医師が看護師と円滑なコミュニケーションを取る方法

みなさんが勤めている病院の医師と看護師の関係性はどうですか? 良好? 喧嘩ばかり? 話もしない? プライベートでも仲良し? 病院によって、医師と看護師の関係性はさまざまだと思います。医師と看護師の関係性が良好だと働きやすいですし、仕事をしていて楽しいなと思えますよね。業務もスムーズにおおなえますし、一体感を持ってよりよい医療を提供できます。私が以前勤めていた病院では、医師と看護師の関係性がとっても良かったです。

そこで今回は、医師と看護師が円滑なコミュニケーションを取る方法を紹介します。この記事を読めば、病院での医師と看護師の関係性を良くする秘訣が分かりますよ。

目次
  1. 歓迎会や忘年会に参加する
  2. 挨拶を欠かさない
  3. 医師が看護師に声をかける
  4. 丁寧な記録を書く
  5. 患者と看護師の面談に同席する
  6. 病棟になるべく顔を出す
  7. まとめ

歓迎会や忘年会に参加する

歓迎会や忘年会、新年会などのオフでのお付き合いはとっても大切。看護師と医師が、お酒の力を借りるなどして、楽しい雰囲気の中でプライベートな話をする貴重な機会です。ご時世柄、大人数での飲み会は減ってしまいましたが、もしまた飲み会が開催できる状況になったらぜひ参加してください。オフのお付き合いを通して、仕事として関わってきただけだった関係がより近くなり、仲間意識が芽生えることも。もちろん、オフの場面だからこそできる仕事の話もあると思います。また、オフの付き合いにも参加してくれる先生は看護師からの評判も上場ですよ。

挨拶を欠かさない

顔を合わせたら必ず挨拶してくれる先生はとっても素敵ですよね。挨拶は基本のマナーですが、毎日忙しく働いているとなおざりになってしまうもの。しかし、看護師は医師が挨拶なしにナースステーションに入ってきたり、挨拶をしても返してくれなかったりしたことを意外と覚えています。「〇〇先生って挨拶してくれないよね」という会話を休憩室でよく耳にしました。人間関係の基本的な部分なので、してくれない人には嫌悪感を抱いてしまう人も多いので、忙しくても元気よく挨拶することが大切です。また、看護師たちは挨拶というきっかけがあれば先生に話しかけやすいので、円滑なコミュニケーションにもつながります。

医師が看護師に声をかける

何かアクションを起こすときに、看護師に声をかけてくれる先生はとっても好かれます。たとえば、診断名を患者さんに伝えるとき、声をかけてくれたら担当看護師が同席することができますし、家族と治療方針を話し合うときや検査に向かうとき、退院日を伝えるときなども、看護師も同席したいと考えています。

大切な局面で看護師に声をかけてくれる先生はとっても好かれます。もちろん、業務の関係上必ず同席できるわけではないですが、看護師は患者さんと医師の話し合いなどにはなるべく同席したいと考えています。

先生の発言によって患者さんの治療意欲が向上したり、時にはショックを受けたりすることも。そんなとき、患者さんの精神的なサポートをすることも看護師の大切な役目ですので、先生たちには、何かアクションを起こす際には、担当看護師に声をかけていただけると助かります。

丁寧な記録を書く

丁寧な記録を書いてくれる先生は看護師からとっても好かれます。記録から患者さんの状態を把握することができますし、先生から見た患者さんの状態を掴むことができます。看護師目線で患者さんを見るのと、医師目線で患者さんを見るのにはかなり違いがあることも多いです。患者さんの中には、看護師の前では治療意欲が無いように見えても、先生の前では治療意欲があるように振る舞うなど二面性がある場合もあります。

患者さんの状態を多角的に把握するためにも、先生の記録が丁寧だと助かります。一方、いつもと同じ」「変わりなし」などの記録ではいまいち患者さんの状態を掴めません。もっとしっかり書いてほしいなと思ってしまいます。

患者と看護師の面談に同席する

入院病棟では特に、患者と看護師で面談を実施することがよくあります。治療の成果を話し合ったり、患者さんの想いを表出してもらったりと、面談は治療を進めていく上でとても大切です。そんな面談に医師が同席してくださると、患者さんの思いを、医師も含めて共有することができるのでチームとして一致団結しやすくなります。

看護師から医師に面談の結果や内容を伝えることもできますが、細かいニュアンスは直接でなければ伝わりにくい場合もあります。患者さんは医師のことを信頼して治療をお願いしているので、医師と話せる機会を常に探しています。普段は、看護師が医師の代わりに疑問に答えたり相談に乗ったり、患者さんの想いを医師に伝えたりと緩衝材的な役割になることも多いので、なおさら直接話せる機会は大切。面談という機会に医師も交えて話ができると、患者さんも安心して治療に参加することができます。

病棟になるべく顔を出す

入院病棟では、医師が病棟にこまめに顔を出してくれるととても助かります。患者さんは医師に会えるのを心待ちにしていますし、私たち看護師も、患者さんの些細な体調の変化に関してなどの質問が常にあるので、先生に会えるタイミングを常に心待ちにしています。

私が勤めている病院では、先生が夜勤中ずっと病棟にいてくれることもありました。休憩室で休んでくださいと声をかけても「何かあるかも知れないし、一人で休むよりみんなで話していたほうが楽しいから」とずっと病棟にいてくれました。先生がいてくれると安心感がありますし、些細な変化もすぐに伝えることができます。できる限り病棟に顔を出してくれる先生は、コミュニケーションが取りやすくありがたい存在です。

まとめ

今回は、「医師に心がけてほしいこと」を中心にお話しましたが、円滑なコミュニケーションにおいてはお互いの歩み寄りが不可欠。お互いをきちんと理解するためにも、話しやすい雰囲気作りや毎日の挨拶など、できることから一つずつ努力を重ねていけたらいいですね。

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執筆 看護師ライター | rico

国際科高校卒業後、看護専門学校へ入学。その後看護師として入院病棟で勤務経験を元に「看護師あるある」や、病院での体験談を執筆しています。


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