ここ数年、整体院や整骨院で人を雇わない「一人開業」が増えています。
「自分も開業するなら一人院長がいい」と思うかもしれませんが、当然ながら、一人での開業にはメリットもあればデメリットもあります。
そこで今回は、一人院長での開業には、具体的にどんなメリット、デメリットがあるのかを紹介していきます。
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一人開業と従業員がいる場合との違いは?
一人で開業するのと従業員がいる場合とのもっとも大きな違いは、「経営もお金の管理も施術も電話対応も会計もすべて一人でやらなければならない」ということです。
院長とは別にオーナーが存在している場合はまた違ってきますが、いずれの場合も経営やお金のやりくりはどちらの場合も院長の仕事だとしても、「ひとりで施術可能な人数を考えて予約を受ける必要がある」「掃除や雑用もすべて自分でやらなければならない」という点は一人開業ならでは。
そのため、従業員の給与を用意する必要がないのも大きな違いです。
一人開業の年収はどのくらい?
従業員に給料を支払う必要がないとなると、そのぶん年収が高くなるのでは?とイメージするかもしれません。しかし、施術する人が自分しかいないため、施術できる人数にも限りがあります。
そのため、十分な年収を得たいと思ったら、単価を高くする、営業時間を長くする、などなんらかの工夫が必要でしょう。
では、一人で開業した場合、現実的にどのくらい稼ぐことが可能なのか?についてですが、なかには年収1,000万円以上を実現している人もいるようです。ただし、多くの一人で開業した場合の年収は、多くが300万円から800万円の範囲内だとされています。
整体院・整骨院を一人で開業するメリット
続いては、一人で開業する場合のメリットを紹介していきます。
開業資金が少なくて済む
一人だと同時に施術できる人数には限りがあるため、ベッドの台数もマックスで2台となりますし、物件もコンパクトであるほうが効率がいいため、賃貸料や光熱費も安くなります。
気楽である
従業員がいないぶん、人間関係について悩むことがありませんし、売り上げが悪い月に従業員の給料支払いが苦しいといった悩みもありません。
従業員への給与支払いや福利厚生について考える必要がない
人件費や福利厚生費が必要ないぶん、自分への給料を高く設定できる場合もあるでしょう。
整体院・整骨院を一人で開業する デメリット
続いては、 一人で開業する場合の デメリットを紹介していきます。
困ったときに相談する人、頼る人がいない
患者が集中して手が回らないとき、予約の患者がいるけど体調が悪くて休みたいときなど、従業員がいればお互い助け合うことができますが、一人だとそうはいきません。
客観的目線を持ちづらい
施術や運営方法に関することから日々の掃除に関することまで、改善したほうがいいことがあったとしても、一人でやっていると客観的な視点を持てないことから、そのことに気付きにくいといえます。
一度に施術できる人数に限りがある
完全予約制でなければ、同じ時間帯に複数人の患者が来店する可能性がありますが、一人だと同時に施術することはできないため、結果的に患者を待たせてしまうことになります。
整体院・整骨院の開業を一人で成功させるコツ
続いては、一人での開業を成功させるコツをみていきましょう。
ターゲットに合った立地を考える
一人かどうかに限ったことではありませんが、まずは、自分がどんな施術をどんな人に提供していきたいのかを考えて立地を選びます。
整体師が2人以上いれば、患者ごとに相性のいい整体師が担当するという手もありますが、一人でやるということは、すべての患者が院長の施術目当てで施術を受けに来てくれることになるのでなおさらのこと。
自分の施術のニーズがどこにあるのかを考えて立地や物件を決めていきましょう。
競合との差別化を図る
自分の施術の強みやアピールポイントを考えて、積極的に打ち出していくことが大切です。ホームページやチラシ、店内メニューなどを通して、売りや強みを一人ひとりに伝えていきましょう。
また、競合店では受けられない独自のメニューを用意したり、会話力に磨きをかけてコミュニケーション面での差別化を図ったりするのも一手。特に高齢者が多いエリアでの開業であれば、親身になって話を聞いてもらえることがうれしくてリピーターになる患者も多いです。
独自のメニューに関しては、たとえば学校が多いエリアであれば、スポーツをしている学生向けのメニューを考案するのもいいですし、小さな子どもがいるファミリーが多く暮らしているエリアなら、産後の助成を対象にした骨盤ケアに力をいれるのも一手です。
年収を上げる方法を考える
客単価が高過ぎると患者から選んでもらいづらくなりますが、低過ぎると思い通りの年収を手にすることができません。ではどうすれば患者の数を減らすことなく年収を上げられるのか?ですが、整骨院であれば、保険診療と自費診療を組み合わせたメニューを提案することです。
自由に料金を決めることができない保険診療メニューを単独で提供することも、高くて選ばれにくい自費診療メニューを増やすことも年収UPにはつながりにくいですが、2つのメニューを組み合わせれば、患者はとっつきやすく、施術所側は儲けが大きくなりやすいといえます。
また、お得な回数券を発行することも、一見すると、一回分の施術代が安くなるためマイナスに思えますが、回数券を発行していれば必ずその回数分は施術を受けにきてくれるので、年収UPにつながりやすいといえます。
スキルを研鑽し続ける
言わずもがなですが、整体師の腕がよければ、自ずと評判とともに売り上げも上がっていきます。開業の夢が叶ったからと気を抜くことなく、そこからさらにスキルを磨き続けることで、成功が確かなものとなっていくでしょう。
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一人での開業には向き・不向きがある
メリット、デメリットを見比べるとわかるように、一人院長には向き不向きがあります。従業員を雇うのと雇わないのとでは、どちらがいいということはないので、自分に向いているスタイルでの開業を目指してくださいね。
特徴
対応業務
その他特徴
診療科目
特徴
対応業務
その他の業務
診療科目
この記事は、2023年2月時点の情報を元に作成しています。
執筆 CLIUS(クリアス )
クラウド型電子カルテCLIUS(クリアス)を2018年より提供。
機器連携、検体検査連携はクラウド型電子カルテでトップクラス。最小限のコスト(初期費用0円〜)で効率的なカルテ運用・診療の実現を目指している。
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