【2026年版】フリーランス医師の現実は? 年収相場と「失敗しない」ための税金・保険・独立完全ガイド

昨今、どの業界でも働き方の多様化が進んでいます。医療業界も然りで、医療機関に常勤として勤務する以外の働き方を選択する医師も増えつつあります。選択肢のひとつとして、フリーランスの医師として活躍することが挙げられますが、具体的にはどんなふうに働くことになるのでしょうか? 気になる年収の相場や、税金や保険などに関して、フリーランスとして働くにあたって知っておくべきことをお伝えしていきます。

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目次
  1. フリーランス医師とは?
    1. フリーランス医師は全体の何パーセント?
    2. フリーランス医師の主な働き方
      1. 定期非常勤
      2. スポット非常勤
      3. 定期非常勤×スポット非常勤
      4. その他の働き方
  2. フリーランス医師vs常勤医師 年収が高いのはどちら?
  3. フリーランス医師の社会保険はどうなる?
  4. 【重要】フリーランス医師の「医師賠償責任保険」
  5. フリーランス医師として働くメリット・デメリットは?
    1. フリーランス医師として働くメリットは?
      1. スケジュールの自由度が高い
      2. 収入増加が見込める
      3. 人間関係のストレスに悩まされにくい
      4. 自分の裁量で仕事しやすい
      5. 幅広い臨床経験を積むことができる
      6. 将来の開業やビジネス立ち上げに役立つ人脈を築くことができる
    2. フリーランス医師として働くデメリットは?
      1. 収入が不安定になる可能性がある
      2. 社会保険料の負担が大きい
      3. 医療ミスやトラブルが起きた際、勤務先から守ってもらえない可能性がある
      4. 自己研鑽し続けることが必要である
      5. 税金の申告や経理業務などに時間を割かなければならない
      6. 移動の負担が増える場合がある
  6. フリーランス医師になるために必要なステップ
    1. 青色申告承認申請書に関する注意点
  7. フリーランス医師に向いている人の特徴は?
    1. 主体性を持って行動できる
    2. 先々を見通して物事を考えることができる
    3. 自己管理能力に自信がある
    4. 交渉能力・コミュニケーション能力に自信がある
    5. 自分を売り込むのが得意または好きである
  8. フリーランス医師の仕事の探し方
    1. 医療専門求人サイト
    2. フリーランス医師向けエージェント
    3. 医療系のコンサルティングファームに登録
    4. 直営業
    5. SNSや個人のホームページで売り込む
    6. イベントやセミナー経由
    7. クラウドソーシング
    8. スキルマーケット
  9. フリーランス医師に関するFAQ
    1. Q. フリーランスと個人事業主は同じですか?
    2. Q. フリーランス医師が活躍しやすい診療科はありますか?
      1. 内科(理由:非常勤の募集が多いため)
      2. 麻酔科(理由:業務が1回完結型であるため)
      3. 産婦人科(理由:慢性的に人手不足であるため)
      4. 整形外科(理由:手術のスケジュールが決まっている場合が多いため)
      5. 皮膚科(理由:急患が少ないため)
  10. フリーランス医師は「準備 9 割」。まずは情報収集から始めよう

フリーランス医師とは?

フリーランス医師とは、特定の医療機関または大学医局などに所属することなく、また、開業医として独立するでもなく、非常勤での勤務、あるいはスポット勤務などを通して生計を立てている医師のことです。

フリーランス医師は、法律上、個人事業主に分類されます。そのため、収入の管理や税務処理などは、基本的にすべて自分でおこなわなければなりません。もちろん、スケジュールの調整や契約交渉も本人の仕事です。交渉がまとまらなければ、仕事を断ることもできますが、好条件ではない仕事をすべて断ると十分に稼げない可能性もあります。

フリーランス医師は全体の何パーセント?

医師として働く人のうち、何割がフリーランスであるかに関する公なデータは存在しません。ただし、2015年に日本医師会が実施した「病院における必要医師数調査」の結果、病院で働く医師の18.4%が非常勤であることがわかっているので、この数字はひとつの目安と考えられるでしょう。つまり、全体の1/5弱がフリーランス医師の可能性があるということになります。

参照:日本医師会「病院における必要医師数調査結果」

フリーランス医師の主な働き方

フリーランス医師の働き方はさまざまですが、代表的な働き方としては次の3つのパターンになります。

  • 定期非常勤
  • スポット非常勤
  • 定期非常勤×スポット非常勤
  • それぞれ詳しく解説していきます。

    定期非常勤

    「月5回」「毎週 月・水・土」など、勤務日数や曜日を決めて勤務先と契約を締結して、継続的に勤務するスタイルです。契約期間は半年~1年単位が中心ですが、安定した収入を確保しやすいため、特にトラブルなどがなければ契約更新を繰り返す場合が多いでしょう。

    ただし、雇用側の経営状況悪化や常勤医師が採用されたことなどによって、契約終了を通知される場合もあります。

    なお、単一の医療機関で定期非常勤として働く場合もありますし、複数の医療機関を掛け持ちするケースもあります。

    単一の医療機関で働く場合、たとえば「毎週 月・水・土」などと曜日固定で働くなどします。複数の医療機関を掛け持ちする場合は、たとえば「月・火はA病院で木・金はB病院」などの契約になるケースが考えられます。

    スポット非常勤

    スポット非常勤とは、特定の日時に単発で契約を結んで勤務する働き方です。常勤医師の病欠あるいは休暇、学会参加などに伴う医師不足を補う目的などで、「X月X日の13時~17時」「X月X日から1か月程度」といった形で契約を結ぶことになります。

    常勤医師のピンチヒッターとして安心して患者の診察や治療を任せたいとの考えから、経験豊富で現場対応力の高い医師が求められるケースが多いため、報酬水準は高めに設定されています。

    なお、決められた曜日などに必ず出勤しなくてはならないということがないため、スケジュールの自由度が高いですが、安定した収入を確保しにくいデメリットがあります。

    2024年4月から医師の時間外労働に上限規制が適用されています。フリーランスとしてスポット当直を検討する際は、その施設が労働基準監督署から「宿日直許可」を受けているか必ず確認してください。許可がない施設での当直は「労働時間」としてカウントされるため、自身の年間残業上限(原則960時間)を圧迫し、他の仕事ができなくなるリスクがあります。

    定期非常勤×スポット非常勤

    ベースとして定期非常勤として働きながら、空いた時間にスポット非常勤で案件を請ける医師も多いです。この働き方なら、安定した収入を確保しながらも、ニーズに応じて高額な単発勤務をこなすことで、全体としての収入をより効率的に増やせる場合があります。

    その他の働き方

    上記に解説した代表的な3つの働き方以外にも、フリーランス医師が稼ぐ方法はあります。

    たとえば、製薬会社や行政機関での商品開発や各種支援に携わったり、医療系ライターとしてweb媒体の記事や書籍を執筆したり、“医師監修”として商品やサービスを開発したりといったことが考えられます。

    また、独立するまでの間に蓄えた医師としての経験や医療知識を活かして、コンサルティング業務を手掛けるようになるフリーランス医師も一定数います。

    たとえば、医療機関の経営コンサルティング、医療機関のIT化をサポートするヘルスケアITコンサルティング、医療分野のスタートアップの支援業務、医療教育プログラムの開発支援、ライフサイエンスコンサルティングなどがその一例です。

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    フリーランス医師vs常勤医師 年収が高いのはどちら?

    厚生労働省が公表している「令和6年度賃金構造基本統計調査」によると、企業規模10人以上の医療機関に勤務する勤務医の平均年収は1,338万円であることがわかっています。

    ※平均年収額は、きまって支給する現金給与額×12+年間賞与その他特別給与額で算出

    参照:厚生労働省「賃金構造基本統計調査」

    これに対して、フリーランス医師の平均年収はどの程度かというと、仮に時給10,000円として、勤務医と同程度の1日8時間×週5日働いたとしたら、「時給10,000円×8時間×週5日×4週×12か月」が年収ということになります。

    そのため、単純計算だとフリーランス医師のほうが年収が高いということになりますが、フリーランス医師が週5日の勤務を続けるケースはほとんどないと考えられます。また、前述の通り、定期非常勤として働きつつ、空き時間にスポット非常勤として働くケースも多いため、その頻度や単価によって年収が上下します。

    さらに、常勤医師も非常勤勤務によって副収入を得ている場合があるため、副収入を足すと、厚生労働省が公表しているデータよりも年収が高い可能性があります。

    フリーランス医師の社会保険はどうなる?

    常勤医師は勤務先が社会保険への加入手続きをおこなってくれるため、自分で加入する必要はありません。一方、フリーランス医師は、まず、健康保険に関しては自分で国民健康保険に加入するか、あるいは前職の社会保険を任意で継続する必要があります。ただし、常勤医師の保険料は勤務先と本人の折半となりますが、フリーランスは、国民健康保険に加入する場合も前職の社会保険を任意で継続する場合も、全額自己負担となります。

    なお、地区の医師会か大学医師会に所属する医師であれば、本人およびその家族は、「医師国民健康保険」に加入することも可能です。国民健康保険は収入に応じて保険料が変わりますが、医師国民健康保険の保険料は収入と関係なく一定であるため、年収が上がっても保険料負担が増加することがありません。そのため、年収が一定額を超えている場合は、医師国民健康保険のほうが“お得”ということになります。

    参照:東京都医師国民健康保険組合

    年金については、常勤医師が加入している厚生年金は、勤務先と医師本人との折半で保険料を払うことになり、配偶者が無職の場合、配偶者の保険料は免除されます。一方、フリーランスは厚生年金ではなく国民年金に加入することになり、配偶者分を含めて保険料は全額自己負担となります。ただし、特定の条件をクリアすれば、フリーランス医師であっても、勤務先の社会保険に加入することができます。

    “特定の条件”とはどのような条件かというと、たとえば、「勤務時間・曜日指定で働いている」「報酬が自給・日給・月給ベース」「業務遂行に裁量が少ない」「代診を自由に立てられない」「勤務場所が指定されており、院内規則に従っている」などを満たしており、正職員の所定労働時間・日数の3/4以上働いている場合などが挙げられます。

    【重要】フリーランス医師の「医師賠償責任保険」

    常勤医であれば病院が加入する施設賠償責任保険でカバーされますが、フリーランスは自分自身で「医師賠償責任保険」に加入することが不可欠です。

    日本医師会医師賠償責任保険: 医師会に入会することで自動付帯されます。

    民間保険会社の個別加入: 医師会に所属しない場合は、民間(民間医局など)の保険に個人で加入する必要があります。

    特にスポット勤務では、初めて触る器具や不慣れなフローによる事故リスクが高まります。「無保険」状態での勤務は、一回の手技ミスで数千万円〜億円単位の負債を背負うリスクがあるため、独立前に必ず契約を完了させてください。

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    フリーランス医師として働くメリット・デメリットは?

    続いては、フリーランス医師として働くメリット・デメリットをみていきましょう。

    フリーランス医師として働くメリットは?

    まず、主なメリットとしては次のようなことが挙げられます。

  • スケジュールの自由度が高い
  • 収入増加が見込める
  • 人間関係のストレスに悩まされにくい
  • 自分の裁量で仕事しやすい
  • 幅広い臨床経験を積むことができる
  • 将来の開業やビジネス立ち上げに役立つ人脈を築くことができる
  • それぞれ詳しくみていきましょう。

    スケジュールの自由度が高い

    前述の通り、定期非常勤、スポット非常勤、またはそれらを組み合わせるなどして、自分のライフスタイルや都合に合わせた働き方を選ぶことができます。そのため、育児や介護に一定の時間をとられる生活を送っている場合でも、ワークライフバランスをとりやすいといえます。

    収入増加が見込める

    前述の通り、常勤医師と同程度の時間働いた場合、常勤医師より年収が高くなる傾向にあります。ただし、そのぶん、社会保険料の負担などは大きくなるため、スポット非常勤の仕事を請けるなどして、より高い年収を狙うといいでしょう。

    人間関係のストレスに悩まされにくい

    定期非常勤として働く場合も、スポット非常勤で働く場合も、勤務先の人間との付き合いは仕事上の付き合いに留めやすいため、人間関係のストレスに悩まされにくいといえます。ただし、業務を円滑に進めるために必要なコミュニケーションは疎かにしてはいけません。

    なお、必要最低限のコミュニケーションしかとらず、ドライに付き合っていた場合でも、人間関係の悩みに発展してしまう可能性はありますが、その場合、契約を更新せずに次の仕事先を探すこともできます。

    自分の裁量で仕事しやすい

    どんな職場でどんなふうに働きたいのか、自分で決めることができるため、確固とした理想がある場合、それを実現しやすいといえます。たとえば、症例数や手術数を増やしたいなら、定期非常勤の合間に積極的にスポット非常勤の仕事を請ければ、勤務医として働くより多くの手術を経験できる可能性が高いといえます。

    幅広い臨床経験を積むことができる

    特定の勤務先で働き続ける必要がなく、幅広い臨床経験を積むことが可能です。スポット非常勤という働き方を選択すれば、あるときは一般内科で診療して、またあるときは救急対応をおこなうということも可能です。さらに、健診業務や訪問診療などのフィールドでも経験を積むことができます。

    将来の開業やビジネス立ち上げに役立つ人脈を築くことができる

    将来的に開業したい思いがあって、その準備を進めるために一度フリーランスになっている場合などは、さまざまなスポット非常勤の仕事を請けるなどして、人脈を広げるといいでしょう。具体的にコネクションを持ちたい医療機関や施設の仕事を積極的に請けるのもいいですが、フットワーク軽く動いていると、思わぬいい出逢いがある場合もあります。人脈そのもののほかに、これまで出逢うことのなかった人とさまざまに出逢うことで、自分のなかに新しい考えやアイディアが蓄積していくことも期待できます。

    フリーランス医師として働くデメリットは?

    主なデメリットは次の通りです。

  • 収入が不安定になる可能性がある
  • 社会保険料の負担が大きい
  • 医療ミスやトラブルが起きた際、勤務先から守ってもらえない可能性がある
  • 自己研鑽し続けることが必要である
  • 税金の申告や経理業務などに時間を割かなければならない
  • 移動の負担が増える場合がある
  • それぞれ詳しくみていきましょう

    収入が不安定になる可能性がある

    スポット非常勤として働く場合、常に仕事があるとは限りませんし、定期非常勤として働いていたとしても、先に解説した通り、先方の都合で契約が打ち切りになる場合があります。その結果、収入が不安定になる可能性が否めません。

    社会保険料の負担が大きい

    前述の通り、健康保険や年金は基本的に自己負担となるため、社会保険料の負担が大きくなります。家族を養っている場合、そのぶんの保険料もかかるため、さらに負担が大きくなります。また、国民年金と厚生年金とでは、将来の受給額に大きな差があるため、「負担が大きいのに戻ってくるお金が少ない」ということも頭に入れておきましょう。

    参考までに、厚生労働省が公表している令和7年度の年金額の目安は、国民年金は月額69.308円(1人分)で、厚生年金は月額232,784円(夫婦2人分の老齢基礎年金を含む標準的な年金額)です。

    参照:厚生労働省「令和7年度の年金額改定についてお知らせします~年金額は前年度から1.9%の引上げです~」

    医療ミスやトラブルが起きた際、勤務先から守ってもらえない可能性がある

    正職員ではないフリーランス医師が勤務中に医療ミスを犯した場合、医療機関側は“被害者”の立場に立つことがあるので注意が必要です。たとえば、医療機関側が「フリーランス医師が独自に判断して処置をおこなった」などと主張すると、法廷においてフリーランス医師が不利になる場合があります。

    自己研鑽し続けることが必要である

    定期非常勤としてもスポット非常勤としてもいい仕事を任せてもらうためには、知識やスキルが評価される必要があります。しかし、医療は常に進歩しているので、現時点で高く評価されていたとしても、成長する努力を怠れば、1年後には評価が低くなる可能性があります。そのため、自己研鑽し続けることが大切です。知識やスキルを磨く方法はいくつかありますが、最新の情報を収集し続けるためには、学会参加や資料の購入などが有効であるため、それなりに経費がかさみます。

    税金の申告や経理業務などに時間を割かなければならない

    独立してフリーランスになると、税金の申告や日々の経理業務をすべて自分でおこなう必要があります。煩雑な事務作業が苦手であれば、税理士に丸投げすることも可能ではありますが、税理士に依頼するとそれなりにコストがかかります。

    ただし、自分で作業することにも一長一短があり、コストを抑えることが可能で、経理についての知識が身に付く一方、作業時間がとられるうえ、許容範囲を超えて経費で落としていることなどが指摘されて、追徴課税となる可能性もゼロではありません。税理士に依頼すれば、そのリスクは大幅に減るといえます。

    移動の負担が増える場合がある

    スポット非常勤の仕事を請け負う場合などは特に、さまざまな場所に移動することになるため、勤務医として毎日同じ職場に通うことと比べて、移動の負担が大きくなりやすいでしょう。日帰りが難しいエリアでの仕事を請けた場合など、ホテルに宿泊しなくてはならないこともあるため、人によっては、肉体的にも精神的にも疲れを感じやすいかもしれません。

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    フリーランス医師になるために必要なステップ

    フリーランス医師になるステップは次の通りです。

  • 1 勤務先に退職の意思を示す
  • 2 退職日を迎える
  • 3 健康保険と年金の切り替えをおこなう
  • 4 開業届を提出する
  • 5 青色申告承認申請書を提出する
  • 6 インボイス制度(適格請求書発行事業者)への対応検討
  • フリーランス医師になるために職場を辞めたら、まずすべきことは健康保険と年金の切り替えです。厚生年金から国民年金への切り替えは、退職日の翌日から14日以内と定められています。

    開業届および青色申告承認申請書に関しては、原則としては提出が必要ですが、定期非常勤がメインで、医師としての収入の大半が給与所得となるケースにおいては、開業届を出さなくても問題になりにくい場合があります。

    医療行為(保険診療)の対価には消費税がかかりませんが、「産業医報酬」「執筆料」「講演料」などは課税取引です。これらを中心に活動する場合、インボイス登録をしていないと、契約先企業から敬遠されたり、消費税相当額の値下げを求められたりする可能性があります。自分の業務形態に合わせて登録の是非を判断しましょう。

    参照:国税庁「個人事業の開業届出・廃業届出等手続」

    参照:国税庁「所得税の青色申告承認申請手続」

    青色申告承認申請書に関する注意点

    青色申告承認申請書の提出期限は、次のように定められています。

  • 原則:その年の 3月15日まで
  • 新規開業の場合:開業日から2か月以内
  • この期限を過ぎると、その年は青色申告が使えません。つまり、たとえば5月に開業届を出して、同年6月に青色申告承認申請書を提出した場合、期限内ということになるため、同年の1月~12月分に関して青色申告で処理できるということになります。一方、期限を過ぎて提出した場合、その年は白色申告で確定申告をおこない、その翌年から青色申告で確定申告できるということになります。なお、提出が翌年かつ開業日から2か月以上経っている場合は、翌年も白色申告しか使えず、翌々年から青色申告での処理が認められることになります。

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    フリーランス医師に向いている人の特徴は?

    自分がフリーランス医師としてやっていけるかどうか、自分でわからないという場合、まずは自分に次のような特徴があるかどうかを考えてみましょう。

  • 主体性を持って行動できる
  • 先々を見通して物事を考えることができる
  • 自己管理能力に自信がある
  • 交渉能力・コミュニケーション能力に自信がある
  • 自分を売り込むのが得意または好きである
  • それぞれ詳しくみていきましょう。

    主体性を持って行動できる

    フリーランス医師になると、自分から仕事を取りに行くことが必要になります。医師としての腕の良さが知れ渡っている場合に関しては、自分から求人に応募しなくても各所から声が掛かる可能性もありますが、そうでない限り、主体性を持って行動することが大切です。

    先々を見通して物事を考えることができる

    定期非常勤の場合、前述の通り、先方都合で契約を打ち切られることもあります。その可能性を視野に入れたうえで、イレギュラーな事態が起きた場合を考えながら先々の計画を立てることが大切になります。また、2か所以上からオファーがあった場合に、どちらで働いたほうがスキル向上が叶い、後々、さらにいい仕事ができるようになるのか、なども考えることができるといいでしょう。

    自己管理能力に自信がある

    複数の勤務先で働く場合、スケジュール管理が大切になってきます。また、定期非常勤として働く合間の時間を利用して商品・サービスを開発したい場合などは、計画を立ててその通りに進めることができなければ、目標に達成するまでに時間がかかってしまいます。

    交渉能力・コミュニケーション能力に自信がある

    仕事先と少しでも有利な条件で契約するためには、先方と交渉することが大切です。つまり、交渉能力に長けていることが大事ということになります。また、どんな職場でもトラブルに巻き込まれることなく、うまくやっていくためには、コミュニケーションスキルが大切になります。

    自分を売り込むのが得意または好きである

    やりたい仕事をやるためには、「自分はこの仕事の適任者ですよ」ということを先方にアピールするスキルが必要となる場合があります。また、商品やサービスを開発したい場合や、医療系ライターとして書籍やweb記事などを執筆したい場合などは、自分の名前で仕事をとっていくことになるわけですから、「自分の名前を出すことで商品やサービスが売れる」「自分なら説得力のある記事を書くことができる」などを先方にうまく伝えることが大事になってきます。

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    フリーランス医師の仕事の探し方

    フリーランス医師の仕事の探し方はさまざまです。代表的なものとしては次のような方法があります。

  • 医療専門求人サイト
  • フリーランス医師向けエージェント
  • 医療系のコンサルティングファームに登録
  • 直営業
  • SNSや個人のホームページで売り込む
  • イベントやセミナー経由
  • クラウドソーシング
  • スキルマーケット
  • それぞれ詳しくみていきましょう。

    医療専門求人サイト

    医療の分野を専門に扱う求人サイトとしては、たとえば次のようなサイトがあります。

    参照:医師の求人・転職・募集「ドクタービジョン」

    参照:医師の求人・転職・アルバイト「マイナビDOCTOR」

    参照:医師バイトドットコム

    参照:医師のアルバイト情報サイト「Dr.アルなび」

    参照:日本最大級の医療介護求人・転職サイト「ジョブメドレー」

    フリーランス医師向けエージェント

    代表的な、フリーランス医師向けエージェントは次の通りです。

    参照:医師求人情報・転職支援「M3キャリアエージェント」

    参照:医師の求人・転職・募集なら「リクルート ドクターズキャリア」

    参照:医師転職支援サービス「JMC」
    参照:医師の転職・求人・募集サイトなら「医師転職ドットコム」

    参照:全ての医師に最高の仕事と人生を「民間医局」

    医療系のコンサルティングファームに登録

    医師免許を活かして医師として働くのではなく、医療コンサルタントとして活躍したいなら、医療系のコンサルティングファームに登録するのが一番です。医療系コンサルティングファームは、医薬品や慰労機器メーカ0、病院、バイオベンチャー、臨床・非臨床試験を受託する企業などにコンサルティングサービスを提供しているので、スタッフ登録しておけば、医療コンサルタントとして仕事を請け負うことができます。

    ただし、医療コンサルタントには、医師としての知識および経験以外に、経営のスキルやIT、法務のスキルなども必要になるため、勤務医から独立してすぐに医療コンサルタントとして活躍することは難しいと考えられます。つまり、開業医として一定の経験を積んでからのほうが採用される可能性が高いといえるでしょう。

    直営業

    働いてみたい医療機関や施設があるなら、目当ての医療機関・施設に直接自分を売り込むといいでしょう。先方が公に医師を募集していない場合であっても、売り込むことによって道が開ける可能性はあります。

    SNSや個人のホームページで売り込む

    SNS運用が得意なタイプなら、XやInstagramで自分の強みや興味・関心事を積極的に発信することで、よりマッチング度合いの高いクライアントを引き寄せたいところです。

    これを可能にするためには、自分がどんな人間で、どんなことが得意で、どんな仕事に携わりたいと思っているのかを上手に盛り込んだ投稿にするだけでなく、「より多くの人の目に触れるためには?」も意識しなければなりません。具体的には、フォロワー数を増やすことはもちろん、採用担当者が検索する可能性が高いキーワードを使用することなどが大切です。

    イベントやセミナー経由

    医療関係のイベントやセミナーに出席すると、そこで知り合った人たちを通して仕事を獲得できる可能性があります。必ずしもその場で仕事をもらえるというわけではありませんが、「SNSのフォロワーに自分のことを知ってもらう」と同じ感覚で、自分の強みや得意とすることを売り込んでおけば、後々仕事をオファーしてもらえる可能性があります。

    クラウドソーシング

    クラウドソーシングは、業界問わず、フリーランスのなかでも、主に独立したばかりの人や、仕事量を増やしたい人が登録して案件を探すのに役立つ仕組みです。そのため、単価の高い仕事は多くありませんが、「医師としての経験は豊富であっても、医療系ライターとしては初心者」などの場合は、実績を増やしていくために、安価な案件からでも増やしていくという目的で利用してみてもいいかもしれません。

    なお、日本におけるメジャーなクラウドソーシングは次の通りです。

    参照:ランサーズ

    参照:クラウドワークス

    スキルマーケット

    スキルマーケットとは、名前の通り、自分が提供できるスキルを販売できるサイトです。フリーランス医師として提供できるサービスをリストアップして、希望者に購入してもらいます。日本におけるもっとも有名なスキルマーケットはココナラです。

    参照:流通総額No.1 プロが集まるスキルマーケット「ココナラ」

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    フリーランス医師に関するFAQ

    続いては、フリーランス医師に関してよくある質問とその答えをみていきましょう。

    Q. フリーランスと個人事業主は同じですか?

    フリーランスとは、企業に属さず個人で働く“働き方の総称”です。一方、個人事業主とは、法人を設立することなく、税務署に開業届を提出して事業をおこなう、“税務上の区分”です。多くのフリーランスは、個人事業主として開業届を提出していますが、法人化しているフリーランスも存在するため、「個人事業主はフリーランスという働き方の形態のうちの、ひとつの形態」といえます。

    Q. フリーランス医師が活躍しやすい診療科はありますか?

    フリーランス医師が活躍しやすい診療科はいくつかあります。具体的には、次の通りです。

    内科(理由:非常勤の募集が多いため)

    内科は、全国的にみて非常勤医師の募集が多いといえます。なぜかというと、そもそも内科そのものの数が多く、特に外来や当直業務は、常勤医師の負担を軽減する需要が高いためです。そのため、フリーランス医師として安定した収入を得たいと考えているなら、内科の非常勤医師の求人をチェックすることをおすすめします。

    麻酔科(理由:業務が1回完結型であるため)

    麻酔科医の仕事は基本的に1回完結型です。なぜなら、患者が麻酔を必要とするのは、基本的に手術を受ける場合などだからです。そのため、フリーランスとして働く麻酔科医は、他の診療科に比べて圧倒的に多いです。ただし、麻酔科専門医の資格を維持するためには、週に3回以上、同一施設に勤務する必要があります。そのため、定期非常勤として特定の医療機関と契約締結することが必須条件となります。

    産婦人科(理由:慢性的に人手不足であるため)

    産婦人科は、慢性的に医師が不足していることが知られています。なぜかというと、分娩対応のために24時間体制で勤務することが求められることから、働き手の負担が大きいためです。そのため、常勤医の負担を軽減するために、フリーランス医師が必要とされています。

    整形外科(理由:手術のスケジュールが決まっている場合が多いため)

    整形外科は、救急対応がある外科とは異なり、手術のスケジュールが予め決められていることから、曜日固定で働く非常勤医師でも対応しやすいということになります。

    皮膚科(理由:急患が少ないため)

    整形外科同様、急患が少ない皮膚科は、イレギュラーな診療に対応しなければならないことがほとんどないため、非常勤医師でも働きやすい診療科であるといえます。

    フリーランス医師は「準備 9 割」。まずは情報収集から始めよう

    ここまで解説してきた通り、フリーランス医師として成功するためには、“知っておいたほうがいいこと”がたくさんあります。確定申告や社会保険で損をしないための方法、売り込みのポイント、稼ぎやすい診療科などについて、知っているか知っていないかによって成功の確率が違ってきます。加えて、“早い段階で知識を得たうえで、着々と準備を進めておくこと”も非常に大切。安定した収入を得るための下地が整ったうえでフリーランス医師としての活動をスタートできたら、事業が軌道に乗る確率がぐっと高まること間違いなしですよ。

    クラウド型電子カルテ「CLIUS」

    クラウド型電子カルテ「CLIUS」は、予約・問診・オンライン診療・経営分析まで一元化できる機能を備えています。効率化を徹底追求し、直感的にサクサク操作できる「圧倒的な使いやすさ」が、カルテ入力業務のストレスから解放します。

    詳しい内容を知りたい方は下記フォームからお問い合わせください。

    Mac・Windows・iPadで自由に操作、マニュア ルいらずで最短クリック数で診療効率アップ

    特徴

    1.使いやすさを追求したUI・UX ・ゲーム事業で培って来た視認性・操作性を追求したシンプルな画面設計 ・必要な情報のみ瞬時に呼び出すことが出来るため、診療中のストレスを軽減 2.診療中の工数削減 ・AIによる自動学習機能、セット作成機能、クイック登録機能等 ・カルテ入力時間の大幅削減による患者様と向き合う時間を増加 3.予約機能・グループ医院管理機能による経営サポート ・電子カルテ内の予約システムとの連動、グループ医院管理機能を活用することにより経営サポート実現 ・さらにオンライン診療の搭載による効率的・効果的な診療体制実現

    対象規模

    無床クリニック向け 在宅向け

    オプション機能

    オンライン診療 予約システム モバイル端末 タブレット対応 WEB予約

    提供形態

    サービス クラウド SaaS 分離型

    診療科目

    内科、精神科、神経科、神経内科、呼吸器科、消化器科、、循環器科、小児科、外科、整形外科、形成外科、美容外科、脳神経外科、呼吸器外科、心臓血管科、小児外科、皮膚泌尿器科、皮膚科、泌尿器科、性病科、肛門科、産婦人科、産科、婦人科、眼科、耳鼻咽喉科、気管食道科、放射線科、麻酔科、心療内科、アレルギー科、リウマチ科、リハビリテーション科、、、、

    執筆 CLIUS(クリアス )

    クラウド型電子カルテCLIUS(クリアス)を2018年より提供。
    機器連携、検体検査連携はクラウド型電子カルテでトップクラス。最小限のコスト(初期費用0円〜)で効率的なカルテ運用・診療の実現を目指している。


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