ⅰ)(Ⅱ)算定ガイド|療養計画書の作成と業務効率化【2026年改定対応】

高血圧・糖尿病・脂質異常症といった生活習慣病は、クリニックの外来で最も多く扱う疾患です。その管理を評価する「生活習慣病管理料(Ⅰ)(Ⅱ)」は、内科系クリニックの経営に直結する重要な点数。しかし、療養計画書の作成負担や(Ⅰ)(Ⅱ)の使い分けに悩む声も少なくありません。

2026年(令和8年度)の改定では、この生活習慣病管理料にも見直しが入りました。この記事では、(Ⅰ)(Ⅱ)の違い、療養計画書のポイント、そして日々の業務を効率化するコツを整理します。

※本記事は2026年改定に関する一般的な解説です。算定要件は疑義解釈等で変わる可能性があるため、実際の算定・届出時は最新の告示・通知をご確認ください。

目次
  1. 生活習慣病管理料(Ⅰ)と(Ⅱ)の違い
  2. 2026年改定の主な変更点
  3. 療養計画書のポイント
  4. 業務を効率化する3つの工夫
  5. 電子カルテで療養計画書はここまでラクになる
  6. まとめ
  7. よくある質問(FAQ)

生活習慣病管理料(Ⅰ)と(Ⅱ)の違い

まず押さえたいのが、(Ⅰ)と(Ⅱ)の基本的な違いです。

  • 生活習慣病管理料(Ⅰ):検査などを含む「包括」的な評価。点数が高い分、要件も手厚い
  • 生活習慣病管理料(Ⅱ):検査等は出来高で算定する「非包括」型。(Ⅰ)より運用しやすい

どちらを選ぶかは、自院の診療内容や検査の頻度によって変わります。検査を院内で多く行う場合は(Ⅰ)が有利になることもあれば、外注検査が中心なら(Ⅱ)が扱いやすいこともあります。患者さんごとの診療パターンをふまえて選択することが大切です。

2026年改定の主な変更点

今回の改定で、実務に影響する見直しがいくつか行われました。

1. 療養計画書の患者署名が廃止
これまで療養計画書には患者さんの署名が必須でしたが、負担軽減の観点から署名が不要になりました。ただし、これは「作らなくてよい」という意味ではありません。療養計画書の作成・交付・説明と同意の取得は引き続き必要です。

2. 生活習慣病管理料(Ⅰ)に血液検査の要件
生活習慣病管理料(Ⅰ)の算定要件に、6か月に1回以上の血液検査が盛り込まれました。定期的な検査の実施と、その記録が求められます。

3. 併算定の一部緩和
糖尿病を主病とし在宅自己注射指導管理料(C101)を算定している場合について、一定の条件のもとで同時算定が可能になるなど、併算定のルールが一部緩和されました。

4. 長期処方・リフィル処方箋に関する掲示要件
生活習慣病管理料を算定するクリニックでは、患者の状態に応じた「28日以上の長期処方」または「リフィル処方箋の発行」に対応が可能である旨を、院内に掲示(およびウェブサイト等への掲載)することが求められます。自院の運用体制をあらかじめ整理し、患者さんへ説明できるようにしておくことが重要です。

療養計画書のポイント

療養計画書は、患者さんと治療方針を共有し、生活習慣の改善を支援するための書類です。署名は不要になりましたが、次の点は引き続き重要です。

  • 血圧・血糖・体重などの目標値を、患者さんと一緒に設定する
  • 食事・運動・服薬など、具体的な指導内容を記載する
  • 内容を患者さんに説明し、同意を得たうえで交付する

「形だけ作る」のではなく、患者さんの行動変容につながる計画を立てることが、本来の目的です。とはいえ、毎回ゼロから作成していては、現場の負担は膨らむ一方です。

また、療養計画書は「初回」と「継続(2回目以降)」で運用が異なります。初回は詳細な目標設定や指導内容の記載が必要ですが、継続時は患者の状態に大きな変更がない場合、記載項目を簡略化することが可能です。毎回すべての項目を一から作成する必要はないため、継続用の運用ルールを院内で統一しておくと効率的です。

業務を効率化する3つの工夫

療養計画書の作成を、無理なく続けるための工夫を紹介します。

1. テンプレート化する
疾患別・患者パターン別に療養計画書のひな型を用意しておけば、毎回の入力が最小限で済みます。よく使う指導文言をあらかじめ登録しておくと、さらにスピードが上がります。

2. 役割分担を決める
医師がすべてを書く必要はありません。基本情報や定型部分は医療事務や看護師が準備し、医師は方針の確認と説明に集中する。役割を分けることで、診療全体の流れがスムーズになります。

3. 検査スケジュールを管理する
(Ⅰ)を算定する場合、6か月に1回以上の血液検査を漏れなく実施する必要があります。患者さんごとの検査時期を管理し、算定漏れや要件未達を防ぎましょう。

電子カルテで療養計画書はここまでラクになる

これらの効率化を大きく後押しするのが、電子カルテの活用です。テンプレート機能を使えば、患者情報を引き継いだ状態で療養計画書を数クリックで作成でき、セット登録した検査や処方をまとめて指示することもできます。検査時期のリマインドを設定すれば、要件の管理も安心です。

クラウド電子カルテCLIUS(クリアス)公式ページは、カルテテンプレートやセット登録で、生活習慣病管理料に伴う書類作成・指示業務の効率化をサポートします。「療養計画書の作成が毎回大変」「算定漏れが心配」——そんな課題を感じているクリニックは、資料請求で具体的な使い方を確認してみてください。

まとめ

2026年改定における生活習慣病管理料のポイントは次のとおりです。

  • (Ⅰ)は包括・高点数、(Ⅱ)は非包括で運用しやすい。自院の診療に合わせて選択
  • 療養計画書の患者署名は廃止。ただし作成・説明・交付は引き続き必要
  • (Ⅰ)には6か月に1回以上の血液検査要件
  • テンプレート化・役割分担・検査管理で、負担を抑えつつ算定漏れを防ぐ

制度を正しく理解し、電子カルテで運用を効率化すれば、生活習慣病管理料は「負担の大きい書類仕事」から「無理なく算定できる収益の柱」へと変えられます。


よくある質問(FAQ)

Q. 生活習慣病管理料(Ⅰ)と(Ⅱ)はどちらが得ですか?
A. 一概には言えません。院内検査が多いなら包括の(Ⅰ)、外注検査が中心なら(Ⅱ)が扱いやすい傾向です。自院の診療パターンで比較しましょう。

Q. 2026年改定で療養計画書の署名は本当に不要になったのですか?
A. 患者署名は廃止されました。ただし、作成・説明・交付と同意取得は引き続き必要です。「作らなくてよい」ではない点に注意してください。

Q. (Ⅰ)の血液検査は必ず6か月ごとに必要ですか?
A. (Ⅰ)の算定要件として、6か月に1回以上の血液検査が求められます。実施忘れが要件の未達につながるため、検査時期の管理が重要です。

Q. 特定疾患療養管理料との違いは?
A. 対象疾患や算定ルールが異なり、併算定できない組み合わせもあります。最新の告示で対象疾患・併算定の可否を確認しましょう。

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特徴

1.使いやすさを追求したUI・UX ・ゲーム事業で培って来た視認性・操作性を追求したシンプルな画面設計 ・必要な情報のみ瞬時に呼び出すことが出来るため、診療中のストレスを軽減 2.診療中の工数削減 ・AIによる自動学習機能、セット作成機能、クイック登録機能等 ・カルテ入力時間の大幅削減による患者様と向き合う時間を増加 3.予約機能・グループ医院管理機能による経営サポート ・電子カルテ内の予約システムとの連動、グループ医院管理機能を活用することにより経営サポート実現 ・さらにオンライン診療の搭載による効率的・効果的な診療体制実現

対象規模

無床クリニック向け 在宅向け

オプション機能

オンライン診療 予約システム モバイル端末 タブレット対応 WEB予約

提供形態

サービス クラウド SaaS 分離型

診療科目

内科、精神科、神経科、神経内科、呼吸器科、消化器科、、循環器科、小児科、外科、整形外科、形成外科、美容外科、脳神経外科、呼吸器外科、心臓血管科、小児外科、皮膚泌尿器科、皮膚科、泌尿器科、性病科、肛門科、産婦人科、産科、婦人科、眼科、耳鼻咽喉科、気管食道科、放射線科、麻酔科、心療内科、アレルギー科、リウマチ科、リハビリテーション科、、、、