整体師への転職を考えている人にとって、気になることのひとつは年収でしょう。そこで今回は、整体師の平均年収がどのくらいであるのかを紹介します。
また、特別な資格があると年収が高くなるのかどうか、独立すると儲かるのかどうかなども併せてみていきましょう。
整体師の平均年収(国税庁資料参照)
整体師の平均年収は、約375万円とされています。月給に換算すると、375÷12=31.25となり約31万円。令和3年の日本における給与所得者の平均給与が443万円であることを考えると、平均よりやや低い金額であるといえます。
また、一人前になるまでの修業中は、パート・アルバイトとしてリラクゼーションサロンなどで働く人もいますが、パート・アルバイトの場合、平均時給は1,058円とされています。
整体師の給与水準の地域差について
整体師の給与水準は、地域によって差があります。
平均年収 | パート・アルバイトの時給 | |
北海道・東北 | 324万円 | 908円 |
甲信越・北陸 | 345万円 | ※求人件数が少ない県があるため集計対象外 |
関東 | 365万円 | 996円 |
東海 | 368万円 | 927円 |
関西 | 363万円 | 1,002円 |
中国 | 324万円 | 952円 |
四国 | 341万円 | ※求人件数が少ない県があるため集計対象外 |
九州・沖縄 | 331万円 | 852円 |
上の表の通り、平均年収がもっとも高いのは東海地方です。なかでも高いのが愛知県の平均年収で、金額は384万円にものぼります。一方、もっとも給与水準が低いのは277万円の山口県という結果が出ています。
国家資格がある場合、給与水準が上がる?
「柔道整復師」または「あん摩マッサージ指圧師」の国家資格を有していると給与水準が上がるか?についてですが、これに対する答えとしては、「働き方によっては上がるが、上がらない場合もある」となります。
整体師、柔道整復師、あん摩マッサージ指圧師それぞれの正社員の平均年収、アルバイト・パートの平均時給、派遣社員の平均時給は以下の通りとされています。
正社員の平均年収 | パート・アルバイトの平均時給 | 派遣社員の平均時給 | |
整体師 | 375万円 | 1,058円 | ※求人が少ないためデータなし |
柔道整復師 | 373万円 | 1,127円 | 1,500円 |
あん摩マッサージ指圧師 | 371万円 | 1,197円 | 1,450円 |
上記の通り、正社員として働くのであれば、一日の労働時間に差があることも考えられるので一概には言えませんが、資格があるから給与が高いというわけではないようです。
整体師が年収を上げるにはどうすればいい?
続いては、整体師が年収を上げるにはどうすればいいかをみていきましょう。
独立開業する
整体師のなかには、独立開業することによって年収1,000万円を超える人もいます。柔道整復師やあん摩マッサージ指圧師の国家資格がなくても開業可能なため、年収UPを目指したいなら独立を視野に入れるといいでしょう。
ただし、必ずしも年収UPできるということはなく、事業がなかなか軌道に乗らないことも珍しいことではないので、準備段階から計画的に進めていくことが大切です。
条件付きの求人を探す
院長やエリアマネージャーなどは、500万円以上の年収で募集されることが多いです。そのぶん、責任も大きくなりますが、年収が上がるぶんやりがいも感じられるでしょう。
機能訓練指導員として勤務する
柔道整復師またはあん摩マッサージ指圧師の資格保持者であれば、機能訓練指導員として働けます。機能訓練指導員とは、歩行訓練や筋力トレーニング、マッサージの施術などを通して、高齢者が自立した生活を送れるようサポートする人のこと。
勤務先は、デイザービスや特別養護老人ホーム、有料老人ホームなどの介護福祉施設のほか、介護療養型医療施設、病院併設型リハビリステーション、介護同人保健施設などの医療施設などになります。
独立開業する場合の注意点は?
条件付きの求人を探すか、または機能訓練指導員として働く場合、働く条件は勤務先から提示されるため、自分で決めなくてはならないことはほとんどありません。しかし、独立開業するとなると、物件を選定するのも、メニューや価格を決めるのも自分です。
さらに、施術用のベッドや待合室の椅子をはじめとする備品の購入、ホームページの開設、チラシの作成などやらなくてはならないことは山積み。
しかも、初めてでわからないことだらけのため、不安を覚えることもあるはず。
その場合は、すべて自分ひとりでやろうとせず、専門家に相談することがおすすめです。税理士やコンサルタントなど、各分野の専門家に頼ることで、効率よく準備を進めていってくださいね。
特徴
職種
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診療科目
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対応業務
その他の業務
診療科目
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この記事は、2023年1月時点の情報を元に作成しています。
執筆 CLIUS(クリアス )
クラウド型電子カルテCLIUS(クリアス)を2018年より提供。
機器連携、検体検査連携はクラウド型電子カルテでトップクラス。最小限のコスト(初期費用0円〜)で効率的なカルテ運用・診療の実現を目指している。
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