決め手は「広く見やすい画面」
導入後は「充実の標準機能」を実感
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- 導入時期
- 令和4年11月
- 導入の背景
- 新規開業
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導入前の課題
- 【導入費用の負担とシステム構築】オンプレミス型の電子カルテは初期費用が高額で、実績のな い検査機器(PACS)との連携開発費用も含め、開業時の資金面に不安があった
- 【画面の操作性と診療への影響】比較検討した他社のカルテは、画面に情報が多く「患者さんの 話を丁寧に聞き取りながら手元で直感的に操作する」という自身の診療スタイルには不向きな 印象を受けた
- 【経営状況・データの把握】新規開業にあたり、日々の売上や患者数、検査数などの推移を、タイ ムリーかつ視覚的に把握できる仕組みを求めていた
- 【複雑な保険情報確認への懸念】肝炎や難病などの慢性疾患を抱える患者さんが多く、医療受 給者証や公費、高額療養費など多岐にわたる保険情報を確認する必要があるため、受付業務 での情報把握に手間がかかることが想定された
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導入後の効果
- 【導入費用の負担とシステム構築】クラウド型のCLIUSを選定したことで初期導入費用が抑えら れた。検査機器連携の費用配慮も受けられたため、スムーズかつ低コストで導入できた
- 【画面の操作性と診療への影響】シンプルでカルテ記載スペースを広く取れる画面設計により、直近と過去の記録・推移を素早く確認でき、患者さんと対話しながら診療できる環境が実現した
- 【経営状況・データの把握】標準搭載機能の「経営分析ツール」を毎日活用することで、クリニック の経営状況が肌感覚で分かるようになり、ベースアップ評価料などの申請に必要なデータ集計も容易になった
- 【複雑な保険情報の確認作業】オンライン資格確認との連携により、複雑な保険情報もCLIUSの1つの画面内で横断して確認できるようになった。それにより、受付業務がスムーズになった
「画面の使いやすさ」で選び、「充実の標準機能」で納得する。
新規開業の不安を安心に変えるクラウド電子カルテCLIUS
京都御所に程近い落ち着いた街並みの京都市上京区において、令和4年にご開業された西川先生にインタビューを行いました。開業にあたりどのように電子カルテを選定されたか、選定理由や導入後にご苦労されたお話し、クリニック経営について工夫されてらっしゃることなど多岐にわたりお話を伺いました。
CLIUS導入のきっかけを教えてください
大学病院に勤務していたため、電子カルテは「病院が用意するもの」という感覚でした。医院開業に向けてインターネットで情報収集し始めましたが、当時は電子カルテの基礎知識がなく、選定基準も分からない状態でした。 そこで、カルテメーカー4社の面談やデモを受けてみたのですが、まだ実際の診療が始まっていないこともあり、正直触ってみても使い勝手の良し悪しがよく分からなかったというのがスタート時の状況でした。
そのなかからCLIUSを選ばれた理由はどのような点ですか
実際の診療イメージが湧かない中、CLIUSの無料デモを触ってみたところ、クラウド型ならではの動作の軽快さに惹かれました。そこからクラウド型に絞って比較検討した結果、とくに導入の決め手として魅力を感じたのには理由がありました。
初期費用の安さと柔軟な対応: 新規開業時は誰しも「お金を借りてクリニックをやっていけるのか。どのくらい患者さんが来るのか。」という不安があるため、オンプレミス型と比べて、初期費用が抑えられたのは非常に大きかったですね。また、当時はCLIUSとして実績のなかった検査機器(PACS)との連携費用も柔軟に対応していただけて大変助かりました。
シンプルで広い画面設計: 検討した他社システムは、カルテ画面の情報量が多く見づらかったり、私の好みではありませんでした。私は患者さんとしっかり会話をしながら診察するため、半分は別の脳を使いつつ、過去の記録や直近の検査データの推移を同時にかつ瞬時に見たいんです。CLIUSは画面がシンプルですっきりしているので、知りたい情報にもクリックで素早くたどり着ける「広く見やすい設計」が、私の診療スタイルに最も合致していました。
親身なサポート体制: CLIUSの営業担当の方の対応がいわゆる「営業の押し売り」という感じがなく好感が持てました。カルテの知識がない私の素朴な疑問にも親身に教えてくれた安心感もありましたし、担当者の印象の良さも選定の大きなきっかけになりました。
導入後の苦労と乗り越えた工夫について教えてください
導入当初は、予約画面の階層や紐付けの仕組みに慣れるまで少し大変でした。初めてのシステム設定ということもあり、開業準備に追われる時期に夜な夜な作業をしたのは苦労しましたね。とはいえ、一度最初の枠組みを作ってしまえばあとは簡単なので、現在はスムーズに運用できています。
さらに最大のピンチだったのが、開業して2〜3ヶ月の頃にスタッフが急遽辞めてしまったことです。当時はまだCLIUSに会計機能が搭載されていなかったため(※現在は、予約、受付、診療、算定、会計まで一元管理)連携しているレセコンORCAの操作が私には全く分かりませんでした。この時は、外部のオンライン医療事務代行サービスを利用し、遠隔でサポートしてもらいながらなんとか急場を凌ぎました。
この経験から、「たとえ一人になっても、まずは自分自身が医療事務や会計を含めて、一通り業務をできるようにしておかなければ」と身にしみて感じました。外部のサポートサービスに助けてもらっている間に、経営をサポートしてくれている家族にも協力してもらい、医事会計業務を覚えました。
運用して、利便性を感じる、または気に入っている機能について教えてください
・経営分析ツールは非常に便利な機能で、毎日必ず確認しています。日々の患者数、検査数の推移がグラフで出るため、どのくらいの検査を実施したか、また患者数も肌感覚で分かるようになりました。直近のベースアップ評価料を算定するための書類を作成する際にも、過去のデータをすぐに集計できるので非常に役立ちました。紙カルテでの運用や事務スタッフにお任せしきりだと見えてこない数字も日々把握できています。
・カルテに標準搭載されている予約機能は、外部の予約サービスを使わなくても十分な機能が備わっていると思います。診療終わりの空いた時間でインフルエンザワクチンの枠をサッと作ったり、休診日の調整もカルテ内から直感的に変更できるのでとても使いやすいです。
・オンライン資格確認との連携は、受付業務において非常に重宝しています。当院は慢性疾患の高齢患者様が多く、複数の保険証情報(難病、公費など)の確認が必要ですが、以前のように別の会計ソフトを開かなくても、CLIUSのひとつの画面内でスムーズに確認できるため、とてもやりやすくなりました。
こんな機能がほしいなど、CLIUSに期待する点はありますか
いくつかありますが、まずはカルテを書くときの「音声入力」の精度と安定性ですね。 CLIUSにも、診察中の会話をリアルタイムで文字起こしし、SOAP形式の診療記録を自動生成してくれる「音声認識&SOAP生成機能」がありますが、自院のように継続して通院される慢性疾患の再診患者さんの場合は、診療中に、次回の検査やプランニングの箇所だけを音声入力し、アップデートできる機能があればより便利に利用できて助かります。
あとは「ワンタッチボタン」の公式サポートです。例えば内視鏡のオーダーなど、4回ほどクリックして進む作業を、ストリームデッキのような外部デバイスを使って1つのボタンでパッと飛ばせたらすごく楽になりますね。
それから、非常に期待しているのが「検査病名のチェック機能」です。 薬を出す時に病名を紐付ける「適応病名チェック機能」はすでにありますが、採血や胃カメラなどの検査を出す時にも、病名の抜け漏れや算定ルールを教えてくれる機能があると非常に便利です。 例えば、膠原病の自己抗体を出したり、甲状腺の機能やリウマチの抗体をフォローしている患者さんの場合、「この検査は3ヶ月に1回しか実施できない」「この病名がないとこの検査は通らない」といった細かいルールがあります。今は、外部のレセプトチェックソフトを別タブで立ち上げて、2画面で見比べながら変更や修正を行っています。
CLIUSの場合、薬の処方について、病名が漏れていたら青色のアラート表示が残りますね。あのような形で、検査のオーダー時にも、病名や算定ルールに引っかかっていたら横にチェックボックスが出たり、ハイライトされて残るようにする機能があれば非常に助かります。 診療中に自身でも気付くことができますし、会計処理する事務スタッフも入力漏れを見つけるきっかけになります。月末のレセプトチェックはどうしても時間を取られるので、普段からオーダーする際に気づける仕組みがあればぜひ使いたいと思います。
今後の期待としては、周辺システムも含めたサポート窓口の一元化ですね。 以前、外部機器のトラブルで他社のサポートになかなか繋がらず大変な思いをしたことがあります。「困った時はすべてCLIUSサポートに聞けば相談にのってくれる」というくらい、問合せやサポートが一元化され、すべてをお任せできたら嬉しいなと思います。
クリニック経営について工夫されてらっしゃること(集患、労務など)があれば、教えてください
集患に関しては、基本的な広告を少額だけ実施している程度で、Googleの口コミ等に対する意図的な対策はあえて行っていません。患者さんに書き込みをお願いすることもありませんし、自然な評価を大切にしています。 日々の患者さんに対し、誠実なコミュニケーションを心がけていても様々な受け取り方があるのは当然のことと受け止め、ありのままの評価を見て来院していただくのが、結果的に患者様との信頼関係に繋がると考えています。
また、経営方針としても、ただ件数をこなすような診療スタイルは望んでいません。業績の拡大も大切ですが、それによって診療の質が落ちたり、スタッフが疲弊してしまっては意味がないですし。赤字を出さずにスタッフの雇用をしっかりと守る。そうしたバランスの取れた診療こそが私の理想とする形です。
御所東にしかわクリニック
歴史ある京都御所に程近く、落ち着いた街並みと交通の利便性を兼ね備えた京都市上京区において、「生活習慣病・慢性疾患の予防と改善、がんの早期発見」を掲げ、一般内科から消化器・肝臓内科の専門診療、肥満外来まで幅広く対応している。
日本内科学会 認定医・総合内科専門医、日本消化器病学会 専門医・指導医、、京都府難病指定医などの資格を持つ院長が、大学病院を中心に府内の基幹病院で積んできた経験を活かし、「確かな知識と技術」で最善と思われる医療を提供することをモットーに、日々の診療にあたっている。“患者さんと同じ目線に立って” “思いやりの心をもって” 一人一人を丁寧に診察し、院長自身の名前に込められた “朗(ほがらかさ)” を忘れず、患者さんの気持ちに寄り添いながら「地域医療の発展」に貢献している。