整体院・整骨院を続けていくためには、新規の患者獲得だけでなく、リピーターを増やしていくための施策も考えていく必要があります。では、どうすれば整体院・整骨院のリピート率は向上するのでしょうか? 早速みていきましょう。
リピーターの増加を狙う重要性について
まずは、なぜリピーター増加を狙うことが大切であるのかを今一度考えてみましょう。
年収UPにつながる、経営が安定する
言わずもがなですが、患者の数が多いとそのぶん収入も多くなります。また、定期的に利用してくれる患者がいると経営が安定するので、「今月売り上げが少なかったらどうしよう……」などの心配事から解放されます。
よい口コミの増加が期待できる
リピーターになってくれるということは、施術やサービスに満足してくれたということです。施術やサービスに満足してくれた人は、いい口コミを書いてくれる可能性が高いですし、場合によっては店側から会計時などに口コミの書き込みをお願いしてもいいでしょう。
患者を紹介してもらいやすい
施術やサービスに満足した人は、身体の不調で悩んでいる家族や友人がいたときに、「あそこの整体院(整骨院)はすごくいいよ」とすすめたくなるものです。店側で紹介キャンペーンを設けたり、「紹介者には15分追加で施術を行います」と謳ったりすれば、さらに紹介してもらえる確率が上がります。
リピーターが少ない原因は?
続いては、リピーターが少ない整体院・整骨院にはどういった課題があるのかをみていきましょう。
患者が施術の内容に満足していない
もっとも大きな原因としては、患者が施術内容に満足していないことが挙げられます。「施術を受けたのに悩みを改善できなかった」「施術を受けたことでかえって体調が悪くなった」となると、もう一度利用しようと思えなくて当然です。
待ち時間が長い
予約システムを導入していないと、同じ時間帯に患者が重なることがあります。その結果、長いこと待たされることになれば、「もう行きたくない」と感じる患者も多いはず。
予約は電話のみというところも多いですが、最近増えてきている一人院長の整体院・整骨院などは、施術中には電話に出ることが難しいため、結果的に患者を逃してしまうことも考えられるので、ホームページやスマホから予約できるシステムを導入することをおすすめします。
清潔感がない
施術用のベッドや患者用の施術着が清潔だと感じられなければ、また利用したいとは思ってもらいにくいでしょう。
また、人によっては柔軟剤などのニオイを不快だと感じることがあるので、洗剤は無香料のものを選んで、院内には空気清浄機をかけることで清潔感を保ちましょう。
競合と差別化できていない
「大きな不満があるわけではないけどリピーターにはならない」という患者は非常に多いです。そうした患者の多くが、「可もなく不可もなく」「整体院・整骨院ならどこでもいい」と評価しています。
このタイプの評価を下している患者に選ばれるために必要なのは、競合にはない強みを打ち出すことです。エリア内の患者や見込み患者にどういうニーズがあって、どういう施術メニューが喜ばれるのかを考えることで、唯一無二の整体院・整骨院となることを目指しましょう。
リピーター増加のためにできることとは?
続いては、リピーター増加のためにできることをみていきましょう。
患者一人ひとりの悩みに寄り添って施術する
患者は一人ひとり異なる症状に悩んで来院します。「腰痛」という症状ひとつとっても、痛みの感じ方や度合い、痛みを感じる場所は全員同じというわけではありません。
施術前に、どんな症状で来院したのかを確認して、施術中には、患者とのコミュニケーションや患者の身体の反応を通して状態を確認し、力加減を調整していくなどが必要です。
居心地のよい空間を作る
整体院や整骨院を訪れる人の大半は、心身ともに癒されたいと思っています。
そのため、リラックスして過ごせる空間であることはとても大切。待合室のソファの座り心地を追求したり空気清浄機を設置したりすることで、快適に過ごせる空間を目指しましょう。また、毎日キレイに掃除しておくこともとても大切です。
ホームページやSNS、Googleビジネスプロフィールを定期的に更新する
整体院や整骨院を利用する患者は、不調があるとはいえ病気ではない場合がほとんど。つまり、「絶対に行かなければならない」わけではないので、体調が悪くてもわざわざ来院するのは面倒だと感じたり、遊ぶことを優先したりと足が遠のきがちです。
しかし、店側が定期的に情報を発信すれば、無意識のうちにもスマホやPCで情報を目にするようになるため、「久しぶりに利用しようかな」と思ってもらえる可能性が高まります。
定期的にお得なキャンペーンを開催する
期間中の利用で、「利用金額から5%オフ」「+10分の施術をサービス」などのキャンペーンがあると、多くの人は「この機会にぜひ利用したい」と思うものです。
しかし、ただ開催するだけでは店側が損する場合もあるので、「●時から●時の来院で5%オフ」と、もともと来院数が少ない時間帯を設定したり、「雨の日の来院で5%オフ」などの条件を設けたりするなど、店側のメリットも大きくなるようにするといいでしょう。
会計時に次回予約を促す
会計時に次回予約を促すことは、今すぐにでもできることです。「月一程度でメンテナンスしておくと疲れが溜まりにくいですよ」などのアドバイスとともに、自然な形で促すことがポイントです。
患者データをもとに定期的に分析することも大切
開業から数か月経つと、月ごとの新規顧客数やリピーター数のデータを確認することができるので、「どんなキャンペーンを行ったらどんな変動があったのか?」などの分析も可能になります。
分析結果をもとに、さらに売り上げを伸ばすためにはどうすればいいかを考えて実践していくことで、経営がより安定していくことが期待できますよ。
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予約・受付機能
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診療科目
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この記事は、2023年2月時点の情報を元に作成しています。
執筆 CLIUS(クリアス )
クラウド型電子カルテCLIUS(クリアス)を2018年より提供。
機器連携、検体検査連携はクラウド型電子カルテでトップクラス。最小限のコスト(初期費用0円〜)で効率的なカルテ運用・診療の実現を目指している。
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