クリニックの売上を伸ばすにはどうすればいい?

クリニックを開業したら、診察や処置によって医師としての責務を果たすことだけでなく、経営者としてクリニックを回していくことも考えなければいけません。つまり、売上を伸ばしていくためにはどうすればいいかを考える必要が出てくるということです。

では、クリニックの売上を伸ばすためにはどうすればいいのでしょうか? 詳しくみていきましょう。

目次
  1. クリニックの売上を出す計算式
  2. クリニックの売上を伸ばす方法
    1. 1.患者数を増やす
    2. 2.集患・増患対策をとる
      1. SEO・MEOを強化する
      2. 広告・看板を出す
      3. SNSを活用する
      4. リピーターを増やすための施策をとる
      5. オンライン予約システムを導入する
      6. 順番待ち予約、時間予約などで患者の院内での待機時間を減らす
      7. 自動精算機やセミセルフレジ、セルフレジを導入する
      8. 院内をリニューアルして清潔感をアップさせる
      9. 電子カルテを導入する
      10. LINE公式アカウントを立ち上げる
    3. 2. 診療単価を上げる
    4. 3. 再来院頻度を上げるには?
    5. 4. 診療日数も増やすべき?
  3. 売上に大きく影響する要素は1と3

クリニックの売上を出す計算式

まずは、クリニックの売上の計算方法からみていきましょう。クリニックの売上は、以下の計算式で出すことができます。

患者数×診療単価×再来院頻度×診療日数

たとえば、50名の患者が月1で診療に訪れていて、単価が3,000円、土日休みで月に約20日診療していたとすると、50名×3,000円×月に1回×月20日=3,000,000円が売上です。この数字を上げるためには、患者数、診療単価、再来院頻度、診療日数のうち最低1つの要素を増やすことが必要だということです。では、それぞれの要素を増やすにはどうすればいいかについて考えていきましょう。

クリニックの売上を伸ばす方法

1.患者数を増やす

患者数を増やすためには、以下を意識して施策を考える必要があります。

  1. SEO対策や宣伝に力を入れて、クリニックの魅力をより多くの人に知ってもらう
  2. 待ち時間などの患者のストレスを軽減されるシステムを導入する

1については、ホームページを充実させたり、看板広告を利用したりも含まれますし、SNSを活用した情報発信であれば、費用をかける必要がないのでより手軽におこなえます。クリニックが目指す医療やスタッフの紹介などに、医師の人柄を知ってもらえるような投稿も織り交ぜていけば、地域住民にとってより身近なクリニックを目指しやすくなるでしょう。2に関しては、オンライン予約システムや自動精算機の導入などを検討するのもおすすめ。また、待ち時間をスマホで確認できるシステムを導入すれば、患者の待たされるストレスが減るだけでなく、院内で待たなくて済むことから、感染対策にもつながるため、多くの人に安心して利用してもらえるでしょう。

2.集患・増患対策をとる

集患・増患対策としてできることはいくつかあります。

SEO・MEOを強化する

SEO・MEOを強化することで、これまで自院のことを知らなかった人にも知ってもらうことができます。自院の強み、得意とする治療・診療、治療方針などをわかりやすく伝えていきましょう。

広告・看板を出す

web上の広告や電光掲示板・駅前看板などを活用することで、潜在患者の自院への認知度向上を目指しましょう。

SNSを活用する

X(旧twitter)やInstagramなどのSNSを活用して情報を発信することも有効です。たとえば、花粉症シーズン前に予防治療について発信したり、インフルエンザの予防接種を行っていることを発信したりと、集患・増患につながりやすい発信はさまざまに考えられます。美容クリニックであれば、新しい機器や施術の導入なども、患者にとっては興味を引かれる情報です。また、感染対策に力を入れていることや、居心地のいい空間作りにこだわっていることなどもよいアピールポイントになります。

リピーターを増やすための施策をとる

リピーターを増やすためには、「このクリニックにきてよかった」「またなにかあったらこのクリニックを利用したい」と思ってもらう必要があります。どうすればそのように思ってもらえるかというと、以下のような施策が有効です。

オンライン予約システムを導入する

24時間365日、どこにいてもPCやスマホから予約できる状態だと、希望の日が空いているかどうかを簡単に確認することができるうえ、クリニックに電話することなく予約がとれるので、患者にとってはとても大きなメリットとなりえます。

順番待ち予約、時間予約などで患者の院内での待機時間を減らす

予約システムを導入することは、患者の待ち時間削減にもつながります。オンライン予約でなく、来院後の診療番号発行であったとしても、順番がくるまでは車で待機したりお茶に出かけたりしてもいいとなると、患者のストレスや負担が大きく減ります。

自動精算機やセミセルフレジ、セルフレジを導入する

会計時の待ち時間もまた、患者にとっては大きなストレスの元。自動精算機やセミセルフレジ、セルフレジを導入して会計時の待ち時間を削減すれば、患者満足度が大幅にアップします。

院内をリニューアルして清潔感をアップさせる

こまめに掃除することで院内を清潔に保つことはもちろん大切ですが、建物が古かったり家具の配置に問題があったりすると、掃除の効果が感じられにくい場合があります。その場合は、床材を張り替えたり、インテリアを検討し直したりするのも一手です。

電子カルテを導入する

院内の印象を上げたいなら、紙カルテから電子カルテに切り替えることも有効です。なぜかというと、カルテを保管するスペースを確保する必要がなくなることから、受付周りがスッキリ整理整頓されるためです。さらに、紙カルテと違って、目的のカルテを検索によって探すことができるため、受付で患者を待たせることもありません。

LINE公式アカウントを立ち上げる

LINE公式アカウントを立ち上げて患者に登録してもらえば、新しいメニュー導入時などに効率よく情報を発信することができます。ただし、LINEで情報を発信する場合、あまり頻繁に発信するとブロックされる可能性が高いので要注意。患者にとって価値の高い情報を厳選して発信することが望ましいでしょう。患者にとって有益な情報の筆頭は、定期健診の時期が近付いているというお知らせです。特に、未病予防が大切な歯科の患者は、お知らせを見て予約をとってくれる可能性が高いといえます。

2. 診療単価を上げる

診療単価は、大きく上げることは難しいですが、以下の2点に関して確認してみると多少は変わる可能性があります。

1点目:処置、検査などの加算が適切におこなえているかどうか

2点目:請求漏れが発生していないかどうか

3. 再来院頻度を上げるには?

再来員してもらうためにできることは、基本的には①の「患者数を増やす」と同じで、患者から支持されるクリニックを目指して施策を考えることが大切です。加えて、定期健診が推奨される場合などは、患者に再受診の目安を伝えることも大切です。

4. 診療日数も増やすべき?

診療日数を増やせば、そのぶん来院患者数は増えるかもしれない一方、医師だけでなくスタッフも、身体を十分に休めることができなくなり、日々のパフォーマンスに影響します。そうなっては元も子もありませんので、診療日時に関しては、単純に診察時間を増やすのではなく、患者が来院しやすい時間を考えて、時間を見直ししてみるといいかもしれません。

売上に大きく影響する要素は1と3

上記に挙げた4つのうち、クリニックの売上に大きく影響する可能性が高いのは、1と3です。どんなクリニックであれば通いたいと思うのか、どんなシステムがあればより気軽に来院してもらえるのかを一度じっくりと考えてみるのも一手。SEO対策や予約システムの導入は、知識がなければ難しく感じてしまうかもしれませんが、専門業者の力を借りれば、運用までスムーズなので、試しに問い合わせをしてみてもいいかもしれませんね。

Mac・Windows・iPadで自由に操作、マニュア ルいらずで最短クリック数で診療効率アップ

特徴

1.使いやすさを追求したUI・UX ・ゲーム事業で培って来た視認性・操作性を追求したシンプルな画面設計 ・必要な情報のみ瞬時に呼び出すことが出来るため、診療中のストレスを軽減 2.診療中の工数削減 ・AIによる自動学習機能、セット作成機能、クイック登録機能等 ・カルテ入力時間の大幅削減による患者様と向き合う時間を増加 3.予約機能・グループ医院管理機能による経営サポート ・電子カルテ内の予約システムとの連動、グループ医院管理機能を活用することにより経営サポート実現 ・さらにオンライン診療の搭載による効率的・効果的な診療体制実現

対象規模

無床クリニック向け 在宅向け

オプション機能

オンライン診療 予約システム モバイル端末 タブレット対応 WEB予約

提供形態

サービス クラウド SaaS 分離型

診療科目

内科、精神科、神経科、神経内科、呼吸器科、消化器科、、循環器科、小児科、外科、整形外科、形成外科、美容外科、脳神経外科、呼吸器外科、心臓血管科、小児外科、皮膚泌尿器科、皮膚科、泌尿器科、性病科、肛門科、産婦人科、産科、婦人科、眼科、耳鼻咽喉科、気管食道科、放射線科、麻酔科、心療内科、アレルギー科、リウマチ科、リハビリテーション科、、、、

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執筆 コラム配信 | クリニック開業ナビ

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