今の時代、クリニックのホームページを用意することは必須です。
しかし、なんでもいいからとりあえず用意しておけばいいというわけではありませんし、作ったらそのまま置いておくだけでいいわけでもありません。
ホームぺージの役割として、クリニックのことを知りたいと思っている人に、必要な情報を届けられなければなりませんし、より多くの人にサイトを訪問してもらうための工夫も必要です。
とはいえ具体的にどんなことをすれば集患につながるのか、正直よくわからない……という方も少なくないと思います。
そこでこの記事では、クリニックのホームぺージを運用する際、具体的にどんな対策をとればいいのかについてご紹介していきます。
- ホームページを運用する意味とは?
- ホームページ運用時の注意点
- ホームページ運用に必須!SEO・MEO対策とは
- ホームページ訪問者を増やすための広告とは?
- おすすめの運用代行
- メディカルクオール株式会社
- 株式会社メディカ・アド
- USEN Healthcare(USENヘルスケア)
- ブランディングテクノロジー株式会社
- Medic Art8(メディック アート エイト)
- WEBMARKS(ウェブマークス)
- 株式会社ピッコルーナ
- HS Works
- アクセルメディア
- 株式会社デジタルトレンズ
- レオリンク
- K PROJECT
- メディアプライムスタイル
- 845design(はしごデザイン)
- 株式会社バンラボ
- Kurumi
- 有限会社サウンドボード
- 株式会社コルボ
- ミツワ広告株式会社 株式会社ミツワプランニング
- 株式会社協和企画
- 株式会社インサイト・アイ
- ADLIVE Communication(エードライブ コミュニケーション)
- まとめ
ホームページを運用する意味とは?
ホームページの開設時および運用時に意識したいのが、「ホームページを運用する意味」について。
ホームページが担っている大きな役割は、集患および増患です。また、スマホが普及した今、検索をきっかけにクリニックの存在を知る人はとても多いです。
そんな中で、ホームページが果たす第一の役割は、クリニックについての正しい情報を正確に伝えることです。
クリニックの住所や電話番号、受付時間、休診日などの情報はもちろん、どんなドクターがどんな方針で診療を行っているのかも、患者さんにとっては気になるところです。
また、順番待ちシステムを導入するなら、Web予約のページを設ければ患者さんにとっての利便性が高まりますし、オンライン問診で患者さんの待ち時間の短縮もできるでしょう。
まずはそのことを意識しながら、運用にあたることがとても重要になってきます。
次の項からは、「ホームページの運用時、具体的に注意すべきこと」についてご紹介します。
ホームページ運用時の注意点
続いては運用時に気を付けたい、ホームページのNGポイントをみていきましょう。
患者さんのニーズを考えること
まず第一には、ホームページを見に来る人が「どんな情報を欲しているのか」を考える必要があります。
たとえばクリニックが産婦人科であるなら、「ピルを処方してもらうにはどうすべきなのか?」「女性の医師はいるのか?」などの情報を知りたくてサイトを訪問する人も多いでしょう。
そうしたニーズについて考えず、クリニック側のこだわりばかり伝えても、「知りたい情報が得られなかった」とがっかりされてしまいます。
問い合わせ先はわかりやすくする
クリニックに急ぎで問い合わせたいのに、電話番号やメールフォームン殿問い合わせ先がホームページ上のどこにあるのかわかりにくいと、患者さんさんはストレスを感じてしまうでしょう。
ただし、急ぎではない質問も含めたすべての問い合わせに対応していたら、クリニックの業務が滞ってしまうことも考えられます。
それを防ぐためにも、必要な情報がどこにあるかがわかりやすいホームページ作りを心がけることが大切です。
施設の写真を掲載する
外観、内観の写真がなければ、どんなクリニックであるのかイメージできないため、来院したいと思ってもらいにくいでしょう。
できれば、ドクターの写真も公開しているほうが、患者さんからは選ばれやすくなります。
とはいえ、昨今はクリニックがターゲットとなった事件なども多いことから、ドクターやスタッフの写真掲載は控えたいと考えるクリニックも増えているでしょう。
しかし一方で、患者さんの立場に立って考えると、どんなドクターに診てもらえるかわからないことは不安に感じられるかもしれません。
なかなか難しいところではありますが、その場合は最低限施設の写真だけを使用するというのもひとつの手。
また、ドクターやスタッフの写真を載せる場合は、セキュリティ対策にも力を入れるなど工夫していきたいところです。
院長の情報を記載する
院長の簡単なプロフィールと併せて、得意とする治療やクリニックの理念なども掲載すれば、患者さんから親しみを持ってもらいやすいといえます。
治療方針や理念に共感した患者さんからかかりつけ医として頼ってもらえる可能性も高まるので、人となりがわかる情報はしっかりと盛り込んでおきたいものです。
治療内容は詳しく記載する
具体的な症状に対して、自院がどんな治療を行っているのかを記していなければ、患者さんは不安に感じてしまうかもしれません。
また、複数のクリニックのホームページに記されている内容を比較検討してクリニックを選ぶ患者さんも多いので、「選ばれるクリニック」になるためにも、他院との差別化を意識することも大事です。
専門用語はわかりやすく解説する
医学的な専門用語を多用した文章だと、患者さんが読むのを億劫に感じてしまうでしょう。
また、文字数が多すぎることも好ましくありません。
文字を読むのが苦手な人もいることを意識して、誰にとってもわかりやすいホームページを目指しましょう。
医療広告ガイドラインに違反する内容
- 誇大表現
- 他院との比較表現
- 患者さんに誤認させる恐れのある表現
などなど、ホームページに盛り込んではいけないとされる項目が複数あります。
ホームページを作る際には、医療広告ガイドラインを隈なく確認し、違反している箇所がないかをチェックしましょう。
ホームページ運用に必須!SEO・MEO対策とは
ホームページをより多くの人に見てもらうためには、SEO対策、MEO対策を講じることが必要です。
SEO対策とは?
SEOとは、Search Engine Optimization の略で、日本語では「検索エンジン最適化」と訳されます。
たとえばクリニックの場合、症状(「のどが痛い 原因」「ひじが上がらない」など)など、具体的なキーワードで検索されたとき、検索結果の画面で、Webサイトに掲載され散るコンテンツが記事一覧の上位に表示されるための施策をこう呼びます。
いかに検索した人のニーズを満たしているかによって、検索時に表示されるコンテンツの順番が決まるため、ターゲットとなる患者さんが検索に使用しやすいキーワードはどんなものかを考えて、そのキーワードに関する情報を盛り込んでおくことなどが重要になります。
ただ、このSEO対策はコンテンツを作ったり修正したりといった手間や時間がかかるのに加え、たとえば、今日上位に表示されていても、そのまま放置していたら、一か月後、一年後は表示順位が下がってしまう可能性もあるのです。
そのため、自院で万全な対策を取ろうと思ったら至難の業。
プロに任せて、定期的にテコ入れしてもらうのが得策と言えるでしょう。
SEO対策についてプロに任せる場合、「他院と比べて自院のすぐれているところは?」「患者さんのニーズに対して自院にできることは?」の2点についての考えをまとめておくと、制作がスムーズに進みやすくなるはず。
自院の強みについて考える際には、受付スタッフなどにも意見を聞くと、患者さんの直接的な声などをもとに、思いもよらなかった強みを挙げてもらえるかもしれませんよ。
【あわせて読みたい】クリニック、病院のSEO対策には何が必要?
MEO対策とは?
MEOとは、Map Engine Optimization の略で、日本語では「マップ検索エンジン最適化」と訳されています。
先ほどご紹介したSEOのGoogleマップ版、と考えていただけるとよいかと思います。
Googleマップに店舗や企業などの情報を記載しておき、ローカル検索(地域名+ニーズ。たとえば「渋谷 内科医院」など)をかけたとき、なるべく上位に表示させるための対策のことを言います。
もちろんクリニックも、「Googleビジネスプロフィール」を使えば、Googleマップ上に自院の情報を表示させることが可能です。
今や新規の患者さんのほとんどがスマホ検索でクリニックを見つける時代。MEO対策をとる意味は大いにあると言えます。
キーワードをうまく組み合わせれば、「ユーザーが今いる場所から近いクリニック」としての上位表示も可能なうえ、Googleビジネスプロフィールの上位3位程度までの「ローカルパック」はオーガニック検索(マップではない、通常の検索結果のこと)より上に表示されるため、そのぶんクリック率も高くなるでしょう。
また、SEO対策においては競合が星の数ほど存在しますが、MEO対策では、Googleマップ上で表示される競合の近隣クリニックのみがライバルとなるため、対策が比較的簡単なこともメリットの1つ。
SEO対策と比べてコストも安価で対策しやすいのもメリットです。
公式サイトや予約サイトへリンクを貼ったり、簡単なWebサイトを作ったりも無料でできるため、費用対効果が非常に高いのがうれしいところ。
効果が出やすいよう、きれいな写真を使うなどして、見やすいサイト作りを心がけましょう。
また、Googleマップ上位に表示されるようになると、口コミも入りやすくなるため、よい口コミが多く入れば、その口コミを見た人が来院する確率も高くなるでしょう。
そのため、MEO対策を講じることだけに力を入れず、普段から好感度の高い接客を心がけることなども大切です。
【あわせて読みたい】>>集患にも効果的!「MEO」とは?グーグルビジネスプロフィールの上手な活用方法
ホームページ訪問者を増やすための広告とは?
SEO対策やMEO対策をとっても訪問者が増えにくいようなら、ホームページに誘導するためのweb広告を出すことを考えてもいいでしょう。
クリニックのホームページに適したWeb広告としては、主に以下の3つが挙げられます。
リスティング広告
GoogleまたはYahooの検索BOXで検索した際、検索結果の上部に表示される広告が「リスティング広告」です。
気になる症状や病名で検索したユーザーに対してのアプローチとなるため、患者さんを獲得しやすいといえるでしょう。
メインの出稿先は、GoogleAdWords、Yahooスポンサードサーチとなります。
バナー広告
バナー広告の多くは、一度そのサイトを訪問したユーザーを追いかけて配信される広告です。
その特性ゆえ、「リターゲティング広告」とも呼ばれます。
基本的に、病気や気になる症状は「早く治したい」と考えている人が多いため、日数が経過してしまうと、既に他院で治療済または治療中または治療そのものへの関心が薄れている場合があります。
そのため、リターゲティング広告は、自院のホームページを訪れてから日数の浅いユーザーに対して配信するのが得策です。
出稿先としては、Googleディスプレイネットワーク、Yahoo! ディスプレイアドネットワークがメインとなります。
また、KANADEやCriteoなどのDSP媒体、Facebook広告やTwitter広告などのSNS広告での配信も視野に入れるといいでしょう。
サーチターゲティング、プレースメント指定配信
また、Yahoo! ディスプレイアドネットワークの「サーチターゲティング」もひとつの選択肢。
これは、指定したキーワードをユーザーが過去に検索している場合、バナー配信が行われるもの。
リマーケティングと同等の成果が期待できます。
また、病名に関する情報サイトでの配信、リマーケティング広告やサーチターゲティングでCVの多かったページに対する配信を行う「プレースメント配信」も一手です。
おすすめの運用代行
ホームページ制作およびSEO対策、MEO対策は、ITに精通しているドクターであれば自分でできなくもないですが、どんなに知識が豊富であっても、それなりに時間がかかることを考えるとプロに頼んだほうが得策かもしれません。
本業の医療にしっかりと時間をかけるためにも、安心して任せられる依頼先を見付けましょう。
クリニックの広告を得意とする制作会社はいくつかありますが、そのなかでも特におすすめを紹介します。
メディカルクオール株式会社
- 700店舗を超える調剤薬局を展開している『クォールグループ』に所属する制作会社
- 調剤事業に加え、医療動向や各種調査データも把握したうえでプロモーションを展開してくれる
- 執筆および構成を担当するのは、ガイドラインやレギュレーションを熟知したメディカルライター
- 論文の精査やプロモーションコード・作成要領に基づく校閲なども安心して任せられる
株式会社メディカ・アド
- 医療系総合広告代理店として長年の実績がある
- 企画から制作まで一気通貫で請け負ってもらえる
- 効果的なプロモーションのために幅広い広告を用意
- 納品後には継続的にサポートしてくれる
USEN Healthcare(USENヘルスケア)
- 最短2週間程度でスマホ・PC対応のホームページを制作
- 制作コスト、継続コストともに業界最高クラスの低価格
- 操作マニュアルを使えば簡単に更新可能
ブランディングテクノロジー株式会社
- 医療専門のwebコンサルタントがクリニックの課題をヒアリングして作成
- 集患拡大やチームビルディングのための策を練ってくれる
Medic Art8(メディック アート エイト)
- 医療分野の情報を、誰にでもわかりやすいように伝えることを目指している
- YouTubeをはじめとするSNSを活用して患者さんに情報を発信することに関しても知識が豊富。幅広く提案してもらえる
WEBMARKS(ウェブマークス)
- 「成果の出るサイト、成果のあがる運用」をモットーに、ホームページの制作から集患までをトータルでサポート
- 顧客満足度98%
株式会社ピッコルーナ
- 女性スタッフが女性目線でホームページを制作
- 集患やイメージアップに強く、新規開業をしっかりサポートしてもらえる
HS Works
- SEO対策も万全のホームページ作りに定評がある
- 都内近郊であれば、ホームページ内で使用するクリニックの写真の撮影などにも対応
アクセルメディア
- ホームページ制作に特化して、サイト制作後の「サイト運営」にも重きを置いている
- SEO、MEOともに万全
- デザインに納得いくまで修正してくれる
- 高額な開発費がかかる独自システムも良心的な価格で構築
株式会社デジタルトレンズ
- クオリティの高い広告運用、報告、分析に定評がある
- Facebook、Twitter、Instagram、LINE広告、Criteo、その他媒体への出稿も対応可能
- 動画広告やアフィリエイト広告の制作にも対応
レオリンク
- 集患が期待できるホームページ制作と納品後サポートが支持されている
- ECサイトや集患メディアサイトの制作実績も
K PROJECT
- 各クリニックが自分たちで更新できるよう、更新しやすさを重視したシステムを導入
- オプションで、院内やドクターの写真撮影や動画撮影も依頼可能
メディアプライムスタイル
- WordPressを使ってハイクオリティなホームページを格安で制作
- 制作後はサポートチーム+各クリニック専属の担当者がサポート
845design(はしごデザイン)
ホームページ制作のほか、ロゴデザインやチラシ制作、シールやバッチなどの記念品デザインを相談することも可能
株式会社バンラボ
- 医療機関に特化した総合ネット集患支援を行っている
- 経験豊富なプロのコンサルタントが、マーケティング面からクリニック経営を支援してくれる
Kurumi
- 制作後の定期メンテナンスやアフターフォローに力を入れている
- アクセス解析標準設置、SEO・MEOなどの定期コンサルティングも実施
- 携わった企業の会社生存率は95%を超えている
有限会社サウンドボード
- SEO対策に強いホームページ制作のスペシャリスト
- スマホやWordPressをはじめとした各種CMSにも対応
株式会社コルボ
- クリニックの魅力を効果的に伝えるホームページ制作を得意としている
- ヘルスケアや各種規制を熟知したメディカルライターが執筆を担当
- 印刷物や動画制作にも対応
ミツワ広告株式会社 株式会社ミツワプランニング
- ドクターの人となり、専門、診療実績、クリニックで提供している治療・検査内容などをしっかり聞いたうえでアドバイスを行い、予算内で無駄なくプロモーションを展開
- ドクターの理念を形にすべく、クリニックのロゴマーク作成から携わってくれる
株式会社協和企画
- webを活用したプロモーションに力を入れている広告会社
- 医療従事者および医療消費者に向けたノベルティグッズやプレミアムグッズの提案なども行ってくれる
株式会社インサイト・アイ
「インスタ事業部」では、webサイト制作はもちろん、患者さん向けのアプリ制作なども行っている
ADLIVE Communication(エードライブ コミュニケーション)
- 理念を体現するためのロゴ制作やホームページ制作を通して、クリニックのブランディングを行ってくれる
- 書籍の編集やパンフレット制作においても定評がある会社なので、紙の印刷物を使ってプロモーションしたいときにもうってつけ
ADLIVE Communication(エードライブ コミュニケーション)
まとめ
気になる広告会社が複数あって、どの会社にお願いしたらいいか決めかねる場合は、相見積もりを出してもらいましょう。
どんなに理想的な制作物であっても、予算に合わなければ意味がありません。広告にお金をかけすぎて金銭的に余裕がなくなることがないよう、よく考えて選んでくださいね。
特徴
その他特徴
対応業務
診療科目
特徴
対応業務
その他特徴
診療科目
この記事は、2021年11月時点の情報を元に作成しています。