小児科での診療に向いている電子カルテは?

電子カルテを選ぶ際の見極めポイントのひとつは、「自院の診療科に向いているかどうか」です。なぜなら、診療科によって必要な機能が異なるため。そのなかから今回は、小児科での診療に向いている電子カルテをご紹介します。

目次
  1. 小児科の診療に向いているのはどんな電子カルテ?
  2. 小児科向け電子カルテ7選
    1. 株式会社ノーザ「WINE STYLE」
    2. 株式会社ハイブリッド「E-Egg」
    3. エムスリーデジカル株式会社「M3 Digikar」
    4. 株式会社Donuts「CLIUS」
    5. 株式会社マクロスジャパン「電子カルテMac」
    6. ネットビー株式会社「Bee Five」
  3. 電子カルテの良し悪しはクリニックの評判にも影響する

小児科の診療に向いているのはどんな電子カルテ?

小児科は、患者の対象年齢を一般的に0歳から15歳までを対象としています。そのなかでも年齢が低いほど、処置や診療を怖がったりじっとしていられなかったりして、診療に手間がかかることも。そのため、まず電子カルテに求められるのは、「素早く入力できる」ということでしょう。また、「力価処方」「体重計算」「成長曲線」という診療科特有の3つの機能に対応しているかも大切なポイント。そのほか、皮膚疾患が多いことから、デジタルカメラで撮影した画像を取り込めると便利なほか、子どもにも保護者にとっても負担になる待ち時間削減のために、「診療予約システム」搭載の電子カルテも好まれます。反対に、小児科にはあまり必要ないのは画像ファイリングとの連携です。なぜかというと、子どもの身体への影響を考慮して、レントゲン撮影はあまりおこなうことがないためです。

小児科向け電子カルテ7選

それでは早速、小児科向けの電子カルテには実際のところどんな電子カルテがあるのかをご紹介していきます。

株式会社ノーザ「WINE STYLE」

「小児科体重計算」「力価処方」「乳児検診」「家族検索機能」「成長曲線表示」などの機能を備えた電子カルテです。誕生から6歳までの成長曲線を表示することなども可能。また、マウスのクリック数が最小限になるような操作方法を意識して開発されているので、効率よく診察することができます。

参照:株式会社ノーザ「WINE STYLE」

株式会社ハイブリッド「E-Egg」

内科での院内検査機器からの数値自動取り込み、小児科での成長曲線・インフルエンザ予防接種等の診療予約管理など、小児科クリニックの診療に役立つ機能が多彩に搭載されています。画面展開数は最小限。少ない操作でスピーディに操作できます。

参照:株式会社ハイブリッド「E-Egg」

エムスリーデジカル株式会社「M3 Digikar」

マニュアル不要で直感的に操作ができるユーザービリティの高さが特徴的な、クラウド型電子カルテです。自動学習機能搭載のため、よくおこなう処置行為などは毎回探す必要がありません。撮影した写真は瞬時にカルテに反映。iPad Proアプリを使えば、紙カルテのような感覚でカルテを記入できます。成長曲線の確認も手軽におこなえます。

参照:エムスリーデジカル株式会社「M3 Digikar」

株式会社Donuts「CLIUS」

患者自身がオンライン上から症状などを記入できる「WEB問診」や「予約機能」など、待ち時間削減に役立つ機能も多彩に搭載。患者の病態に対して禁忌や慎重投与のある医薬品がオーダーされていないかなどをチェックして警告を表示する「オーダーチェック」機能など、安全性を高める機能も満載です。「力価処方」「体重計算」「成長曲線」は今冬より機能搭載。

参照:株式会社Donuts「CLIUS」

株式会社マクロスジャパン「電子カルテMac」

新規患者登録をしてIDを確定すると、その患者がどの予防接種を受けているか、出産時の体重や身長、幼いことに患った病歴やアレルギー情報などの一般既往歴や過去の通院歴や入院歴、親族情報や親族の死亡原因、現在の身体の状況や病歴情報などの一般既往歴を登録管理することが可能。見落としも防止することができるので、より精度の高い医療を提供できます。

参照:株式会社マクロスジャパン「電子カルテMac」

ネットビー株式会社「Bee Five」

モバイル作成機能でカルテデータをノートパソコンに複写して利用することで、インターネットの接続ができない場所でもカルテ入力ができるので、外来診療もおこなう小児科クリニックには特におすすめ。カルテに入力したデータから多種多様な帳票やレポートを出力できるのも特徴です。

参照:ネットビー株式会社「Bee Five」

電子カルテの良し悪しはクリニックの評判にも影響する

小児科クリニックの患者は基本的には15歳までの子どもですが、子どもが小さければ小さいほど、家族が同行するのが一般的でしょう。そのため、診療がスムーズであるか、正確であるかなどは大人が対象のクリニック同様、患者の家族によって厳しくチェックされています。使い勝手のいい電子カルテを導入して、診察および処置を効率よくおこなうことができたらクリニックの評判向上も期待できるので、電子カルテ選びには妥協せず、納得のいくものを選んでくださいね。

Mac・Windows・iPadで自由に操作、マニュア ルいらずで最短クリック数で診療効率アップ

特徴

1.使いやすさを追求したUI・UX ・ゲーム事業で培って来た視認性・操作性を追求したシンプルな画面設計 ・必要な情報のみ瞬時に呼び出すことが出来るため、診療中のストレスを軽減 2.診療中の工数削減 ・AIによる自動学習機能、セット作成機能、クイック登録機能等 ・カルテ入力時間の大幅削減による患者様と向き合う時間を増加 3.予約機能・グループ医院管理機能による経営サポート ・電子カルテ内の予約システムとの連動、グループ医院管理機能を活用することにより経営サポート実現 ・さらにオンライン診療の搭載による効率的・効果的な診療体制実現

対象規模

無床クリニック向け 在宅向け

オプション機能

オンライン診療 予約システム モバイル端末 タブレット対応 WEB予約

提供形態

サービス クラウド SaaS 分離型

診療科目

内科、精神科、神経科、神経内科、呼吸器科、消化器科、、循環器科、小児科、外科、整形外科、形成外科、美容外科、脳神経外科、呼吸器外科、心臓血管科、小児外科、皮膚泌尿器科、皮膚科、泌尿器科、性病科、肛門科、産婦人科、産科、婦人科、眼科、耳鼻咽喉科、気管食道科、放射線科、麻酔科、心療内科、アレルギー科、リウマチ科、リハビリテーション科、、、、
医療現場の多様なニーズに対応するクリニック向けの電子カルテシステム

特徴

1.首都圏・関西圏トップクラスの導入実績とそれに伴う確かな導入ノウハウ  2.電子カルテ専門メーカーとして開発から販売・保守サポートまでをすべて自社グループ内で完結 3.ユーザー目線を重視した過不足のない機能や操作性の高さ

提供形態

パッケージソフト ハードウェア オンプレミス

対象規模

無床クリニック向け

オプション機能

レセプトチェック データ移行 モバイル端末 往診端末 タブレット対応

診療科目

内科、精神科、神経科、神経内科、呼吸器科、消化器科、、循環器科、小児科、外科、整形外科、形成外科、美容外科、脳神経外科、呼吸器外科、心臓血管科、小児外科、皮膚泌尿器科、皮膚科、泌尿器科、性病科、肛門科、産婦人科、産科、婦人科、眼科、耳鼻咽喉科、気管食道科、放射線科、麻酔科、心療内科、アレルギー科、リウマチ科、リハビリテーション科、、、、
ORCAを内包し、まるで一体型のような操作感を実現。オンライン診療機能を搭載し、患者アプリと連携。

特徴

1. 「CLINICSオンライン診療」を使うことで、電子カルテ上から患者のアプリとつながる画期的な機能を実現。これにより、患者の通院をサポート  2. 日医標準レセプトソフト「ORCA」を内包しているため、レセプトソフトを別途操作する必要がありません。事務スタッフの受付・会計作業が大幅に削減され、医療現場のスタッフからも高く評価されています。 3. 国際標準規格であるISMSクラウドセキュリティ認証を取得。SSL暗号化通信+証明書認証により安心のセキュリティを実現。

オプション機能

オンライン診療 予約システム タブレット対応

対象規模

無床クリニック向け 在宅向け

提供形態

クラウド SaaS

診療科目

内科、精神科、神経科、神経内科、呼吸器科、消化器科、、循環器科、小児科、外科、整形外科、形成外科、美容外科、脳神経外科、呼吸器外科、心臓血管科、小児外科、皮膚泌尿器科、皮膚科、泌尿器科、性病科、肛門科、産婦人科、産科、婦人科、眼科、耳鼻咽喉科、気管食道科、放射線科、麻酔科、心療内科、アレルギー科、リウマチ科、リハビリテーション科、、、、

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執筆 コラム配信 | クリニック開業ナビ

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