
看護師資格があれば、病院やクリニックで患者の看護に携われるのはもちろん、企業看護師として働いたり、ツアーナースとして企業の社員旅行や学校の修学旅行に同行したりと、幅広い仕事に従事できます。
それだけでも仕事の選択肢は多いですが、プラスで資格を取得すれば、キャリアの可能性がさらに広がります。
そこで今回は、看護師資格にプラスで取得するとキャリアアップ、またはユニークなキャリアの経験につながることが期待できる資格を紹介していきます。
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看護師がプラスで資格を取得するメリット
まずは、看護師が看護師資格以外の資格を取得するメリットをみていきましょう。
- 業務の幅が広がり、やりがいが増す
- 仕事を自身の裁量に任せてもらいやすくなる
- 昇給・昇進の可能性が高まる
- 転職・再就職時に有利に働く
- 人とは違う経験ができる
業務の幅が広がり、やりがいが増す
それまでより幅広い業務に携われるようになります。それによって、仕事のやりがいが増すことが考えられます。
仕事を自身の裁量に任せてもらいやすくなる
資格を取得すると、特定のスキルや知識を有していることを証明できるため、「この人にはこの業務を任せて安心」と、場合によっては業務の進行を含めて一任してもらえることなどもあるでしょう。
昇給・昇進の可能性が高まる
資格手当の用意がある職場であれば、資格を取得することによって給料が上がりますし、資格の種類によっては、指導者としての役割を任せされる場合もあるため、昇進にもつながる可能性があります。
転職・再就職時に有利に働く
特定の分野に関する高い知識とスキルを持っていることをアピールすることで、転職・再就職時に志望先から興味を持ってもらいやすくなります。
また、結婚や出産による退職を経て再就職のために就職活動を始める場合、しばらく休んでいたこともあって「ちゃんと働けるだろうか?」と不安な気持ちになりがちですが、プラスで資格を持っていれば、「きちんと評価してもらえるはずだから大丈夫」と自分に自信を持ちやすいでしょう。
人とは違う経験ができる
取得が難しい資格、ニッチな資格などを取得すれば、他の人が経験していないような経験ができますし、その分野の第一人者となれる可能性があります。
そうなると、その資格を取得することの魅力やおもしろさなどをSNSやブログで発信したり、専門家としてweb媒体の記事を監修したりと、さらにできることが広がっていく可能性もあります。
専門性を高めたい看護師向け資格
具体的にどんな資格があるのかを分野別にみていきます。
最初に、スペシャリストを目指したい、もしくは専門性を高めたい看護師におすすめの資格をご紹介します。
- 認定看護師(CN)
- 臓器移植コーディネーター
- 3学会合同呼吸療法認定士
- 終末期ケア専門士
- 栄養サポートチーム専門療法士(NST)
- 学会認定・自己血輸血看護師
認定看護師(CN)
認定看護師(CN:Certified Nurse)とは、特定の看護分野において熟練したスキルと知識を有していることが、日本看護協会によって認められている看護師です。
「特定の看護分野」とは、次の19分野です。なお、もともとは21分野だったところ、分野名が統一および変更されたことで19分野になりました。
- クリティカルケア
- 緩和ケア
- がん薬物療法看護
- 在宅ケア
- 生殖看護
- 腎不全看護
- 摂食嚥下障害看護
- 小児プライマリケア
- 脳卒中看護
- 呼吸器疾患看護
- 心不全看護
- 皮膚・排泄ケア
- 感染管理
- 糖尿病看護
- 新生児集中ケア
- 手術看護
- 乳がん看護
- 認知症看護
- がん放射線療法看護
ただ、もともとの21分野時代に資格を取得した人に関しては、現行分野での資格取得のために必要な「特定行為研修」を受講すると、現行分野での資格へ移行させることも可能です。
認定看護師の資格試験受験資格は次の通りです。
- 国内における看護師免許の保有
- 通算5年以上の実務経験(うち3年以上は認定看護分野の実務研修)
- 認定看護師教育機関の入学・修了
また、認定看護師の資格を取得すると病院によっては資格手当を支給してくれるため、給与額が上がる可能性があります。
臓器移植コーディネーター
臓器移植コーディネーターとは、臓器移植のために提供された臓器が移植を希望する患者のもとに届くよう斡旋する調整役です。大きくは、次の2つの役割に分かれてチームを組んで業務を遂行します。
- 臓器を提供する側を調整する「ドナーコーディネーター」
- 臓器提供を受ける側の調整を担当する「レシピエントコーディネーター」
そのほか、移植医療についての講義や勉強会の資料作成を任されることもあります。
看護師が臓器移植コーディネーターの資格を取得した場合は、看護師として働きながら臓器移植コーディネーターとしても働く、といったことはできません。
そのため、転職を検討している場合にのみ、資格取得にチャレンジするのがおすすめです。
臓器移植コーディネーターになるためには、公益社団法人日本臓器移植ネットワークに正職員として入職した後、約1か月程度の研修を経て、試験に合格する必要があります。
正職員への応募資格は、医療分野での実務経験があることと、大学卒以上の学歴となっています。
公益社団法人日本臓器移植ネットワークのホームページによると、コーディネーター職の年収は、25~35歳の場合、540~600万円程度とされています。現在の給与と比べてどの程度増減するかの参考にしてみるといいでしょう。
参照: 公益社団法人日本臓器移植ネットワーク「臓器移植コーディネーターの募集要項」
3学会合同呼吸療法認定士
3学会合同呼吸療法認定士とは、呼吸療法を習熟した人材を認定する資格です。
「3学会」とは、
- 日本胸部外科学会
- 日本呼吸器学会
- 日本麻酔科学会
のことで、患者の呼吸を管理する人材の養成や、呼吸療法レベルの向上を図ることを目的に資格取得試験を実施しています。
3学会合同呼吸療法認定士の受験資格は次の通りです。
- 看護師(経験2年以上)
- 准看護師(経験3年以上)
- 臨床工学技士(経験2年以上)
- 理学療法士(経験2年以上)
- 作業療法士(経験2年以上)
- 上記いずれかの経験を持ち、かつ認定委員会が認める学会などに出席して12.5点以上の点数を取得していること
3学会合同呼吸療法認定士の資格を取得しても、給与が上がる可能性は低いと考えられます。なかには、資格手当を用意している病院もありますが、数としては少ないのが実際のところです。
参照: 3学会合同呼吸療法認定士
終末期ケア専門士
終末期ケア専門士の資格を取得すると、人生の最終段階にある患者に対するケアの専門知識を深められます。
看護師が終末期ケア専門士の認定試験を受験するためには、看護師としての2年以上の実務経験が必要です。
参照: 日本終末期ケア協会「終末期ケア専門士受験資格・概要について」
栄養サポートチーム専門療法士(NST)
栄養サポートチーム専門療法士(NST)とは、主として静脈栄養・経腸栄養を用いた臨床栄養学に関する優れた知識と技能を有することが認められる資格です。
栄養サポートチーム(NST)の資格を取得すると、栄養管理の専門知識を活かして、患者の栄養状態の改善や回復をサポートできます。
資格を取得するためには、看護師免許取得後3年以上の実務経験や、栄養サポートチーム専門療法士の認定試験を実施しているJSPENの会員であることなど、いくつかの条件を満たしている必要があります。
参照: NST専門療法士認定資格制度
学会認定・自己血輸血看護師
学会認定・自己血輸血看護師とは、自己血輸血(保存しておいた患者本人の血液で輸血すること)に対して豊富な知識を有しており、適正かつ安全に処置できる看護師であることが、日本自己血輸血学会・周術期輸血学会および日本輸血・細胞治療学会によって認定されている看護師です。
学会認定・自己血輸血看護師になるための試験を受けるためには、次の条件をすべて満たしている必要があります。
<受験者個人の必須条件>
- 日本自己血輸血学会あるいは日本輸血・細胞治療学会の会員であること
- 臨床経験が2年以上ある看護師であること(准看護師の経験を含んでもよいが、現在、准看護師の場合は受験できない)
- 1年以上の自己血輸血業務経験があること
- 30例以上の自己血輸血実施症例があること
- 日本自己血輸血学会教育セミナーまたは自己血輸血看護師制度協議会指定セミナーを受講して、受講証明書を1部以上取得していること
- 必須参考書を保有していること
<所属施設の必須条件>
- 日本自己輸血血学会 貯血式自己血輸血実施指針(2020)を順守していること
- 日本自己血輸血学会あるいは日本輸血・細胞治療学会の会員である自己血輸血担当医師がいること
職場によっては、学会認定・自己血輸血看護師の資格に対して、資格取得による特別手当を用意している場合もあるため、転職先を吟味すれば年収UPにつながる可能性もあります。
参照:
一般社団法人日本自己血輸血・周術期輸血学会「学会認定・自己血輸血医師看護師制度 日本自己血輸血学会教育セミナー 学会認定・自己血輸血医師看護師制度協議会指定セミナーの概要」
福祉・介護関連の看護師向け資格
福祉・介護関連の施設に勤務しているor将来勤務したい看護師向けの資格は次の通りです。
- 保健師
- 社会福祉士
- 介護福祉士
- 介護予防運動指導員
- ケアマネジャー(介護支援専門員)
- 福祉住環境コーディネーター
- 認知症介助士
- 認知症ケア専門士
- シニアピアカウンセラー
- 音楽健康指導士
保健師
保健師の資格を取得すると、保健、医療、福祉、介護などの分野において、乳幼児から高齢者までのすべての住民を対象に、健康増進や疾病予防、リハビリテーションの支援などに従事できます。
保健師資格を取得するための受験資格は次の通りです。
- 看護師免許を保持していること
- 保健師養成課程のある大学院または養成所を修了していること
保健師の資格を取得するためには、看護師免許を保持していることが絶対条件であるため、保健師の資格を取得したら給与が上がるように思うのも自然なこと。
しかし残念ながら、保健師の年収は看護師の年収より低いという結果が出ています。
ただし、同じ時間働いても低いというわけではなく、保健師として働く場合、夜勤や土日出勤がほぼないことから、年収が低くなる傾向にあります。
そのため、ワークライフバランスを保って働きたい人には向いている資格であるといえるでしょう。
参照: 厚生労働省 職業情報提供サイト job tag「保健師」
社会福祉士
社会福祉士は、介護福祉士、精神保健福祉士と併せて「三福祉士」と呼ばれることもある国家資格。主な仕事は、社会福祉に関する相談・連携・援助です。
資格を取得すると、身体もしくは精神上の障害などが理由で、日常生活に支障がある人の相談に応じ、助言や指導、福祉サービスへの橋渡し役になれます。
看護師が社会福祉の受験資格を得るには、次のルートがあります。
- 4年制看護学校卒の場合⇒社会福祉士の一般養成施設で1年間学ぶ
- 3年制看護学校卒の場合⇒相談実務の実務経験1年以上+社会福祉士の一般養成施設で1年間学ぶ
看護師と社会福祉士の両方の資格を有する(ダブルライセンスになる)と資格手当がつくケースが多く、年収UPも期待できます。さらに、社会福祉士の資格を有する看護師は、医療機関以外に行政や企業、高齢者福祉施設、児童養護施設、学校などへの転職でも好待遇が期待できます。
参照: 公益財団法人社会福祉振興・試験センター「社会福祉士国家試験」
介護福祉士
介護福祉士は、介護分野における唯一の国家資格。
専門的な知識やスキルを活かして、日常生活に困難が伴う人の介護を行ったり、介護に関する指導を行ったりする専門職です。
介護福祉士の国家資格を受けるためには、「3年以上介護などの業務に従事していて実務者研修を修了している」など、いくつかの条件のなかから1つ以上を満たしている必要があります。
参照: 公益財団法人社会福祉振興・試験センター「介護福祉士国家試験」
介護予防運動指導員
介護予防運動指導員とは、高齢者が要介護状態にならないよう、ストレッチや運動を指導するための資格です。看護師の資格があれば、介護予防運動指導員の養成講座を受講できます。
講習は全24講座・33時間で、講習の一部はe-ラーニングで受講可能です。
参照: 地方独立行政法人東京都健康長寿医療センター研究所「介護予防運動指導員(R)養成事業について」
ケアマネジャー(介護支援専門員)
ケアマネジャー(介護支援専門員)とは、要介護者や要支援者の相談に応じるとともに、適切なサービスを受けらえるよう、ケアプランを作成したり、市町村やサービス事業者などとの連絡調整を担ったりする人のことです。
ケアマネジャーの認定試験を受験するためには、次の条件を満たしている必要があります。
- 看護師資格を保有していること
- 保健医療福祉の分野で5年以上の実務経験があること
看護師とケアマネジャーのダブルライセンスを保有している人はまだ少ないため、非常に市場価値が高い状態です。転職において有利となるため、年収的にも良い条件での転職が叶いやすいでしょう。
福祉住環境コーディネーター
福祉住環境コーディネーターの資格を取得すると、高齢者や障害者にとって住みやすい住環境についてのアドバイスを行えます。
医療・福祉・建築について幅広い知識を身に着け、各種専門家と連携を取りながら、クライアントに適切な住宅改修プランを提示できるほか、福祉用具についてアドバイスすることもあります。
福祉住環境コーディネーターは1級から3級までにわかれており、2級、3級に関しては必要な受験資格はありませんが、1級を受験するためには2級に合格している必要があります。
福祉住環境コーディネーターの資格を活かして副業を検討する場合、専門知識を活かしてウェブサイトやブログ、SNSで情報を発信したり、福祉用具の選定や使い方に関するアドバイスを行ったりすることが考えられます。
情報発信であれば、看護師として働きながら空いた時間にトライできるため、最初のうちはお小遣い程度の収入であっても、編集や執筆能力などが高ければ大きな収入UPも期待できるでしょう。
後者の場合、登録制の訪問看護師として働くなどの方法が考えられますが、その場合、副業での収入を安定的に得られる可能性も高いです。
参照: 東京商工会議所「福祉住環境コーディネーター検定試験」
認知症介助士
認知症介助士とは、認知症の人に寄り添うコミュニケーション力や接遇力、応対力、環境作りのスキルを身に着ける資格です。
看護師として働いている人にとっては、患者のケアにはもちろん、患者の家族へのアドバイスにも役立つ資格です。
参照: 認知症介助士
認知症ケア専門士
認知症ケア専門士とは、認知症ケアに対する優れた学識と高度な技術および倫理観を備えた専門技術士であると認定された人に与えられる資格です。
認知症ケア技術の向上および保健・福祉への貢献を目的に設立された資格で、一般社団法人日本認知症ケア学会が認定を行っています。
認知症ケアに関する施設などにおいて、過去10年以内に3年以上の実務経験を有していることが受験資格となります。
なお、一般社団法人日本認知症ケア学会では、認知症ケア専門士のほかに、認知症ケア上級専門士、認知症ケア准専門士の3つの認定資格の認定試験を実施しています。
参照: 日本認知症ケア学会「認定認知症ケア専門士」公式サイト
シニアピアカウンセラー
高齢者に対するコミュニケーション能力とカウンセリング能力に優れ、高齢者とその家族をサポートできることを証明する資格です。
受験資格は特にありません。必要なカリキュラムを修了した後、認定試験を在宅で受験できることもあり、資格取得のハードルは低くなっています。
参照: 一般財団法人日本能力開発推進協会「JAPDシニアピアカウンセラー」
音楽健康指導士
音楽健康指導士とは、音楽の力を学び、対象者の状態や目的に合わせて、安全で、楽しく、効果的な実践指導を行うスキルがあることの証明となる資格です。
高齢者や障害者の身体機能改善や認知機能の低下予防を図るレクリエーションプログラムである、音楽健康セッションについて学べます。
参照: 一般社団法人日本音楽健康協会「音楽健康指導士について」
看護師専門転職サービス「CLIUS看護」
看護師専門転職サービス「CLIUS看護」は、電子カルテ「CLIUS」を手掛ける株式会社Donutsだからこそのネットワークを通じて、希望に応じた非公開求人をご紹介しています。「シフトに融通が欲しい」「給与はこれぐらいほしい」など、まずはお気軽にご希望をお聞かせください。
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育成・教育に興味がある看護師向け資格
続いて、後進の育成や教育に興味がある看護師向けの資格は次の通りです。
- 専門看護師(CNS)
- 診療看護師
- 認定看護管理者
それぞれ詳しくみていきましょう。
専門看護師(CNS)
専門看護師(CNS:Certified Nurse Specialist)とは、特定の看護分野において、卓越した看護実践能力を有していることが、日本看護協会によって認められている看護師です。
認定看護師は主に「実践・指導・相談」の3つの役割を果たすのに対して、専門看護師は「実践・相談・調整・倫理調整・教育・研究」の6つの役割を担っています。
専門看護師の専門看護分野は次の14分野です。
- がん看護
- 精神看護
- 地域看護
- 老人看護
- 小児看護
- 母性看護
- 慢性疾患看護
- 急性・重症患者看護
- 感染症看護
- 家族支援
- 在宅看護
- 遺伝看護
- 災害看護
- 放射線看護
専門看護師の資格試験受験資格は次の通りです。
- 国内における看護師免許の保有
- 通算5年以上の実務経験(うち3年以上は専門看護分野の実務研修)
- 看護系大学院修士課程修了者、日本看護系大学協議会が定める専門看護師教育課程基準の所定の単位(総計26単位または38単位)を取得
なお、専門看護師の資格保持者には資格手当が支給される場合があります。ただし、どの病院でも必ず支給されるわけではないので、転職時には資格手当の有無についてしっかり確認することをおすすめします。
診療看護師(NP)
診療看護師とは、医師と連携しながら一定レベルの診療を行うことで、患者のQOL向上に貢献する看護師であることが認められている看護師です。診療看護師の専門領域は、「プライマリケア(成人・老年)」「プライマリケア(小児)」「クリティカルケア」の3つにわかれています。
また、診療看護師には次のような役割があります。
- 医師の指示による特定行為(厚生労働省が認める21区分38行為)
- 医師の指示による相対的な医行為(腹腔穿刺・気管挿管・中心静脈カテーテル挿入など)
- 治療やケアのプランの立案
- 看護師と医師との連携
- 一般の看護師の教育や人材育成
一般の看護師とのもっとも大きな違いは「一定レベルの診療を行えること」ですが、そうしたスキルがあるからこそ、一般の看護師の教育や人材育成にも携われます。
なお、診療看護師の受験資格は次の通りです。
- 看護師の免許を保有していること
- 通算5年以上の実務経験があること
- 看護系大学の大学院NP養成コースを修了していること
診療看護師は、高度な医療行為を担うことから、一般の看護師よりも高くなる傾向にあります。ただしそのぶん、大学院に通わなければならないことなどから資格取得に大きな自己投資が必要になります。
参照: 日本NP学会「診療看護師(NP)」を目指してみませんか?
認定看護管理者
認定看護管理者とは、病院の管理者としてのスキルを有しており、組織を発展させる能力があると認められた看護師に与えられる資格です。管理職として専門性を高めていきながら、他の看護師の成長にも貢献できます。
認定看護管理者の受験資格は次の通りです。
- 看護師の免許を保有していること
- 通算5年以上の実務経験があること(うち、通算3年以上は看護師長相当以上の経験があること)
- 認定看護管理者教育課程のファーストレベル(105時間)、セカンドレベル(180時間)、サードレベル(180時間)を修了していること
認定看護管理者の資格があれば、病院の管理者となれる可能性が高くなるため、将来的には年収が上がることになるでしょう。
救急領域の看護師向け資格
続いて、救急領域に貢献したい看護師向け資格は次の通りです。
- BLSプロバイダー
- ALCSプロバイダー
- PALSプロバイダー
それぞれ詳しくみていきましょう。
BLSプロバイダー
BLSプロバイダーの「BLS」はBasic Life Supportの頭文字を並べた言葉で、心肺停止または呼吸停止に対する一次救命処置を意味します。BLSプロバイダーの資格を取得するために学習することで、心停止を認識して、スピーディに救急対応システムへの出動を要請できるようになります。
BLSプロバイダーの資格は1日で取得可能であることもあって、資格を有しているからといって年収に大きな影響が出ることはないでしょう。
ただし、次に紹介するALCSプロバイダー、PALSプロバイダーの資格も併せて取得すれば、資格を役立てられるシーンやアピールできるチャンスが増えるため、年収UPにつながる可能性も否めません。
参照: NPO法人日本ACLS協会「BLSプロバイダーコース」
ALCSプロバイダー
ALCSプロバイダーの「ALCS」はAdvanced Cardiovascular Life Supportの頭文字を並べた言葉で、二次心肺蘇生法を意味します。
資格取得のための講座を受講することで、心停止、心拍再開直後、徐脈/頻拍、脳卒中、および急性冠症候群の認識・治療におけるスキルを身に付けることが可能です。
参照: NPO法人日本ACLS協会「ACLSプロバイダーコース」
PALSプロバイダー
PALSプロバイダーの「PALS」はPediatric Advanced Life Support の頭文字を並べた言葉で、アメリカ心臓協会が米国小児科学会などと協力して提唱している小児二次救命処置法を意味します。
資格取得のための講座を受講すると、小児患者の呼吸器系や心血管の緊急事態および心停止の処置スキルを身に付けられます。
参照: NPO法人日本ACLS協会「PALSプロバイダーコース」
患者の精神面ケア資格
- 精神保健福祉士
- 臨床心理士
- 公認心理士
- 産業カウンセラー
それぞれ詳しくみていきましょう。
精神保健福祉士
精神保健福祉士の資格を取得すれば、精神的な問題を抱える人にさまざまな面からサポートを提供できます。通称「精神科ソーシャルワーカー」とも呼ばれている国家資格です。
通常、精神保健福祉士の受験資格を得るには、4年制大学で指定科目を履修・卒業するか、3年制大学や短大を卒業後に実務経験を積む、または養成施設で学ぶなどの方法があります
看護師が精神保健福祉士になる場合の資格取得ルートとしては、「4年生の看護大学」「3年生の看護系専門学校・短大+相談援助実務1年」「2年生の看護系専門学校・短大+相談援助実務2年」のいずれかを経て、「一般養成施設等で1年以上の実務経験を積む」が最短となります。
精神保健福祉士の資格は、年収UPに直結しやすいとはいえませんが、精神科への転職を希望している場合には有効なアピール材料となるので、転職を成功させる役に立つとはいえるでしょう。
参照: 公益財団法人社会福祉振興・試験センター「精神保健福祉士国家試験」
臨床心理士
臨床心理士は、心の問題を抱える人に対して、カウンセリングや心理療法を通してサポートを提供するための資格です。
臨床心理士試験の受験資格を得るためには、指定の大学院に2年間通うことが不可欠です。
なお、第1種指定校の場合は修了後に受験資格を得られますが、第2種指定校の場合、修了後1年以上の実務経験を経ないと受験資格を得られません。
また、専門職大学院の場合、修了後、受験資格を得られるだけでなく、試験の一部である論文記述試験が免除されます。
看護師と臨床心理士のダブルライセンス取得者は、心理職やリエゾンなどキャリアの幅を広げることが可能です。より条件のいい職場に転職すれば年収アップも見えてくるでしょう。
参照: 公益社団法人日本臨床心理士資格認定協会「臨床心理士とは」
公認心理士
公認心理士とは、心理学の専門知識と技術を用いて、心の健康をサポートする専門職です。2017年に施行された「公認心理士法」に基づく日本初の心理系国家資格です。公認心理士の資格は、精神科や心療内科、小児科などで活かせます。
なお、臨床心理士は民間資格で、公認心理士は国家資格であるという違いと、臨床心理士は臨床心理学を専門としているという違いがあります。
比較的新しい資格のため、年収への影響は測れない部分がありますが、前述の通り、日本初となる心理系国家資格であることから、これからますます資格取得の価値が高まり、給与UPにつながっていく可能性も否めません。
参照: 厚生労働省「公認心理士」 一般財団法人公認心理士試験研修センター「公認心理士試験」
産業カウンセラー
産業カウンセラーとは、働く人たちや組織が抱える問題を自ら解決できるよう、心理的な手法を用いてサポートするカウンセラーです。
企業で働く企業看護師などは、カウンセラーとしての素質を求められることがあるため、この資格を取得しておくと有利に働きます。
産業カウンセラーの資格を活かせる働き方の代表格は企業看護師(産業看護師)ですが、企業看護師は、一般の看護師と比べて年収が高い傾向にあるため、産業カウンセラーの資格を取得して企業看護師として働く場合は、年収がUPする可能性が高いといえるでしょう。
がん医療に携わる看護師向け資格
がん医療に携わっている、または携わりたい看護師には次の資格がおすすめです。
リンパ浮腫療法士
がん治療におけるリンパ節郭清術後はリンパ浮腫が起こりやすい状態です。リンパ浮腫そのものが命に関わることはないですが、患者にとっては大変な苦痛であるため、リンパ浮腫の症状を緩和してくれる専門家のニーズは非常に高いです。
看護師がリンパ浮腫療法士の認定試験を受験するには、次の条件を満たしている必要があります。
- 看護師としての2年以上の実務経験
- リンパ浮腫治療に関する研修を修了していること
- リンパ浮腫外来及びそれに準ずる医療機関にて臨床経験を満たしている者で、前述の研修を修了後にリンパ浮腫の実施症例を5例以上積んでいること。(延べ人数ではなく、最低5症例)
看護師として働きながらリンパ浮腫療法士の資格を活かす場合、年収が大きく跳ね上がる可能性は低いでしょう。
ですが前述の通り、リンパ浮腫の症状を緩和してくれる専門家のニーズは非常に高いため、そうしたケアを専門に行うサロンを開業した場合、年収1,000万円以上を目指すことも可能です。
産婦人科・婦人科の看護師におすすめの資格
- 助産師
- 不妊カウンセラー
- 体外受精コーディネーター
- 認定遺伝カウンセラー
- 新生児蘇生法(NCPR)インストラクター
- マタニティビクス認定インストラクター
- マタニティヨガ認定インストラクター
それぞれ詳しくみていきましょう。
助産師
助産師は、妊娠・出産に関わる専門職です。助産師の資格を取得すれば、助産院の開設者となることも可能です。
助産師の受験資格は次の通りです。
- 看護師の資格を保有していること(受験時には資格取得見込みでも可)
- 女性
- 助産師養成課程を修了していること
先に解説した通り、助産師の資格を取得すれば助産院を開設できるため、開業に成功すれば年収が大きく膨らむ可能性は高いです。ただし、開設者となれば、人を雇うスキルなども必要となるため、負担も大きくなります。
参照: 厚生労働省 職業情報提供サイト job tag「助産師」
不妊カウンセラー
不妊カウンセラーとは、不妊で悩んでいる人たちに対して、妊娠・出産や不妊に関する適切な情報提供活動を行い、カップルが最適な不妊治療を選択できるよう、不妊カウンセリング・ケアの実践や研究活動を行うための資格です。
日本不妊カウンセリング学会が開催する養成講座を受講することによって資格を取得できます。
不妊カウンセラーの資格を有していると、専門性の高いクリニックなどへの転職に有利になるため、年収UPを目指せる可能性が高くなります。
参照: 日本不妊カウンセリング学会「不妊カウンセラー・体外受精コーディネーター養成講座について」
体外受精コーディネーター
体外受精コーディネーターとは、不妊治療において(特に体外受精や顕微授精などの高度生殖医療/ART:Assisted Reproductive technology を受ける人たちに対して)、ARTに関する適切な情報提供活動を行い、カップルが最適な不妊治療を選択できるよう不妊カウンセリング・ケアの実践や研究活動を行うための資格です。
日本不妊カウンセリング学会が開催する養成講座を受講することによって資格を取得できます。
不妊カウンセラーの資格同様、保有していると、専門性の高いクリニックなどへの転職に有利になるため、年収UPを目指せる可能性が高くなります。ただし、地域によっては、そうした専門性の高いクリニックの数が多くはないでしょう。
参照: 日本不妊カウンセリング学会「不妊カウンセラー・体外受精コーディネーター養成講座について」
認定遺伝カウンセラー
認定遺伝カウンセラーとは、日本人類遺伝学会および日本遺伝カウンセリング学会が共同で認定する資格で、この資格があれば、遺伝治療を必要としている患者やその家族をサポートできます。資格を活かせる職場としては、大学病院や不妊クリニック、研究機関、製薬会社などが挙げられます。
認定遺伝カウンセラー試験を受験するためには、下記に上げる大学院などで認定遺伝カウンセラー認定養成課程を修了する必要があります。
- 京都大学大学院
- 大阪大学大学院
- お茶の水女子大学大学院
- 金沢大学大学院
- 川崎医療福祉大学大学院
- 北里大学大学院
- 九州大学大学院
他
認定遺伝カウンセラーの年収は、経験1年目でも500万円強といわれています。経験年数を重ねればさらに金額がUPしますし、夜勤がないことを考えると、資格を取得するメリットは大きいと考えられるでしょう。
参照: 一般社団法人 日本遺伝カウンセリング学会 認定制度とは 認定遺伝カウンセラー
新生児蘇生法(NCPR)インストラクター
新生児蘇生法(NCPR:Neonatal Cardio-Pulmonary Resuscitation)とは、出生時に呼吸に異常があったり仮死状態になったりした場合に施す心肺蘇生処置の方法です。
新生児蘇生法の理論や気管挿管、薬物投与といった技術を習得して、それを医療関係者に始動していくことが、新生児蘇生法インストラクターの仕事です。資格を取得すると、新生児の蘇生に関する技術や理論などに関して、講習会などの場で指導できるようになります。
なお、自分以外の医療関係者に新生児蘇生法の重要性を伝え広めるためには、インストラクターの資格取得が必要です。「インストラクター養成講習会」は、専門コース修了認定者のみが受講可能です。
参照: 一般社団法人日本周産期・新生児医学会「新生児蘇生法普及事業」
マタニティビクス認定インストラクター
マタニティビクスとは、マタニティとエアロビクスを組み合わせた造語です。妊婦でも安心して楽しめるトータルフィットネスで、妊娠13週から出産直前まで行えます。
マタニティビクスを教えているのは、マタニティビクス認定インストラクターで、看護師や助産師などの医療従事者でこの資格を有している人も多いとされています。
また、マタニティビクスを実施している病院もあるので、資格を取得すると、院内で2つの働き方を実現できることもあります。
そのため、いろんな働き方を楽しみたい人や、身体を動かすことが好きな人には向いている資格であるといえるでしょう。
参照: 一般社団法人日本マタニティフィットネス協会「マタニティビクス認定インストラクター養成講習会」
マタニティヨガ認定インストラクター
上記に紹介した『一般社団法人日本マタニティフィットネス協会』では、マタニティビクスのほかに、マタニティヨガ、マタニティアクアなどの各種認定インストラクター養成講習会を開催しています。
参照: 一般社団法人日本マタニティフィットネス協会「マタニティビクス認定インストラクター養成講習会」
循環器内科の看護師におすすめの資格
循環器科で働いている、または働きたいナースにおすすめの資格は次の通りです。
循環器専門ナース
循環器専門ナースは、臨床心臓病学教育研究会が認定する資格です。
資格を取得すると、心臓病患者のケアにおいて、病状管理やリハビリテーションのサポートなど重要な役割を担えます。また、患者やその家族に対して、病態や治療の方針などをわかりやすく説明できるようになります。
循環器専門ナースの認定試験を受けるには、次の条件を満たしている必要があります。
- 准看護師と看護師合わせて満5年以上の実務経験があること。ただし、看護師として1年以上の経験を有していること(もともと看護師の場合、看護師として満5年以上の実務経験でOK)
※なお、看護師資格を有していない場合でも、医療従事者として満5年以上の実務経験を有していれば、循環器専門ナースの認定試験を受験する資格があります。
参照: 循環器専門ナース研修
小児科の看護師におすすめの資格
小児科で働いている、または働きたいナースにおすすめの資格は次の通りです。
- 思春期保健相談士
- チャイルド心理カウンセラー
それぞれ詳しくみていきましょう。
思春期保健相談士
思春期保健相談士とは、家族や友人あるいは社会と接点を持つなかで問題に遭遇して、その問題に飲み込まれている思春期の子どもたちに対して、適切に対応して支援するための資格です。
看護師の他、医師、保健師、助産師、養護教諭、養護教員、少年補導員などの専門職の資格を有していれば、資格取得のための試験を受験できます。
思春期保健相談士の資格を取得すると、職場によっては資格手当の対象となる場合もあります。
チャイルド心理カウンセラー
胎児期から乳児、幼児、学童、思春期までの子どもの心理や発達を十分に理解して、悩みや問題に対してカウンセリングを行う技能や知識を有していることを証明する資格です。
参照: 日本メディカル心理セラピー協会「チャイルド心理カウンセラー」
また、チャイルド心理カウンセラーと似た資格で、次のような資格もあるのでご参照ください。
参照: 日本インストラクター技術協会「子供心理カウンセラー(チャイルド心理資格)」 一般財団法人日本能力開発推進協会「JADP認定チャイルドカウンセラー」
腎臓内科の看護師におすすめの資格
腎臓内科で働いている、または働きたいナースにおすすめの資格は次の通りです。
慢性腎臓病療養指導看護師(CKDLN)
慢性腎臓病療養指導看護師(CKDLN:Chronic Kidney Disease Leading Nurse)は、慢性腎臓病をもつ患者とその家族に対して、専門的知識と技術を用いて、療養生活を支援する役割を担っています。
また、慢性地蔵病看護の質向上のため、看護職に対して教育的活動に取り組むことや、慢性腎臓病療養指導看護師同士のネットワーク作りなどの活動に取り組むことも大切な役目です。
認定試験受験のためには次の6つの条件を満たしている必要があります。
- 日本国の看護師の免許を有すること(准看護師は不可)
- 日本腎不全看護学会正会員歴が通算して3年以上あること
- 慢性腎臓病看護領域実務経験が、年度末(8月31日)の時点で通算3年以上あること
- 看護実務経験が、年度末(8月31日)の時点で通算5年以上あること(慢性腎臓病看護領域実務経験3年以上を含む)
- 慢性腎臓病領域の看護実践に関する事例報告を1事例提出すること
- 一般社団法人日本腎不全看護学会による認定ポイントを30ポイント以上取得していること
慢性腎臓病療養指導看護師(CKDLN)の資格を取得すると、資格手当が支給される可能性もあります。ただし、すべての病院で資格手当が用意されているわけではありません。
消化器内科、消化器外科、内視鏡科の看護師におすすめの資格
消化器内科、消化器外科、内視鏡科で働いている、または働きたいナースにおすすめの資格は次の通りです。
消化器内視鏡技師
消化器内視鏡技師の資格を取得すると、検査や治療の介助から機器の準備および管理、患者のケアなど幅広い業務を担当できます。
消化器内視鏡技師の資格があると、消化器内科、消化器外科、あるいは内視鏡科で重宝されます。
消化器内視鏡技師の資格があれば転職に有利になるため、給与面でもよりよい条件の職場に転職できる可能性が高まります 。
昨今は、内視鏡検査に特化したクリニックも増えてきているため、そのぶん選択肢も増えていると考えられます。
参照: 一般社団法人日本消化器内視鏡技師会 消化器内視鏡技師制度規則
禁煙外来の看護師におすすめの資格
禁煙外来で働きたいナースにおすすめの資格は次の通りです。
禁煙支援士
禁煙支援士認定制度は、質の高い禁煙支援を実施できる人材の育成のために、2008年にスタートしました。
初級禁煙支援士、中級禁煙支援士、上級禁煙支援士の3つのコースにわかれており、もっともレベルの高い上級の資格を取得するためには、日本禁煙科学会が主催・共済する場での禁煙に関する発表することなどが必要となります。
看護師が禁煙支援士の資格を取得した場合、禁煙外来で資格を活かして働けます。
認定を受けるためには、日本禁煙科学会の会員となることのほか、講習会に参加することなども求められます。
禁煙支援士の資格を活かせる職場は禁煙外来ですが、禁煙外来に転職することによって年収が大きく変動する可能性は低いと考えられます。
ただし、禁煙外来は基本的に夜勤や残業がないため(入院病棟などと比べて)身体的負担が少なく、ワークライフバランスを大切にしたい人にとっては魅力的な働き方ができるでしょう。
参照: 日本禁煙科学会
美容皮膚科の看護師におすすめの資格
美容皮膚科で働いている、または働きたい看護師におすすめの資格は次の通りです。
- スキンケアアドバイザー
- 日本化粧品検定
それぞれ詳しくみていきましょう。
スキンケアアドバイザー
スキンケアアドバイザーは、肌タイプ別に最適なスキンケア方法や、肌トラブルの対処法などに関する知識が身に着く資格です。
化粧品成分に期待できる効果や薬機法など、スキンケアに関して幅広く学ぶことが必要です。美容皮膚科勤務の看護師のほか、デパートの美容部員やエステティシャンなども、この資格を取得する人が多いです。
参照: 一般社団法人日本スキンケア協会
日本化粧品検定
日本化粧品検定は、化粧品に関する幅広い知識を問われる検定試験です。
1級・2級・準2級・3級の4つの級にわかれており、1級を取得するためには、化粧品の中身や成分、ボディケア、ヘアケア、ネイル、香り、オーラルケアなどより幅広い知識を身に着けることが必要なこともあり、合格率は68.6%とやや低めです。
スキンケアアドバイザーの資格同様に、美容部員やエステティシャンが取得することも多い資格で、美容皮膚科で働く看護師に特化したものではありませんが、美容が好きで、美容のスペシャリストになりたい人にはおすすめの資格であるといえます。
参照: 日本化粧品検定
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看護師のキャリアアップに資格取得はおすすめ!
費用や時間の問題がクリアできないと、資格取得を諦めざるを得ないと思ってしまいがちですが、費用に関しては、自治体の補助金などを活用することで自己負担を減らせます。
また、資格によっては教育訓練給付金の対象となるほか、職場が奨学金制度を用意していることもあるので、取得したい資格があるなら、それをサポートしてくれる医療機関への転職を先に検討するのも一手です。
また、時間の問題に関しては、通信講座を利用して学べる資格もあるので、まずは、自分が興味ある資格について、取得方法などをよく調べてみることからはじめるのがおすすめですよ。
特徴
対象規模
オプション機能
提供形態
診療科目
この記事は、2025年7月時点の情報を元に作成しています。
執筆 CLIUS(クリアス )
クラウド型電子カルテCLIUS(クリアス)を2018年より提供。
機器連携、検体検査連携はクラウド型電子カルテでトップクラス。最小限のコスト(初期費用0円〜)で効率的なカルテ運用・診療の実現を目指している。
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