念願だった自院を開業して喜んでいたのも束の間、経営難で頭を悩ませる日々が続いている人はいませんか？ たとえ十分に準備していたとしても、思うようにいかないということは誰にでもあるもの。そんなときは、どうすれば経営を立て直すことができるかをしっかりと考えていくことが必要です。そこで今回は、クリニックの経営難を乗り切るにはどうすればいいかを考察していきます。
クリニックが経営難に陥る原因は？
まずは、クリニックが経営難に陥る原因について探っていきましょう。クリニックの経営が立ち行かなくなる原因としては、「集患がうまくいっていない」「人手不足解消のために人件費や採用費にお金をかけすぎている」「医療機器やコピー機のランニングコストなどに無駄なお金をかけている」「院長の経営能力不足」などが考えられます。
経営難から脱出するためには？
1. 自院のよさをより多くの人に知ってもらう
集患がうまくいっていない場合は、広告・宣伝を見直す必要があります。現状、ホームページのSEO対策に力を入れていないなら、専門家に相談するのが一番です。また、よい口コミを増やすために、来院した患者にアンケートをお願いするなど、小さなことを積み重ねていくことも大切です。
2. 人件費を見直す
人件費のなかでももっとも無駄になりがちなのが、採用にかけるコストです。スタッフの教育をしっかりおこなわなかった結果、採用と早期離職を繰り返していては金銭的負担が大きくなります。また、採用時のミスマッチを防ぐことも大切。採用方法を見直すことで、適切な人材を選ぶことを意識しましょう。ただし、よい人材がいたからといって何人も雇っていては、各種社会保険料なども大きな負担になります。パートなども適切に織り交ぜながら、スタッフを配置することが大切です。
3. ランニングコストを見直す
医療機器やコピー機、通信費などの保守管理費は意外と高額。これを見直すことで、必要なコストを大きく削減できる可能性もあります。
4. 労働生産性を上げる
スケジュールの共有やホウレンソウがアナログだと、必要以上に時間がかかる場合があります。また、患者からの問い合わせに電話のみで応えているとしたら、応対業務に割いている時間は相当なはず。パソコンやスマホさえあれば全員が使えるツールはいろいろあるので、簡単に利用できるものから取り入れてみてはいかがでしょうか？ たとえば、問い合わせ件数を減らすためにSNSで発信するのも一手です。患者がほしい情報を定期的に発信しておけば、わざわざ電話をかけてくる人の数はぐっと減ります。こうした工夫の積み重ねによって労働生産性が上がれば、空いた時間にできることも増えるので、経営難からの立て直しに役立ちます。
5. 地域のニーズを考えて戦略を立て直す
クリニックのニーズは、地域によっても異なります。クリニックの特性と患者層から見た医療ニーズの両方がうまく合致するポイントを探り、場合によっては機能転換をおこなうなどして、ベストな体制を構築していくとよいでしょう。
自院が経営難に陥っている原因を突き止めよう
クリニックが経営難に陥る原因はさまざま。無駄なコストや宣伝不足のほかに、コロナ禍が影響している場合もあるでしょう。そこで、まずは自院が赤字になっている原因を洗い出すことで、どんな対策を講じればいいかが明確になってきます。原因はひとつの場合もあれば複数の場合もあるので、時間をかけてしっかりと対策を練っていけるといいですね。
心機一転！ 大きな目標を掲げて邁進するために
改善する点および進むべき方向性が見えてきたら、さっそく改善に向けて動き始めると同時に、よりよい医療の提供を目標に掲げて、患者にとって使いやすいシステムなどを構築していくのもいいでしょう。ホームページ改築やシステム導入にあたってわからないことがあれば、ぜひ気軽にクリニック開業ナビにお問い合わせくださいね。
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★3つの特徴★
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